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8月22日の日本民話
(8月22日的日本民間故事)
三百歳の仙人 (健全普通話版)
三百歲的仙人
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、大和の国(やまとのくに→奈良県)の十津川(とつかわ)という所に、木こりたちが暮らす家がありました。
在很久很久以前、位於大和國的十津川、有一大堆的伐木工是駐紮在這裡安了家。
ここは山に囲まれた深い谷間で、一度道に迷うとなかなか帰ってはこれません。
此處的地勢為群山所環繞之低谷、若在這裡迷失了方向、再要想找到回去的路那就很難了。
そこで木こりたちは、何人かずつが一緒になって仕事をするのです。
因以上之故、就連是長年盤踞在此的伐木工人們也都是會幹活時幾個人一起組個隊前去好有個照應。
ある日の事、五人の木こりが山奥で、大木を切っていました。
於某天、這次是五名的伐木工人一起組成了団、進到了這深山老林裡去、砍起了大樹了。
そろそろお昼ご飯にしようと思っていると、茂みの向こうから、まっ赤な顔をした全身毛むくじゃらの鬼のような男が現れたのです。
可就當是從早上砍到了中午、正就準備要吃個午飯填飽填飽肚子之時、從對面的草叢方向一下子就是傳來了動靜、突然、這玩意兒他現身了、一頭紅臉的長毛怪、就這傢伙你看到了他的第一眼後還就以為這是個鬼呢。
「おっ、鬼だーー!」
哇啊啊、有鬼啊!
気の強い一人が木こりが、持っていたオノを振り上げました。
你說就給你突然冒出了個這玩意兒吧、但就是有一名老師傅人家膽子大、仗著自己有斧頭也是給自己壯上了膽、準備是跟人比劃比劃去了。
すると毛むくじゃらの男が、手を振って言いました。
可就是這情況已經不對了起來之時、紅臉長毛怪他也對著師傅們是把手揮了揮起來、開始打招呼了。
「待ってくれ! わしは、怪しい者ではない。この山で暮らしている、人間だ!」
別慌、別慌、先停停!我可不是甚麼奇怪的傢伙、我是一直就在這座大山裡面住著的人類呢!
人間と聞いて木こりたちは安心しましたが、でも、木こりでもない人間が、こんな山奥に住んでいるのは変です。
師傅們聽到這玩意兒他會說話呀、還說自己是個人、這就一下也把那顆悠著的心給放心了、可現在問題來了呀、那你這傢伙本事就大了去呀、敢一個就住在了山裡、這可要怎麼活呀。
そこで、一番年上の木こりが尋ねました。
看人家還是可以交流的、這就最大的一名老師傅是先向人家開了個口。
「どうして、こんな山奥に住んでいる?!」
你搞甚麼不好、為甚麼偏偏就選擇待在這山裡面住呀?!
「わしは、十津川の向こうにある、熊野の村の人間だ。十八の時に両親が亡くなったので、それ以来ここで暮らしている」
我本來也是村子裡的人、就是十津川對面的熊野鄉啦、可就是因為我十八歲的時候兩親都陸續死亡了去、後來我就也都是長年開始隱居在這深山之中了。
「そうか。それで、わしらに何の用だ?」
這樣呀、那你跑出來給我們打了個招呼這是為了個啥事呀?有事找我們?
「すまんが、塩をわけてくれ。大事に使ってきたが、とうとうなくなってしまった」
是的呢、其實我就是想來問你們過來討點鹽來的、雖說家裡的鹽給我省著省著的用、但這時間一久還是全完了。
男は塩の代金だと言って、自分で捕まえた鳥やウサギを差し出しました。
男子還說自己可以付錢、人家拿出了一些個自己捉住的鳥兒還有野兔說是想用這個抵押。
この男は山の中で人の声がすると、こうして塩をもらう事にしているのだそうです。
其實就這個男子他光都不止是一次這樣幹了、基本上只要是看到山裡來了人、為了交換食鹽他就都會這樣的主動現身後給人家是打上一個招呼。
ところが多くの人は男の姿を見ただけで逃げてしまい、塩の話しをするどころではなかったそうです。
可大多數的情況的下、就都是沒有常人能夠遭的住的、看到這隻紅臉長毛怪是狗膽都給直接嚇沒了、撒腿就跑、所有說這鹽嘛、它也就交易失敗了。
「さては、この山に現れる鬼の正体は、お前さんであったか」
天啦、原來村子裡面一直傳的那個深山裡面的猛鬼、好傢伙、竟然就是你呀。
この山では何人もの木こりたちが、鬼を見たと言っていたのです。
來此深山砍樹的多名師傅們、都有述說過曾經就在這是遇上了鬼的經歷。
「しかし、こんな何もない山奥で、よく一人で暮らせるものだ。いつ頃から、ここに住んでいるのだ?」
但你別說、你就還真是行呀、就自己這麼的一個人、獨自的活在了這大山之中、從甚麼時候開始的呀、你自己還記得都過了多少個年頭嗎?
「ずいぶんと前なのではっきりとは覚えていないが、山に入るころの年号は、たしか文安(ぶんあん→一四四四年~一四四九年)とか言っていたように思うが」
那都是有好久好久以前了呢、具體的時間嘛、對了、當時我入山的年號我記得確實就是文安吧。
「文安? そんなに、長い間も?!」
文安?天啦、這都得是過了多久呀?!
