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福娘童話集 > 日本民間故事 > 四月

4月4日の日本民話
(4月4日的日本民間故事)
ウシになったお坊さん

ウシになったお坊さん (健全普通話版)
和尚變成牛

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : すまいるぼっくす 川原慶久

むかしむかし、あるところに、とてもやさしいお百姓(ひゃくしょう)さんがいました。
在很久很久以前、某處的一個地、這就居住了有一位十分老實本分的農民。

そのお百姓さんの家に、ある日のタ方、弘法大師(こうぼうたいし)という旅のお坊さんがやって来て言いました。
而就是在這個農民的家裡、一天的傍晚時分、來了個叫做弘法大師的雲遊僧開口道。

「すまんが、今夜一晩泊めてください」
抱歉、冒昧了、請問施主今夜能讓和尚我借宿一晚嗎。

でもお百姓さんはひどい貧乏なので、お坊さんに食べてもらうご飯も寝るためのふとんもありません。
可咋說呢、人家就是窮即便有這個心也白搭呀、根本可不就是連大師的食宿都準備不上嗎。

困ったお百姓さんは、お坊さんに言いました。
此時的農民這個口也不知道該怎麼回、只能是實話實說了。

「お坊さまに泊まっていただくのはうれしいが、こんな汚いところにお坊さんを泊めては、ばちが当たってしまいます」
若是法師不嫌棄的能住進我家、我這人還高興呢、說真的我都怕委屈到你然後讓雷給劈了、你瞧我這家裡亂的。

「いいや、汚いなんてとんでもない。夜つゆさえしのげればいいので、どこでもいいから泊めてください」
沒有沒有、這亂啥亂、亂點兒也沒啥呀、能有個遮風擋雨的地方這不就得了嗎、哪兒還不是一樣呢。

そこまで言われては、断る事が出来ません。
法師既然都已經是這麼說了、那這也就再沒有拒絕人家的藉口了呀。

「まあ、それならどうぞ、泊まってください」
行、那就請吧、你能將就的來那就進屋吧。

お百姓さんはお坊さんを家に入れると、むしたイモをお坊さんに出しました。
農民這就收容法師入了自家們、期間還好心的給人分了一個蒸紅薯呢。

「こんな物しかありませんが、よかったら召し上がってください」
法師你自己看看瞧不瞧的上、我家裡說實話也就這玩意兒了、覺得要是能將就那就湊合著吃吧。

「こいつはありがたい。わたしはイモが大好きでな」
感謝施主呀、我還真就最喜歡紅薯這玩意兒的呢。

お坊さんはおいしそうにイモを食べると、ゴロリと横になってすぐに寝てしまいました。
法師這還真是像好喜歡紅薯一樣的開心的兩口就給吞下肚了、隨後則就直接是邊上一躺。

それを見たお百姓さんは、あきれながらもお坊さんに一枚しかないボロぶとんをかけてあげました。
看下法師這就躺下了、農民心想這傢伙也太不靠譜了吧、但還又是拿來了自己的唯一一床破爛鋪蓋先給法師蓋上了。

(やれやれ、困ったお坊さんだ。ご飯を食べてすぐ横になると、ウシになってしまうのに)
(哎呀哎呀、就這位大師傅呀我看還真是不靠譜、吃完了倒頭便睡、都不怕給變成牛的呀)

お百姓さんがそう思って見ていると、何とお坊さんの頭からニョキニョキと角が生えて来て、お坊さんが本当のウシになってしまったのです。
而正就是在農民這樣想著的時候、此時的和尚頭頂竟然是真的慢慢長出了兩個角尖而且還在逐漸變大呢、變著變著這還咋回事、咋就真的和尚變成一頭牛了呢。

「お坊さん! 大変です! お坊さん! 起きてください!」
大師傅啊!出大事了!趕快起來別睡了呀!

お百姓さんがビックリしてお坊さんを起こすと、ウシになったお坊さんが言いました。
農民見著這幕直接是給讓自己嚇掉了魂、連忙的搖晃起人家法師的身子要把他弄醒、這就看和尚他醒了呀、是已經變成了牛的和尚他這樣說道。

「わたしはもう、人間に戻れない。どうかわたしを町へ連れて行って、売ってください」
瞧你慌成個甚麼勁、不就是變牛嗎、我看這也暫時變不回去了、乾脆你明天一早給我拉集市去賣錢算了。

