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3月24日の日本民話

大師井戸 弘法話

大師井戸 弘法話
高知県・安芸郡の民話高知県の情報

♪音声配信(html5)
朗読者 : おはなしや

 むかし、高知県室戸市の室戸岬(むろとみさき)の近くにある村には、ただ一つしか井戸がありませんでした。
 しかもその井戸は海に近いせいか、水が塩辛くて飲む事が出来ません。

 ある日、その村に旅のお坊さんが通りかかりました。
 お坊さんは長旅に疲れて、のどがカラカラです。
 そこでお坊さんは、井戸の前にいた村の娘たちに頼みました。
「娘さん。この井戸の水を恵んでもらえないだろうか」
 それを聞いた娘たちは、申し訳なさそうに答えました。
「お坊さま。お疲れのところすみませんが、この井戸の水は塩辛くて飲めた物ではありません」
「塩辛いとな」
 お坊さんが井戸に顔を近づけてみると、確かにこの井戸水からは潮の香りがします。
 しかしお坊さんは、娘たちににっこり笑って言いました。
「この井戸水は、きっとおいしく飲めるはず。まずは、わしが飲んでみましょう」
 お坊さんはそう言うと小声で何やらお経のようなものを唱え、そして井戸から水を汲みあげると、いかにもおいしそうにゴクリゴクリと飲んだではありませんか。
「ああ、うまい水であった。さあ、娘さんたちも飲んでみるとよい」
 お坊さんはそう言うと、どこかへ歩き去ってしまいました。

「本当に、飲めるのかしら?」
 娘たちは恐る恐る、井戸の水を飲んでみました。
 すると不思議な事に、今まで塩辛かった井戸の水が、おいしい真水へと変わっていたのです。
 その後、あのお坊さんが弘法大師だと知った村人たちは、大師への感謝を込めて、その井戸を『大師井戸』と呼ぶ事にしたのです。

おしまい

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