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福娘童話集 >お月見・十五夜特集 > お月さまに行ったウサギ

お月見のお話 第 1 話

お月さまに行ったウサギ
イラスト 知瑛美  サイト 昔話で販促!

お月さまに行ったウサギ
青森県の民話青森県情報

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
ウサギの折り紙うさぎ   ウサギの顔の折り紙うさぎのかお

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朗読者 : 声のエンタメ番組『こえんた♪』

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朗読者 : Smile STATION

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朗読者 : スタヂオせんむ

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朗読者 : ゲスト参加

 むかしむかし、サルとキツネとウサギが、神さまのところへ行きました。

お月さまに行ったウサギ

「神さま、どうかお願いです。こんど生まれてくる時は、人間にしてください」
 すると、神さまが言いました。
「人間に生まれたいのなら、自分の食べ物を人間にごちそうすることだ」

お月さまに行ったウサギ

 そこでサルは山へ行き、クリやカキの実を取ってきました。

お月さまに行ったウサギ

 キツネは川へ行って、魚を捕まえてきました。
 ところがウサギの食べ物は、やわらかい草です。
 今は冬なので、やわらかい草は一本もありません。
(こまったなあ。どうしよう?)

お月さまに行ったウサギ

 ウサギはガッカリして、サルとキツネのいるところへ戻ってきました。
「ウサギさん、きみのごちそうはどうしたの?」

お月さまに行ったウサギ

「だめだよ。草はかれているし、木のめは、まだ出ていないんだ」
 すると、サルが言いました。
「それじゃウサギさんは、いつまでもウサギのままでいるんだな」
「そうだよ。ごちそうも持ってこないで人間に生まれかわりたいなんて、ウサギさんはずるいよ」
 キツネも、怒って言いました。
「ごめん。でも、もう一日だけ待って」

 次の日、ウサギは山へ行くと、かれ木をひろい集めてきました。

お月さまに行ったウサギ

 そしてサルとキツネの前に、かれ木をつみあげて言いました。
「今からごちそうを焼くから、火をつけておくれ」
 サルとキツネが火をつけると、かれ木はパッと燃え上がりました。

お月さまに行ったウサギ

「ぼくのごちそうはないんだ。だから、・・・だから、ぼくを人間に食べさせておくれ」
と、言うなり、ウサギは火の中に飛び込んだのです。
 その時、空の上から神さまがおりてきて、さっとウサギを抱きかかえると、また空へのぼっていきました。

お月さまに行ったウサギ

 サルもキツネも、ビックリ。
 すると、神さまが言いました。
「サルもキツネも、きっと人間に生まれかわれるだろう。
 なにしろ自分の大切な食べ物を、人間にごちそうしようとしたからね。
 それは、とても素晴らしい事だよ。
 でもウサギは、もっと素晴らしい。
 自分をすててまで、人間に食べさせようとしたのだからね。
 ウサギをお月さまの国で、いつまでも幸せにしてあげよう」

お月さまに行ったウサギ

 神さまにだきかかえられて、ウサギは空高くのぼっていきました。

 その時からウサギは、お月さまの中で楽しく暮らしているという事です。

おしまい

※ インドにも、同じようなお話しがあります。 → 月の中のウサギ

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