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366日への旅> 今日の誕生花 >2月の誕生花 > 椿(つばき)
2月4日 椿(つばき)
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控えめな美点
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ツバキ科の常緑高木数種の総称です。
葉は光沢があって革質で、春に赤色大輪の五弁花を開きます。
園芸品種が極めて多く、花は一重・八重、花色も種々で、熊本で改良された肥後椿が特に有名です。
種子から椿油が取れ、材は工芸用に使用されます。
葉に艶があるので艶葉木、あるいは葉が厚いので厚葉木と呼ばれていました。
それがいつしか「つばき」になったといわれています。
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主として挿し木で増やしますが、実生も出来ます。
植え付けは3〜4月と10月、土質は特に選びませんが、排水のよい場所を好みます。
日陰でも育ちますが、日のよく当たる場所の方が花が多く咲きます。
花芽は6月頃、新しく伸びた枝先に出来るので、剪定は4〜5月に行います。
椿に関するうんちく 誕生花うんちくシリーズ(製作 : イラストレーター 愛ちん(夢宮愛))
江戸時代からお茶の席で「茶花の女王」と愛でられる、
花が、ポロリとこぼれるように落ちる植物はなんでしょう?
答え「椿」
日本原産です。
ツバキ科ツバキ属
学名は「カメリア・ジャポニカ」
別名「耐冬花(タイトウカ)」「曼荼羅(マンダラ)」
英名は「カメリア」
宣教師のカメルさんの名前にちなむとか。
カメルさんがフィリピンで種を発見、ヨーロッパに伝えたことからだそうです。
交配による品種改良がしやすいことから古くからさまざまな種類の椿が生み出されてきました。
江戸時代には、将軍家、大名、京都の公家の間で園芸が好まれたため、庶民の間でも大ブームになりました。
その中でも椿は特にもてはやされました。
茶道では特に椿が珍重され、冬の茶席では、椿一色で染まったそうです。
そこから「茶花の女王」と、言われています。
幕末ごろの武家の間では、花がポトリと落ちる様が、「首が落ちる」と忌まれたそうです。
今でもお見舞いに持っていく花には良くないと言われたり競馬会では馬の名まえには付けてはいけないと、暗黙の了解になっているとか。
逆に、花がそのまま落ちる姿が美しいと、愛でられたりもしています。
雪の中にポトリポトリと落ちる紅い椿の花は何とも言えない美しさです。
西洋に伝わった椿は、冬の日陰でも鮮やかに咲くことから、とても愛されました。
日本原産の花では、西洋で一番愛されているとも言います。
デュマの「椿姫」など小説、オペラ、絵画にも多く使われています。
中国での椿の呼び名は「山茶」「山茶花」
これは日本でのサザンカ(山茶花)と同じ字です。
中国では椿と言う名の野菜がすでにあったのです。
ちなみにサザンカの中国名は茶梅(チャメイ)です。
中国では山茶花が日本の椿のことで日本の山茶花の中国名が茶梅
中国でいう椿は野菜です
ただし茶梅には、お茶に入れる梅干しの意味もあります^^;
古代の中国では椿は「海石榴」と呼ばれていました
海を越えて日本から来た柘榴のような花という意味だそうです。
椿では、種子を絞って作った、椿油が有名です。
高級食用油や、整髪剤として使われています。
また葉のエキスは止血薬にもなります。
朝廷では毒消し、悪魔祓い(悪魔祓いと書いてありましたが日本で悪魔と言う言葉が古くからあったのでしょうか?邪鬼払いのような意味あいかもしれません)の祭事が行われたそうです。
日本書紀にも土蜘蛛退治に椿の木で作った武器が使われたと言う記述があるようです。
(土蜘蛛と言うのは、朝廷支配に敵対する、土着の民の隠語だったり、単に妖怪を差したりします)
年を取った椿は妖怪に変じるという言い伝えが、日本全国にあります。
島根では、牛鬼と言う妖怪の正体が、椿の古根であったと言う伝説が残っています。
椿の花言葉は(赤)「理想の愛」「謙遜」「常にあなたを愛します」(白)「控えめな愛」「申し分のない魅力」「最高の愛らしさ」
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サクラ草(赤)
顧みられない美・自力の強み
ボケ
熱情・平凡・妖精の輝き
誕生花の女の子 (誕生日占いより) イラスト 「愛ちん(夢宮愛)」 「夢見る小さな部屋」 ※無断転載禁止
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