「そんな! お坊さんを売るなんて、とんでもない!」
你在說啥傻話呢!讓我給把你賣了、這玩笑可不能亂開。

「良いのです。翌朝、町へ行きましょう」
行了、沒事、你就按我說的作沒事的、明早咱就上街。

そして朝になると、ウシはさっさと起きあがって外へ出ました。
這就時間來到了第二天大清早、牛早早的就起了床先去門口呼吸一下新鮮的空氣。

「さあ、一緒に行きましょう。わたしを売ったお金で、何でも好きな物を買ってください」
喂、準備好了就跟我一起上街啊、到時候把我賣了得一筆大錢、你想買啥就買啥。

「し、しかし・・・」
不不不、你等我先想想…………

「さあ、早く」
行了、別想不想了、走。

お百姓さんが仕方なく行くと、ちょうど向こう側からウシ買いがやって来ました。
農民這就在牛的催促下也是無可奈何的姑且也是先牽著人家上街了、這就剛好還沒走幾步了、打對面就來了個傢伙問了一下這牛、人家剛好也就是奔買牛去的。

ウシ買いはウシを見ると、感心して言いました。
只見人家的眼睛在打量了這牛一瞬間之後、馬上是兩眼放光了、激動的說道。

「これは立派なウシだ。ぜひ、わしに売ってくだされ」
這頭牛看起來可真不錯呀、我特別的喜歡、求你一定要賣給我成嗎?

そしてウシ買いは、お百姓さんにたくさんのお金を渡しました。
這時只見這位買家為了表現出自己的誠意直接就是一個大錢袋子一掏給到了農民的手上。

ウシになったお坊さんは、お百姓を見てうなずくと、そのままひかれて行きました。
此時的牛也是眼角看向了農民給人家示了一個意、隨後也是被牽著繩子自願的順著買家的屁股後面去了。

さて、この事を聞いた隣のお金持ちが、
就說如此一個奇聞馬上也是給都住在村子裡的地主鄰居聽到後。

(おれも一つ、旅のお坊さんを家に泊めて金もうけをしてみよう)
(要不他娘的我也試試看、就搞一個過路的和尚來留在家裡看是不是真能發大財)

と、思い、お坊さんが来るのを毎日待っていました。
這地主竟然是打起了發財的歪心思、現在每日都是等著村子裡是否有路過的雲遊僧了。

するとある日のタ方、旅のお坊さんが通りかかりました。
還真就有一天的傍晚、這過路的雲遊僧還就真來了。

お金持ちは、あわててお坊さんのそばへ行くと、
地主看到獵物後是直接欺近了人家的身邊。

「これは、お坊さま。
你好呀、這位大師傅。

長旅で、さぞお疲れでございましょう。
我就問一下這長途跋涉你身體肯定累了吧。

ささっ、わたしのところへ泊まってください。ぜひとも、ぜひとも」
要不今天就來我家、我這就去給你準備落腳的地方呢、還請一定要賞個臉呀、賞個臉。

と、言って、無理矢理家に連れて来てたくさんのごちそうを食べさせると、すぐに立派なふとんをひいて寝かせました。
也不等這人家法師反應啥的、人地主直接就是不由分說的扯起了這法師的手將人家往自個屋裡帶啦、隨後又是滿滿的一桌子宴席逼著人家去吃、最後弄完又是把人推到了床邊、軟和的棉被一蓋、這就跟你說好好休息了。

ところがいつまでたっても、お坊さんはウシになりません。
可說實在、這地主可就在門外監視了這內中許久、可就是為啥的和尚不變牛呢。

「おかしいな。早くウシになれ。ウシになれ、ウシになれ」
不對呀、你倒是快點給我變呀、快變牛、快變牛。

と、言っているうちに、何と自分の頭から角が生えて来て、お金持ちはウシになってしまったのです。
這就變牛、變牛、地主嘴巴裡面一直唸叨著了、突然、這下好傢伙不對了、咋回事呀、咋現在是地主的頭上牛角開始長起來了呀、而且這不瞬間過去後已經是完全的變成了一頭牛了嗎。

次の日、お坊さんはこのウシを連れて、どこかへ消えてしまったという事です。
而也就是在第二天的清早、只見是醒來的法師牽起了這頭牛不知道是去向了何方。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

ウシになったお坊さん
作牛馬來還

むかしむかし、あるところに、とてもやさしいお百姓(ひゃくしょう)さんがいました。
到好久以前這就一條老實本分的農民。

そのお百姓さんの家に、ある日のタ方、弘法大師(こうぼうたいし)という旅のお坊さんがやって来て言いました。
有天屋就來了過路的弘法大師。

「すまんが、今夜一晩泊めてください」
講今天要到這裡歇一踋。

でもお百姓さんはひどい貧乏なので、お坊さんに食べてもらうご飯も寝るためのふとんもありません。
但是農民窮啊、莫講晚飯了、睡到都是稻草連鋪蓋都㫘的。

困ったお百姓さんは、お坊さんに言いました。
農民就講。

「お坊さまに泊まっていただくのはうれしいが、こんな汚いところにお坊さんを泊めては、ばちが当たってしまいます」
講讓你睡我屋肯定可以、但是莫到時候住到一肚子火、你看我屋裡就這樣子、將就都不好將就。

