福娘童話集 きょうのイソップ童話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
 
     9月14日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
コスモスの日
きょうの誕生花
ふしぐろせんのう
きょうの誕生日・出来事
1981年 安達祐実(俳優)
  9月14日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
金の鳥居
きょうの世界昔話
悪い王さま
きょうの日本民話
桜島(さくらじま)と飯牟礼山(いいむれざん)
きょうのイソップ童話
ライオンとオオカミとキツネ
きょうの江戸小話
おじぞうさまのずきん
広告
 

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 9月のイソップ童話 > ライオンとオオカミとキツネ

9月14日のイソップ童話

ライオンとオオカミとキツネ

ライオンとオオカミとキツネ

 ライオンが年を取って病気になり、洞穴に寝ていました。
 動物たちはみんな、王さまライオンのお見舞いに来ましたが、キツネだけは来ません。
 そこでオオカミは、ここぞとばかりライオンにキツネの悪口を言いました。
「あいつは元々と、王さまをうやまう気持ちが全然ないのです。だからこの通り、お見舞いにも来ないのですよ」
 ちょうどその時、キツネがやって来ました。
 ライオンはキツネを見ると、
「ウォーッ!」
と、怒りの吠え声を上げました。
 しかしキツネは、
「ちょっとお待ち下さい。遅くなったわけを説明しますから」
と、落ち着き払って、
「さて、ここに大勢の動物が集まっていますが、この中で、わたしほど王さまの為に尽くした者がいるでしょうか?
 何しろ、わたしはあっちこっちの医者を訪ねて、王さまを治す薬はないかと聞いて回ったのですよ。
 そして、ちゃんと見つけてきましたからね」
 ライオンはニッコリ笑うと、
「そうか、そうか。それはすまなかった。では、今すぐその薬を教えてくれ」
と、頼みました。
「それは、生きたオオカミの皮をひんむいて、温かいうちにそれで体をくるむ事です。特に、人の悪口を言うオオカミが良いそうです」
 キツネがこう言ったので、たちまちオオカミは殺されてしまいました。

 このお話しは、人をおとしいれようとたくらめば、自分がワナにはまってしまうものだと教えています。

おしまい

前のページへ戻る


きょうのイソップ童話
ミニカレンダー
<<  9月  >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30  
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識