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10月7日の日本民話
(10月7日的日本民間故事)

あこや姫

あこや姫 (健全普通話版)
珠(阿古耶)姬

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、千歳山の麓に、あこや姫という、とても琴の上手なお姫さまが住んでいました。
在很久很久以前、於千歲山麓、就住著有一名十分擅長彈琴的珠姬公主。

ある夜の事、あこや姫が琴を弾いていると、
這天是在一個夜裡、珠姬照常撫琴。

♪ピーヒャララ
♪呼呼呼呼呼

と、どこかからか素晴らしい笛の音が聞こえてきました。
不知道這時打哪兒就是突然傳出了一陣笛子的旋律。

あこや姫がその笛の音色に聞き惚れて、思わず琴の手を止めると、その笛の主である若者が姿を現して、こう言いました。
珠姬聽著聽著就給這陣優美的笛聲是陷入了恍惚之境、不覺間、撫琴的小手已止、而此時、一位吹奏著笛子的年輕人也於珠姬面前現身、說話了。

「私は、名取の左衛門太郎という者です。あなたの琴の音に惹かれて、ここまでやって来ました。さあ、あなたの琴をお聞かせ下さい」
我自名取來、名字叫做左衛門太郎、現如今來到此地、也是無意間聞琴音踏步而至、稍微打斷了你不好意思、還請公主繼續撫琴吧。

「はい。それでは、ご一緒に」
好呀、那你也吹笛、我們一同。

それからというもの、あこや姫が琴を弾き始めると、若者は笛を吹きながら現れるようになったのです。
就這樣呀、是自這次之後、夜半時分每當珠姬撫琴開始時、便就會有一名吹著笛子的男子同時如約而至。

そんなある日の事、今日も笛を吹きながらやって来た若者が、沈んだ表情であこや姫に言いました。
可就是等時間來到了這一天、此次前來的男子卻是面帶著一臉的愁容、對著珠姬開始訴說了。

「実は私は、千歳山の老松なのです。明日、私は、流された名取川の橋材として切り倒される事になったのです。ですから、もうここには来られなくなりました」
坦白告訴你了吧、其實我就是位於千歲山上的一橷古松、由於名取川橋樑被大水毀壞之故、明天的我、也就要被人砍伐成為那橋上的建材了、今日前來、特意也就是前來最後一別呀。

若者はそう言って悲しくほほえむと、すーっと、煙のように姿を消してしまいました。
說完這話、年輕人悲傷的眼睛裡已是充滿了淚水、可下一秒後、人又是當場的化煙散去了。

次の日、あこや姫が名取川に言ってみると、左衛門太郎が言っていた通り、村では名取川の大橋が洪水で流されていて、その代わりに老松が切られる事になっていたのです。
待時間就是來到了這第二日、珠姬憂心昨日之事前去名取川查探、真就是如左衛門太陽昨晚所言一致、村裡為了是修繕好那條給洪水沖垮的大橋、計劃是要砍伐掉一顆山上的老松。

「そんな・・・」
怎麼會…………

びっくりしたあこや姫が、その老松の所へ行ってみると、すでに老松は切り倒された後でした。
驚訝的了松姬立馬的就是趕去了那顆老松原本所在的地方、可等自己到來後早就是老松已被砍倒之後了。

けれど不思議な事に、村人たちがその老松を運ぼうとしても、老松は見えない根でも生えているかのように、びくとも動かないのです。
於此時、村民們還在全力的準備運送起這根大木頭呢、但讓人很是納悶的就是、為甚麼這顆松樹明明已倒、卻就還是如同把根是扎在了泥土裡一般、無論多少人拉、都是一直的紋風不動呢。

けれど、あこや姫が老松のそばに来て、切られた老松に手をかけると、今までびくともしなかったのが嘘のように、老松は動き出したのです。
可就是當松姬此次前來了之後、只是走近了老松邊、然後對其枝幹輕輕的一撫、就像是開玩笑一樣的、神奇的事情是立馬的發生、這橷松樹他突然的就是輕易的能動了。

それから数日後、あこや姫は老松が切られた場所に若松を植えて、万松寺を建てて菩提を弔ったのです。
待時間又是過了個那麼數日後吧、珠姬有在被砍倒的老松原地是栽起了一顆小松苗、後又於此所是修建起了萬松寺、為逝去之人祈求供養安息。

