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11月3日の日本民話
(11月3日的日本民間故事)
皿々雪(さらさらゆき) (健全普通話版)
嚴松雪
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むかしむかし、あるところに、実子(じっし)と継子(ままこ)の姉妹がいました。
在很久很久以前、就有著這麼一個地方、有著一對叫做實子和繼子的姐妹。
実子の方は毎日きれいな着物を着て遊んでばかりいますが、でも継子の方はろくにご飯を食べさせてもらえず、ボロボロの汚い着物で毎日仕事ばかりさせられていました。
對比起實子每天穿在身上的那些漂亮衣裳並且還能到處暢快的玩耍、繼子呢、他身上的那些衣服就是破破爛爛、而且別說想出去玩甚麼的、家裡幹的活那就是全部都丟給她、人家是一刻都閒不下來呢、而且這飯也給你吃的是上頓沒下頓的要飽不飽。
ある冬の、寒い日の事です。
可就說說於一個寒冷的冬日。
継子は川で、ダイコンを洗っていました。
繼子呢、她就是正是在河邊把大白蘿蔔給在那洗著呢。
川の水は冷たくて、手がジンジンとハリを突き刺すような痛さです。
那河裡的水就別提有多冷了、總之就是手上都能被凍到疼這樣。
その時、川の横をお殿さまの一行が通りかかって、お殿さまが継子に声をかけました。
而就也是恰巧的此時、於河邊城主大人一行隊列是騎馬過路了、看到了河邊還有人洗蘿蔔、城主大人就給繼子是搭上了話呀。
「おお、娘。
喂喂喂、小姑娘。
この寒いのに、よくがんばっておるのう。
這麼冷的天、你還真是厲害呀、這麼肯辛勤勞作的嗎。
今日は、庄屋(しょうや)の家に村の者をよんで歌会(うたかい)をするが、お前も来てはどうじゃ?」
今天呀、我在村裡的大老爺家是商量著辦起了一個全村人一同參加的宴會、怎麼樣、你不想過來玩玩嗎。
「えっ? わたしが歌会に?」
誒、宴會、是得參加即興的表演吧?
継子は、こまってしまいました。
繼子呢、她是磨蹭的想了很大一陣呢。
実子はともかく、継子は仕事がいそがしくて歌などよんだ事がないのです。
可咋說呀、畢竟自己只是一個粗人、天天都在拼命幹著活呢、即興表演甚麼的根本自己就不會呀。
「なに、そう難しいものではない。感じた事を、そのまま言葉にすればよいのじゃ」
好啦、不要在多慮啦、到時候你就自己看情況來、輪到你的時候呢、想著合適的活兒自己就開整、主要還不是都隨你的意。
お殿さまにそう言われて、継子はしかたなく庄屋の家に行きました。
城主大人是如此的熱情相邀、繼子沒有了辦法那就只好也是跟去咯。
さて、いよいよ歌よみがはじまりました。
好啦好啦、宴會開到了差不多、這就到了即興整活的環節。
大きな盤(ばん)の上に置いた皿の中にたくさんの塩がもってあり、その中に松をうえた物を題にして歌をよむことになりました。
先是大廳裡呢給整來了一個大盤子、盤子之中呢又是鋪墊上了很厚很厚的一面以碟子充填的鹽層、就在這鹽層之中呀、又是給插入了一顆盆栽的小松樹呢、看來這就是大王今天的整活要主打的題目了。
一番最初に、実子が歌をよむことになりました。
実子は自信満々に、こんな歌をよみました。
首先呢這就是由實子第一個上台把醜給獻了、只見人家是自信滿滿、張嘴就來了。
♪盤の上に皿がある
♪大盤裝小碟。
♪皿の上に塩がある
♪小碟添滿鹽。
♪塩の上に松がある
♪鹽上插橷松。
つまらない歌なので、お殿さまは気にもとめませんでした。
只見實子她就是這樣的熱情的一句句唱到、可城主大人、他絕的這玩意兒不咋的、很是無聊、不算是入了自己的眼。
しばらくして、継子が歌をよむ番になりました。
幾輪下去後、不一會就是輪到了繼子她上場要開唱了。
継子は塩の中にうえられた松を見つめると、お殿さまに言われたように、感じたことを言葉にしました。
繼子呢就是先看看了那盤嚴松雪、想了很久了之後呀、心裡面想到的那就都是之前城主大人跟自己說的到時就隨意發揮。
♪ばんさらや
♪やさらの上に雪降って
♪雪を根として育つ松かや
玄冬季月景猶寒、露往霜来被似單、松柏凋殘枝慘冽、竹叢變色欲枯殫(紀友則)
それを聞いたお殿さまは、思わず声を上げました。
就是這一陣的隨意發揮呀、竟是讓城主大人接連的拍手稱快。
「うむ、見事じゃ。きびしい寒さに負けじとがんばる、松の力強さが伝わってくるわ」
真不錯、你可真行呀、飽受風霜、卻又堅韌不拔、真就是讓我感受到你身上有一股如松樹般堅韌有力的精神在呢。
お殿さまはその歌が大変気に入って、継子をお城へ連れて帰ると歌よみの勉強をさせました。
就這樣呀、城主大人對於此子一陣即興演出是十分的中意、給人呢、這就專門是帶到城裡面去給嚴加栽培了。
