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4月11日の日本民話
(4月11日的日本民間故事)

風呂のぬか団子
糠圓子
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、田舎(いなか)のお百姓(ひゃくしょう)さんが、初めて江戸(えど→東京都)へ出て来ました。
到好久以前、這村裡面的農民就第一次進城。
「ごめんなさい。今晩、泊めてください」
先就邏了個旅館歇踋。
お百姓さんが、宿屋の前でそう言うと、
「はい、ただいま。さあ、どうぞどうぞ」
老闆也正常的接客。
宿屋の女中(じょちゅう)さんは、お百姓さんを部屋に案内しながら言いました。
這旅館還專門配條女的服侍、就先帶路。
「ご飯を先にしますか? それともお風呂にしますか?」
問別個是要先吃飯、還是先洗澡。
「へえ、お風呂に入れてもらいましょう」
農民就講先洗澡。
「では、こちらへ」
這就幫農民往地方一領。
お百姓さんは女中さんに案内されて、お風呂場へ行きました。
往洗澡的地方去了。
お風呂場には、ぬかと塩が置いてありました。
裡面放的有糠和鹽。
むかしは石けんも歯ブラシもなかったので、ぬかで顔を洗い、塩で歯をみがいたのです。
以前㫘肥皂和牙膏、就用這兩條代替。
でも、このお百姓さんは、そんな事は知りません。
但是農民不曉得啦。
「はあ、これはきっと、ぬかダンゴを作って食べろというんだな」
因為這糠粉肯定是讓自己搓圓子的。
そう思い、ぬかに塩を入れて水でねり、ダンゴを作って食べました。
這就幫糠合鹽加水開始調了。
「こりゃうまい。こいつは、なかなか上等なぬかじゃ」
這就丸子一搓、一口落肚還誇這糠好。
お百姓さんは、ぬかダンゴをすっかり食べてしまいました。
農民這就幹了好多。
さて、お風呂からあがって部屋にもどると、女中さんがご飯を持って来ました。
洗完澡回房、侍女端飯過來了。
それを見て、お百姓さんが言いました。
農民看到飯就講。
「おら、お風呂でぬかダンゴを食ったから、もう、お腹がいっぱいじゃ」
講自己糠圓吃飽了、現在飽了。
「えっ? ぬかダンゴ?」
糠圓?
「ああ、とてもうまかったよ」
恩、味道還可以。
女中さんは、ビックリしました。
侍女這過癲人了。
でも、お百姓さんに恥(はじ)をかかせてはいけないと思って、そのままご飯をさげました。
等侍女已經懂了的時候、但又不想點破、就過幫飯提走了去。
(もしかしたら、明日の朝も顔を洗う時に、ぬかを食べてしまうかもしれない)
這就又想明天洗臉的時候、他又開始搓丸子是要怎麼搞哦。
親切な女中さんは、ぬかと塩の代わりに、おもちを置いてあげました。
這就怕人出洋相、直接幫糠鹽換成點心了。
さて次の朝、お百姓さんがお風呂場に行ってみるとどうでしょう。
第二天一早、農民起來走路過澡堂子渺一眼。
ほかのお客さんは、ぬかを手ぬぐいに包んで顔を洗っているのです。
看到別個用帕子幫糠包起來到洗臉。
「何と、ぬかは顔を洗うもんだったか。こりゃ、とんでもない恥(はじ)をかいてしまった」
原來這是條洗臉用的傢伙啊、這下洋相出大啦、曉得了。
さて、お百姓さんが顔を洗おうとすると、目の前におもちが置いてあります。
這就農民準備洗臉的時候、看到面前擺到條餅子。
「よし、今度は間違わないぞ」
好傢伙、這次不得搞錯了。
お百姓さんはおもちを手ぬぐいに包んで、ごしごしと顔を洗いました。
農民就用帕子幫餅子一包、開始搓臉了。
するとおもちがとけて、顔にベタベタとつきました。
這餅子遇水一化、農民是餅渣沾一臉、花完了。
それでもお百姓さんは、うれしそうに言いました。
但是農民這下舒服了、好高興。
「やれやれ、今日は恥をかかずにすんだわい」
這回㫘丟人現眼、幫面子保到了。
ところが顔は、おもちだらけです。
但是這一臉餅糊糊。
それを見た女中さんは、とうとう腹をかかえて大笑いしました。
幫看到的侍女過笑死過去的
おしまい
结束
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