きっちょむさん

きっちょむさん

 きっちょむさん(→漢字では吉四六)は、大分県大野郡野津町に実在した人物で、酒造業をいとなんでいた初代広田吉右衛門であるとされています。
 その位牌や墓ものこっているとされていますが、彼がきっちょむさんかどうか、確かな証拠はありません。
 昔話を代表するおどけ者のひとりで、とんちをはたらかせたり、ずるがしこくふるまったり、また逆に、おろかな人間としての一面もあります。
 きっちょむさんのお話は多く、その数は二百話以上もあるとされていますが、その大半は近年の創作だといわれています。

「きょうの日本昔話」では、毎月 5日、20日の計24話が掲載されています。

きっちょむさんが登場する、主な昔話。

じっと見つめていました
まさかの話
星を落とす
火事の知らせ方
馬に乗る
家からとおくなっても
つぼを買う
病気のお見舞い
ちゃくりかき
ウシのはなぐり
きっちょむの天のぼり
十七毛ネコ
この下に金なし
かねのとりい
ネズミの名作
なまけ弁当
うわばみたいじ
かなシイ木と、うれシイ木
舟の渡し賃
カモ汁
おとりのキジ
逃げた黒牛
ひょうたん1つでカモ十羽
虫干し

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