その後、継子は出世して、幸せに暮らしたという事です。
後來呀、繼子也算了混出了個頭、出人頭地、功成名就啦、最後呢、也是幸福快樂的過完了一生。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
皿々雪(さらさらゆき)
紅皿欠皿
むかしむかし、あるところに、実子(じっし)と継子(ままこ)の姉妹がいました。
到好久以前、一條地方就有兩姊妹、一條是親生的還有條是撿的。
実子の方は毎日きれいな着物を着て遊んでばかりいますが、でも継子の方はろくにご飯を食べさせてもらえず、ボロボロの汚い着物で毎日仕事ばかりさせられていました。
親的這就每日好吃好喝的供到、花衣服穿到、但是這撿來的就是兩塊爛抹布批身上的、每天吃的都是剩菜剩飯還不一定有、每日的任務就是服侍這一屋子人、天天跟人打雜燒洗澡水甚麼的。
ある冬の、寒い日の事です。
冬天了、這天就冷。
継子は川で、ダイコンを洗っていました。
養子這就還要去河邊洗白蘿蔔。
川の水は冷たくて、手がジンジンとハリを突き刺すような痛さです。
但這水是冰泠冰泠的、用現在的話講就是大冬天不買洗衣機用手到那裡搓。
その時、川の横をお殿さまの一行が通りかかって、お殿さまが継子に声をかけました。
剛好這時藩王騎條馬過路、人到馬上面都冷彈了、穿到還厚厚的。
「おお、娘。
この寒いのに、よくがんばっておるのう。
今日は、庄屋(しょうや)の家に村の者をよんで歌会(うたかい)をするが、お前も来てはどうじゃ?」
這就看到條小女兒到冰水裡面搓蘿蔔、驚了、直誇別個是條狠腳色、就講自己今天喊地主到他屋裡擺了一個宴、你是村裡面的、到時候就一起來嘛。
「えっ? わたしが歌会に?」
継子は、こまってしまいました。
養子看到別個大人物到跟自己講話、而且還是邀自己去玩、有點不相信。
実子はともかく、継子は仕事がいそがしくて歌などよんだ事がないのです。
但是這被邀也去不了啦、等下洗完這蘿蔔回去還要服侍哪一屋人、要忙這忙哪的、主要自己一條打雜的、到時候去了講不來話也怕出醜啦。
「なに、そう難しいものではない。感じた事を、そのまま言葉にすればよいのじゃ」
養子這就推辭、講自己玩不來你們城里人那套、不曉得到時候講甚麼、去了也是條啞巴。
藩王就講你想講甚麼就講甚麼不拘謹、這就硬要幫人過邀了。
お殿さまにそう言われて、継子はしかたなく庄屋の家に行きました。
㫘辦法啦、這事拒不得、人是著跟到大部隊一起拖走了。
さて、いよいよ歌よみがはじまりました。
這就到地、宴已經擺好了啦、酒過三巡、這就準備要詠和歌了。
大きな盤(ばん)の上に置いた皿の中にたくさんの塩がもってあり、その中に松をうえた物を題にして歌をよむことになりました。
這就藩王看到已經準備好的一條大盤子、盤子裡面又有條盤子、這個盤盤裡面鹽已經是裝滿了、鹽上面又是一條小小一橷盆栽松樹插到的、這是甚麼奇異景象?看來這就是藩王準備要點的題。
一番最初に、実子が歌をよむことになりました。
実子は自信満々に、こんな歌をよみました。
♪盤の上に皿がある
♪皿の上に塩がある
♪塩の上に松がある
等到所有人都懂了去、早就已經到場的親兒第一個打頭炮了、開始、這就。
大盤裝小盤、小盤全放鹽、鹽上插橷松。
這怎麼講啦、寫實、確實這就是盤子裡面一條盤子再加你一顆松。
つまらない歌なので、お殿さまは気にもとめませんでした。
但是藩王不滿意、覺得這傢伙不行。
しばらくして、継子が歌をよむ番になりました。
這就一個個來、輪到養子上了。
継子は塩の中にうえられた松を見つめると、お殿さまに言われたように、感じたことを言葉にしました。
這就到了自己、也不曉得如何開這條口、這明顯就是條三星米其林三條盤子裝顆櫻桃讓你品啊、這不是騙盤子嘛、但既然藩王之前講想講甚麼就講甚麼也就不拘謹了。
♪ばんさらや
♪やさらの上に雪降って
♪雪を根として育つ松かや
玄冬季月景猶寒、露往霜来被似單、松柏凋殘枝慘冽、竹叢變色欲枯殫(紀友則)
それを聞いたお殿さまは、思わず声を上げました。
這下過就瞬間養子歌仙上身、突來的神來之筆、讓藩王人一是過一驚。
「うむ、見事じゃ。きびしい寒さに負けじとがんばる、松の力強さが伝わってくるわ」
這就過直誇好好好、講這松樹身上的性質你都有、我打從看到你下河洗蘿蔔的時候就曉得了。
お殿さまはその歌が大変気に入って、継子をお城へ連れて帰ると歌よみの勉強をさせました。
這就講別個年少有為啊、這還這麼小、要幫別個帶到城裡面去好生栽培下子
その後、継子は出世して、幸せに暮らしたという事です。
這人就運氣好逢了個貴人、後面也是起來了。
おしまい
结束
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