木こりたちは、あらためて驚きました。
男子的驚人一語、讓老師傅們一個個是全震驚了。
「文安と言えば、今から三百年以上も前ではないか。これでは鬼ではなく、仙人だ」
若要是真的從文安開始算的話、就現在那可都是三百多年以前了呀、這麼說來、那你在山上都不是變成了鬼、而是修成了一位仙人呀。
「まったくだ。大した長生きだな」
對呀對呀、你這都長命三百歲了呢。
その後、男は木こりたちから塩をゆずってもらうと、また山奥へと姿を消してしまいました。
後面的閒聊又是繼續的持續了一陣吧、等到大家都是確認了沒甚麼問題、男子也就從老師傅們那把鹽也是給交換來了、隨即人家便就又是隱入了深山。
この仙人、今もどこかで生きているのかもしれませんね。
現在就說說紅臉長毛怪吧、準確的來說是仙人、說不定人家現在就還活在那個山裡繼續住著呢-也不是沒有這個可能吧。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
三百歳の仙人
長壽仙人
むかしむかし、大和の国(やまとのくに→奈良県)の十津川(とつかわ)という所に、木こりたちが暮らす家がありました。
到好久以前、大和國十津川、這裡就住到一群砍樹的養活一家人。
ここは山に囲まれた深い谷間で、一度道に迷うとなかなか帰ってはこれません。
這地方位於被群山圍到的低谷、四面全是山、人一走迷、過就夾卵邏不到路困死到山裡了。
そこで木こりたちは、何人かずつが一緒になって仕事をするのです。
有這條緣故到、每次砍樹都是好幾條傢伙一起、分批次去、這麼人多總有人曉得路。
ある日の事、五人の木こりが山奥で、大木を切っていました。
這天就五條人一起入深山、倒大樹。
そろそろお昼ご飯にしようと思っていると、茂みの向こうから、まっ赤な顔をした全身毛むくじゃらの鬼のような男が現れたのです。
夜了、要準備回去吃飯的時候、夾卵、碰到鬼了、紅到一副臉全身濃毛。
「おっ、鬼だーー!」
鬼!
気の強い一人が木こりが、持っていたオノを振り上げました。
老師傅不懼、充當五人裡面最屌的這個、提到把斧頭上去了。
すると毛むくじゃらの男が、手を振って言いました。
這時就看到別個擺手了。
「待ってくれ! わしは、怪しい者ではない。この山で暮らしている、人間だ!」
停停停停停!我是住這山上的傢伙、跟你們一樣的、是人。
人間と聞いて木こりたちは安心しましたが、でも、木こりでもない人間が、こんな山奥に住んでいるのは変です。
聽到別個是人這一下安心了、㫘曉得這還通的來語言、原來是住山上的、怪不得毛這麼多。
そこで、一番年上の木こりが尋ねました。
「どうして、こんな山奥に住んでいる?!」
砍樹的這就問了、這山上是要怎麼個住法?你一個人啊?
「わしは、十津川の向こうにある、熊野の村の人間だ。十八の時に両親が亡くなったので、それ以来ここで暮らしている」
我以前住村裡的、小時候屋裡人全死完這才上山的。
「そうか。それで、わしらに何の用だ?」
那我剛剛看你到舞手喊我們的樣子、是有甚麼事啊?
「すまんが、塩をわけてくれ。大事に使ってきたが、とうとうなくなってしまった」
我是講看到有人、想討點鹽來的。
男は塩の代金だと言って、自分で捕まえた鳥やウサギを差し出しました。
這就講自己身上㫘錢、但是有點野味可以替下子、兔子啊野雞甚麼的。
この男は山の中で人の声がすると、こうして塩をもらう事にしているのだそうです。
原來是只要人一來男的就都擺手。
ところが多くの人は男の姿を見ただけで逃げてしまい、塩の話しをするどころではなかったそうです。
但是還㫘開口別個就馬上跑不見了去、自己就是想討點鹽。
「さては、この山に現れる鬼の正体は、お前さんであったか」
我聽別個都講這山上有鬼、原來講的就是你啊。
この山では何人もの木こりたちが、鬼を見たと言っていたのです。
這人到山上樹砍到的、突然來條全身毛的野人肯定以為是鬼啦、主要是這臉還是條紅傢伙。
「しかし、こんな何もない山奥で、よく一人で暮らせるものだ。いつ頃から、ここに住んでいるのだ?」
我問你、你一個人住好久了哦?這地方你能一直住落去也是條人才了。
「ずいぶんと前なのではっきりとは覚えていないが、山に入るころの年号は、たしか文安(ぶんあん→一四四四年~一四四九年)とか言っていたように思うが」
那我哪還記得到哦、我只曉得當時進來前年號還是文安。
「文安? そんなに、長い間も?!」
有這麼久!?
木こりたちは、あらためて驚きました。
也不曉得是不是到扯卵談、這話講出口是幫所有木工都驚了個卵脬翻天。
「文安と言えば、今から三百年以上も前ではないか。これでは鬼ではなく、仙人だ」
按你這麼講、你文安進來的、這三百年以上都有的啊、你莫不是到山上都住成神仙了哦。
「まったくだ。大した長生きだな」
是啊、這就神仙能活這麼久了啊。
その後、男は木こりたちから塩をゆずってもらうと、また山奥へと姿を消してしまいました。
這就一陣卵談扯完、也不曉得為甚麼砍樹的會隨身佩到鹽、反正換來幾個兔子野雞也不虧、等東西跟別個換了去、也是各自散了。
この仙人、今もどこかで生きているのかもしれませんね。
按講這傢伙現在還活到的也不是㫘得這個可能。
おしまい
结束
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