やがてこの松は、『あこやの松』と呼ばれるようになり、あこや姫と老松が最後に別れた峠を、『笹谷峠』と呼ぶようになったそうです。
到了最後呀、時間一久、世人就都給後來松姬栽上的那顆小松是叫做“珠松”了、而珠姬於老松離別的最後那處山間小路則是被後人們稱呼為了“笹谷峠”。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

あこや姫
珠姬


むかしむかし、千歳山の麓に、あこや姫という、とても琴の上手なお姫さまが住んでいました。
到好久以前的千歲山麓、這裡住到條時不時撫琴的珠姬。

ある夜の事、あこや姫が琴を弾いていると、
♪ピーヒャララ
這天夜裡就又奏上一曲。
開始了。


と、どこかからか素晴らしい笛の音が聞こえてきました。
但是不曉得從哪裡突來一陣簫音合流、與之共奏。

あこや姫がその笛の音色に聞き惚れて、思わず琴の手を止めると、その笛の主である若者が姿を現して、こう言いました。
而珠姬卻只是對笛聲所感、停了琴絃、隨之、這陣聲音的主人也慢慢入到珠姬面前了。

「私は、名取の左衛門太郎という者です。あなたの琴の音に惹かれて、ここまでやって来ました。さあ、あなたの琴をお聞かせ下さい」
先講了明了自己身份、自己從名取來、名字是左衛門、這次來其實就是為了專門來訪你的這陣琴音。

「はい。それでは、ご一緒に」
珠姬明了別個來意、也就繼續撫琴。

それからというもの、あこや姫が琴を弾き始めると、若者は笛を吹きながら現れるようになったのです。
自此事後、每日當珠姬彈琴時年輕人都會伴到笛聲出現到眼前。

そんなある日の事、今日も笛を吹きながらやって来た若者が、沈んだ表情であこや姫に言いました。
直到有一天、年輕人神色好沈重的講。

「実は私は、千歳山の老松なのです。明日、私は、流された名取川の橋材として切り倒される事になったのです。ですから、もうここには来られなくなりました」
自己實是這千歲山的老樹精、明天這就要被人砍去搭橋了、這次來也是講道最後一次別、以後過這也來不了了。

若者はそう言って悲しくほほえむと、すーっと、煙のように姿を消してしまいました。
了卻了最後的遺憾、男的也是到珠姬面前化成一陣煙散不見了。

次の日、あこや姫が名取川に言ってみると、左衛門太郎が言っていた通り、村では名取川の大橋が洪水で流されていて、その代わりに老松が切られる事になっていたのです。
珠姬對此事有心、次日一早先去探了名取川、發現大橋確是被漲大水毀了去、因故、村人動了山上的老樹。

「そんな・・・」
びっくりしたあこや姫が、その老松の所へ行ってみると、すでに老松は切り倒された後でした。
松姬又急忙往老樹精的地方去趕、到了地方、早就只有一個大樹墩子了。

けれど不思議な事に、村人たちがその老松を運ぼうとしても、老松は見えない根でも生えているかのように、びくとも動かないのです。
此時村民還都到商量這樹要怎麼運、這樹明明已經過砍落來了、還像到地上紮了根一樣、重的是眾人逽不到解決方法。

けれど、あこや姫が老松のそばに来て、切られた老松に手をかけると、今までびくともしなかったのが嘘のように、老松は動き出したのです。
直到珠姬走到了老樹邊上、用手摸到大樹、一瞬、巨木像是也放棄了抵抗、一下過輕了。

それから数日後、あこや姫は老松が切られた場所に若松を植えて、万松寺を建てて菩提を弔ったのです。
又是過了幾日、珠姬到老樹的原所栽了另外一顆小松、而後千歲山上又有了万松寺、松姬每日在內對老樹精進行禱告。

やがてこの松は、『あこやの松』と呼ばれるようになり、あこや姫と老松が最後に別れた峠を、『笹谷峠』と呼ぶようになったそうです。
久了、萬事塵埃消散、世上已無珠姬與人憶起老松、留落來的只有不知何故被喊成珠松的一顆小樹、以及被喊成笹谷峠兩人最後的離別之所。

おしまい
结束

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