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福娘童話集 > 日本民間故事 > 六月
6月6日の日本民話
(6月6日的日本民間故事)
屋敷を救ったカエル
救火青蛙
・日本語 ・日本語&中国語
アニメーション版
♪音声配信(html5) |
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朗読者 : 台湾居住者 Judy |
むかし、江戸の町は『火事が名物』といわれるほど、いつもあちらこちらで火事がおこっていました。
到好久以前這江戶街上就好火、所以這裡那裡到處就也到起火。
ある冬におきた火事は強い北風にあおられて、百二十をこえる町が焼けてしまったのですが、この大火事でも無事だった家がありました。
這冬天冷就要燒炭、哪曉得被北風一帶、不曉得是那個屋先起的頭、反正百二十條街全著餤乾淨了、估計莫有個萬戶哦、但是唯有一屋例外、別個遇火不燃。
それは麻布(あざぶ)という町の山崎(やまざき)という侍の屋敷で、まわりの家々が全部焼けてしまったのに、この屋敷だけはどこも焼けずにすみました。
這是條喊麻布的區劃、住一條喊山崎的武士、他屋左邊的鄰居還有右邊的鄰居、屋裡都著火過燃了、但唯獨他㫘事。
これは、それにまつわるお話です。
這就要講這其中的緣由了。
ある夜、この屋敷の池に住んでいるカエルたちが、屋敷の夜まわりにやってきた使用人を池に引きずりこんで殺してしまいました。
這是一條晚上、武士庭院裡面就修的有池子、這池子裡面就住青蛙、一屋青蛙、這青蛙成了精、屋裡下僕晚上就到屋外轉啊轉、轉到轉到、被青蛙拖池子裡面弄了去。
この話を聞いた屋敷の主人が、大変怒って言いました。
武士一聽屋裡人被池子裡面住到的青蛙拖進去弄了。
「明日になったら、池のカエルを一匹残らず殺してしまえ!」
這甚麼鬼案子哦!明天馬上幫池子水抽幹幫青蛙全弄了去!
その夜、白い衣をまとった小さな太った老人が、主人の夢枕に立ちました。
這天晚上武士就被人託夢了、一條白衣老杆子、小小一個。
「われは、古くからこの池に住んでおるカエルの精だ。
一開始就講自己是住你屋池子裡面的蛙精。
池に引き込んでわれらが殺したあの男は、何も悪さをしていないカエルの子を踏み殺して数多くの命をうばった。
弄你屋那條下僕是有條緣由到裡面、是因為他㫘事作就專門來池子邊上䠥(ㄅㄧㄚˊ)兩踋、都幫我好多小卵日全部害去了、我這不殺他不行。
われらカエルとて、子をおもう気持ちは人間と同じじゃ。
我們雖講是青蛙、不然這青蛙死了小孩其實也就跟你們人死了一樣。
子をうばわれた親たちが、仕返しをしたまでじゃ。
那個弄我屋小孩、我就要過去幫他據二刀、讓他曉得甚麼是怕。
しかしこの事で、お主は明日カエル狩りをするそうだな。
但是我曉得這人一激動就要夾卵了、你們明天就要來弄我們一屋了、讓我們從世界上消失。
もしわれらの命を救ってくれたなら、火事の時はわれらカエルたちが力を合わせて、この屋敷を守ってやろうぞ」
但是你若是放了我這次、關鍵時候我也可以還你一個恩情、你屋若是出了甚麼災情、我包你屋不爛。
夢枕に立ったカエルの精は、そういって消えていきました。
這就青蛙王幫話一講完、也過消失不見了。
翌朝、目を覚ました屋敷の主人は、殺された使用人がカエルの子を踏み殺していた事実を確認すると、池のカエル狩りをやめることにしたのです。
第二天、主人先確認一下這條死了的下人是不是真的喜歡䠥青蛙、曉得確實是這案子、那冤有頭債有主、自己也就過算了它、賣青蛙個順水人情。
それからしばらくして、あの大火事がおこったのです。
這就㫘得好久、真的大火開始燒起來了。
屋敷はちょうど風下なので、火の手から逃れる方法がありません。
這風還就對到屋裡來的、就是要滅你來的就對了。
火は隣の屋敷を包み込んで、この屋敷が燃え上がるのも時間の問題でした。
屋裡這看到就被大火點了、變成黑炭也就是分分鐘了。
そのときです。
但是、同時。
何百、何千というカエルたちが池の中から現れると、お腹がぱんぱんになるまで水を吸いこんで、屋敷に向かっていっせいに水を吹きつけたのです。
池子裡面神蛙化現、裡面硬是青蛙一屋子、幫池子住滿了、成百上千條、一起吸水這就吐、過像條水槍樣的。
プシュー!
プシュー!
プシュー!
水炮噴射聲。
カエルたちは何度も何度も池の水を吸い、繰返し繰返、屋敷に向かって水を吹きつけました。
青蛙一個個就雙頰蓄水噴、二個嘴巴邊上吊到的皮袋子、是喉嚨、一下鼓一下消、瘋狂往屋子注水。
すると真っ白な霧が屋敷を包んで、火は燃え移るのを防いでくれました。
這就像是瀑布從天上落⻗各來激起水花、形成水霧水泡、現在屋子就是這樣子的、被水氣籠罩、包到一片白霧、幫武士的宅邸護到的。
このとき広い池の水はほとんどなくなって、底が見えていたそうです。
那麼大條水池子、這看到看到也變成一條阤(隆之對意、隆起、阤陷、陊)了。
「おおっ、助かった、助かったぞ! カエルたちが、約束を守ってくれたぞ!」
這蝦蟆還真顯靈了、講話算數啊!
カエルたちの活躍にすっかり感心した主人は、それから池のカエルを大切にしました。
曉得這蝦蟆管用、主人以後就都對這些個蝦蟆好好了。
そのためにカエルの数はますます増え続けて、屋敷はいつしか『麻布のカエル屋敷』と呼ばれるようになり、江戸の名所のひとつになったという事です。
後面這蝦蟆也就越生越多、直到所有人都曉得麻布有條蝦蟆屋、這事過到江戶都出名了、這地方也過就變景點了。
おしまい
结束
朗読者情報 台湾居住者 Judy
日本で20年の生活を経た後、本国の台湾に戻ったジュディーは日本と台湾の架け橋となり、通訳、翻訳、日本語教師を経験後、現在は日本語を使い、様々な分野の録音に携わっています。
台湾日文配音者です。
朗読に関するご意見ご要望はjudy.yen1204@gmail.comまでお願いいたします。
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