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10月30日の日本民話
(10月30日的日本民間故事)
ほらふき村は子どもまで (健全普通話版)
牛皮村的小孩
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、ほらふき自慢のおじいさんが住んでいました。
在很久很久以前、有一個地方的老爺爺就以自己是一位牛皮大王而自居那叫一個驕傲著呢。
「おれにかなうほらふきは、どこにもおるまい。よし、ほら比べに行ってみよう」
能跟我較量這吹牛皮本事的人呀、全天下我看還是連一個都找不著呢、好呀、看我這就去獨孤求敗、去天下間尋個對手來吧。
と、ほらふきで有名な、ほらふき村へ行ったのです。
於是乎老爺爺呢、他就前往了傳聞中威名遠揚的牛皮村。
ほらふき村に着きましたが、村には大人は誰もいません。
到了牛皮村剛想跟人比劃比劃呢、可就是為啥村裡面是一個大人今天都沒瞧見呢?
小さい子どもが一人だけいたので、おじいさんはたずねました。
找來找去最後竟然只是看到了一個小孩子、老爺爺這就也開口打聽了呀。
「坊や、お父さんはどこ行った?」
小娃娃、你家的爸爸去哪兒了呀?
「ああ、富士山(ふじさん)が地震でかたむいたんで、竹を二、三本切って、つっかい棒をしにいったよ」
你問我爹啊?富士山因地震發生了一點傾斜、所以他就去山上砍了兩三橷的竹子、準備去把富士山給扶一下咯。
「それでは、お母さんはどこ行った?」
那孩子你的媽媽她人呢?
「琵琶湖(びわこ)の水がもれ出して空っぽになるといって、おはぎを三つ持って、湖の底をぬりに行ったよ」
琵琶湖底因為破洞而漏了水、我媽呢她就是帶上了三個萩餅、下湖底給補湖去了。
と、子どもなのに上手なほらをふくので、おじいさんはビックリしましたが、こんな子どもに負けてたまるかと、おじいさんもほらをふいてみました。
老爺爺眼看面前之人明明還就只是一個小娃娃、可這滿嘴的牛皮是張口就來、不難免的也是內心震驚、可自己既然是身為牛皮大王、怎能是被你一個小娃娃給唬住呢、老爺爺呀他也就開口咯。
「わしはなあ、昨日は奈良へ行って、大仏殿(だいぶつでん)でハックショーン! と、大きなくしゃみしたら、大仏さんがこっちの村まで飛んでしもうたんだ。わしはそれを、探しに来たんだよ」
其實我呀昨天是去了躺奈良、然後就在那尊大佛前呀、阿嚏!就是這樣的一個噴嚏一打、把人家大佛就給一噴嚏是給刮你們村來了、我今天來此正就是為了找尋這尊大佛呀。
それを聞いた小さい子は、ケラケラ笑い出しました。
聽聞老爺爺此言、小娃娃他是哈哈大笑了起來。
「なーんだ、その大仏さんやったら、昨日、あそこのクモの巣に引っかかって、ゆーらゆーら、ゆれとったよ」
甚麼嘛、就你那個大佛呀、昨天是不幸的給掛在了我們村的那個蜘蛛網上去咯、現在就還在那網子上面蕩呀蕩呀蕩呢。
「・・・・・・」
…………
ほらふきじいさんは、子どもでさえこれだけのほらをふくのだから大人ではとうていかなわないと、そそくさと逃げて帰ったという事です。
就這話一說、老爺爺發現牛皮村的不對頭了、人家就一個小娃娃竟然都能吹出這天大的牛皮、那要是大人來了那還得了、趁現在快點跑吧、不比不比咯。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
ほらふき村は子どもまで
飛天牛皮客
むかしむかし、あるところに、ほらふき自慢のおじいさんが住んでいました。
到好久以前、有條吹牛皮的老杆子認為自己好厲害。
「おれにかなうほらふきは、どこにもおるまい。よし、ほら比べに行ってみよう」
放話哪個要是不服可以跟自己比下子、無人上的起自己的手。
と、ほらふきで有名な、ほらふき村へ行ったのです。
這就為此還專門去訪問了牛皮村、聽到這裡牛皮客也是眾多。
ほらふき村に着きましたが、村には大人は誰もいません。
進到村裡面、怎麼發現全是小卵日啦?大人啦?
小さい子どもが一人だけいたので、おじいさんはたずねました。
攔到條小卵日這就問。
「坊や、お父さんはどこ行った?」
小兒、你老頭啦?
「ああ、富士山(ふじさん)が地震でかたむいたんで、竹を二、三本切って、つっかい棒をしにいったよ」
我老頭去砍幾根竹、準備去撬正富士山了、講最近這富士山有點被地震震歪到。
「それでは、お母さんはどこ行った?」
那你媽啦?
「琵琶湖(びわこ)の水がもれ出して空っぽになるといって、おはぎを三つ持って、湖の底をぬりに行ったよ」
琵琶湖最近漏水、這水都漏完了去、我媽取三條粑粑過去補洞了。
と、子どもなのに上手なほらをふくので、おじいさんはビックリしましたが、こんな子どもに負けてたまるかと、おじいさんもほらをふいてみました。
老杆子一看這小卵日牛皮都吹的這麼狠、更不要講大人了、心想自己還莫輸啦、這也開始了。
「わしはなあ、昨日は奈良へ行って、大仏殿(だいぶつでん)でハックショーン! と、大きなくしゃみしたら、大仏さんがこっちの村まで飛んでしもうたんだ。わしはそれを、探しに来たんだよ」
講自己過來是來逽佛像、昨天自己去奈良參拜、看到佛像感了冒、這就一咳、佛像一下過飛天了、一飛就飛到這邊上、我是專門過來逽的。
それを聞いた小さい子は、ケラケラ笑い出しました。
小兒聽到後就開始笑。
「なーんだ、その大仏さんやったら、昨日、あそこのクモの巣に引っかかって、ゆーらゆーら、ゆれとったよ」
我曉得的、就是昨天飛過來掛我們村蜘蛛網子上哪條佛像嘛。
「・・・・・・」
ほらふきじいさんは、子どもでさえこれだけのほらをふくのだから大人ではとうていかなわないと、そそくさと逃げて帰ったという事です。
牛皮客看到連條小兒自己都戰不贏、這就更莫講大人、為顧忌自己臉面、飛身出了牛皮村。
おしまい
结束
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