「いいや、汚いなんてとんでもない。夜つゆさえしのげればいいので、どこでもいいから泊めてください」
不要緊的、可以躺就行。

そこまで言われては、断る事が出来ません。
農民這就接大師進屋了

「まあ、それならどうぞ、泊まってください」
你看怎麼舒服怎麼搞。

お百姓さんはお坊さんを家に入れると、むしたイモをお坊さんに出しました。
這就又烤了個紅薯過了和尚。

「こんな物しかありませんが、よかったら召し上がってください」
我們天天都是吃的這傢伙。

「こいつはありがたい。わたしはイモが大好きでな」
紅薯好啊、我特別喜歡吃。

お坊さんはおいしそうにイモを食べると、ゴロリと横になってすぐに寝てしまいました。
和尚吃完、這就躺到睏落去了。

それを見たお百姓さんは、あきれながらもお坊さんに一枚しかないボロぶとんをかけてあげました。
農民看和尚這吃完過就睡了啊、就又邏了床爛棉絮幫和尚身上一蓋。

(やれやれ、困ったお坊さんだ。ご飯を食べてすぐ横になると、ウシになってしまうのに)
都講這吃完睡是要變牛的啊、和尚這都不曉得啊。

お百姓さんがそう思って見ていると、何とお坊さんの頭からニョキニョキと角が生えて来て、お坊さんが本当のウシになってしまったのです。
這就農民一看、驚了、和尚兩條腦鬠上面已經幫角長起來了、看樣子要變牛了。

「お坊さん! 大変です! お坊さん! 起きてください!」
大師大師!!快起來啊!!

お百姓さんがビックリしてお坊さんを起こすと、ウシになったお坊さんが言いました。
農民馬上幫人搖醒、晚了、全牛啦。

「わたしはもう、人間に戻れない。どうかわたしを町へ連れて行って、売ってください」
牛就講了、已經變不回來啦、拖我到市場賣了去算它。

「そんな! お坊さんを売るなんて、とんでもない!」
這是要怎麼賣啦、亂講。

「良いのです。翌朝、町へ行きましょう」
明天早上就去。

そして朝になると、ウシはさっさと起きあがって外へ出ました。
一早、牛就先起身了。

「さあ、一緒に行きましょう。わたしを売ったお金で、何でも好きな物を買ってください」
一起去啦、我走頭、你看賣得的錢要搞甚麼搞甚麼。

「し、しかし・・・」
啊…

「さあ、早く」
跟到我。

お百姓さんが仕方なく行くと、ちょうど向こう側からウシ買いがやって来ました。
農民就跟牛屁股後面的、這就剛好看到條人要牛。

ウシ買いはウシを見ると、感心して言いました。
買家看到這牛、好想要。

「これは立派なウシだ。ぜひ、わしに売ってくだされ」
這傢伙好啊、我就想要這種的。

そしてウシ買いは、お百姓さんにたくさんのお金を渡しました。
一袋子錢就過換走了牛。

ウシになったお坊さんは、お百姓を見てうなずくと、そのままひかれて行きました。
牛對到農民幫頭一點、這就著索子牽到走了。

さて、この事を聞いた隣のお金持ちが、
這鬼事著農民鄰居的地主曉得了。

(おれも一つ、旅のお坊さんを家に泊めて金もうけをしてみよう)
一條和尚就等於一頭牛。

と、思い、お坊さんが来るのを毎日待っていました。
那我每天就到屋裡等牛就好了啊。

するとある日のタ方、旅のお坊さんが通りかかりました。
這天牛就來了。

お金持ちは、あわててお坊さんのそばへ行くと、
地主急忙就幫和尚一拉。

「これは、お坊さま。
長旅で、さぞお疲れでございましょう。
和尚和尚、住我屋、累了就要歇。

ささっ、わたしのところへ泊まってください。ぜひとも、ぜひとも」
我屋房間多。

と、言って、無理矢理家に連れて来てたくさんのごちそうを食べさせると、すぐに立派なふとんをひいて寝かせました。
這就幫和尚強行一拉、飯一喂、床一鋪。

ところがいつまでたっても、お坊さんはウシになりません。
但是巧卵了、這和尚怎麼就不見變牛啦。

「おかしいな。早くウシになれ。ウシになれ、ウシになれ」
快點跟爹幫牛變了啊、我飯都過你吃了。

と、言っているうちに、何と自分の頭から角が生えて来て、お金持ちはウシになってしまったのです。
這就一下、好傢伙、長角了、一摸、自己的、這牛就有了。

次の日、お坊さんはこのウシを連れて、どこかへ消えてしまったという事です。
第二天和尚就幫牛一牽、不曉得去哪裡了。

おしまい
结束

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