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2月4日の日本民話
(2月4日的日本民間故事)

尻鳴りしゃもじ
魔瓢
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、ある男がしゃもじのお陰で、お金持ちのお婿さんになった夢を見ました。
到好久以前有條男的作了條夢、夢到自己因飯瓢之故當了別個上門女婿、成了有錢人。
詳しい事は覚えていませんが、とにかく大金持ちのお婿さんです。
醒的時候就不怎麼記得到了、就曉得反正自己好有錢。
「これが、正夢(まさゆめ)だったら良いのだが」
男的想若這是條吉利的預知夢就好啦。
次の朝、男が庭に出てみると、ツバキの木の下に夢に出て来たしゃもじと全く同じしゃもじが落ちているではありませんか。
這就早上男的開門出去、椿樹底下就條飯瓢落那裡的、和夢裡面的一摸一樣。
男はしゃもじを拾い上げると、何気なく自分のほっぺたをなでてみました。
男的撿起飯瓢、就這裡那裡看下子的幫瓢幫自己臉上一巴。
するとその途端、ほっぺたが
這就出怪事了。
♪ウタピト、タピト
♪ウタピト、タピト
這嘴巴皮子過自己叫起來了。
と、鳴り出して、止まらなくなってしまいました。
而且是一直不停。
「こりゃ、困ったぞ」
這甚麼鬼。
男はあわててほっぺたを押さえましたが、
男的這就馬上用手幫面皮一唔。
♪ウタピト、タピト
♪ウタピト、タピト
還是一樣叫。
と、音は止まりません。
㫘卵用。
そこで思わず、しゃもじの裏でほっぺたをなでてみたら、音はピタリと止まりました。
這就看到飯瓢不曉得有甚麼玄竅、這就東搞西搞胡亂用瓢的反面幫臉皮一刮、好了。
「なるほど、しゃもじの表で叩けば音が鳴り、裏で叩けば止まるんだな。こりゃあ、良い物を授かったぞ)
我曉得了、正面刷落去出聲音、反面就是停、好傢伙、好傢伙、撿得寶了。
男は喜んで、町に出かけました。
男的好高興、上街去了。
すると向こうからお手伝いさんをお供に連れた、お金持ちの娘さんがやって来ました。
這就看到一條好乖的女兒過路了、邊上一條下人帶到的。
とてもきれいな娘さんで、男は前々から、
實際上男的自以前開始就垂涎這女的好久了
(この娘さんの婿になれたら、どんなにいいだろう)
と、思っていたのです。
巴不得自己就是別個男人、這就下心催劣情。
男は娘さんの側を通る時、しゃもじの表で娘さんのお尻をなでました。
男的和女擦身的瞬間、取瓢幫女屁股一刷。
その途端、娘さんのお尻が鳴り出しました。
這就立馬見效了。
♪ウタピト、タピト
♪ウタピト、タピト
這屁股就開始唱歌了。
娘さんはビックリして、お尻を押さえましたが、
女一驚、趕快掩起自己的屁股。
♪ウタピト、タピト
♪ウタピト、タピト
屁股反正就一直叫。
と、どうしてもお尻は鳴りやみません。
也不得停。
道を歩いていた人たちも、あきれた様に娘さんを振り返ります。
這就過幫路上的行人的眼光都吸引過來了。
「変わった音のおならをする娘さんだな」
都講女放屁聲音好古怪。
「それにしても、おならをしながら歩くなんて、若い娘が何てはしたない」
講別個邊走路邊放屁、㫘教養。
娘さんは恥ずかしくて恥ずかしくて、泣きそうになりながら家に飛んで帰りました。
女就好委屈、臉都哭紅過跑回去了。
そして娘さんは自分の部屋へ閉じこもると、頭からふとんをかぶって寝てしまいました。
進屋幫房門一鎖、腦鬠矇鋪蓋裡面癴起來了。
それでも音は、止まりません。
但是聲音卻還是不得停。
♪ウタピト、タピト
♪ウタピト、タピト
就一直叫啊叫。
お金持ちのお父さんは、何人も何人も医者を呼びましたが、医者にもどうしていいか分かりません。
她老頭有錢、醫生是邏了好多、但硬是㫘一個人曉得這脈絡。
そこでお金持ちのお父さんは仕方なく、家の前にこんな立て札を立てました。
老頭心疼自己女、㫘辦法就到門口立塊牌。
《娘の病気を治してくれた者を、この家の婿にする》
醫好我女、當我女婿。
それを見て、男はさっそくお金持ちの家にやって来ました。
男的得了消息、馬上進屋了。
「わたしが、娘さんの病気を治しましょう」
讓我來。
男は家の者を娘さんの部屋から追い出すと、しゃもじの裏で娘さんのお尻をなでました。
男的幫屋裡人全部斥走、就留自己和女一個、這時就用飯瓢背面幫女屁股一刷。
するとその途端、お尻の音はピタリと止まりました。
好、這聲音就㫘了。
「治った、治ったぞ!」
好了、好了!
お金持ちのお父さんは、大喜びです。
老頭笑了個卵脬翻天。
こうして男は娘さんのお婿さんになって、一生幸せに暮らしたという事です。
男的這就當了別個男人、又有了錢、過起舒服日子啦。
おしまい
结束
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