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Max 3840×2160 字幕「日本語」「中国語」 (youtubeの設定で変更可能)
むかしむかし、あるところに、お父さんと男の子が二人で暮らしていました。 お母さんが亡くなったので、お父さんは一人で男の子を育てているのです。 お父さんは男の子をとても可愛がり、山へ仕事に行く時も、町へ出かける時も、いつも男の子を連れて行きました。 さて、ある月夜の晩の事です。 町へお使いに行っての帰り道、お父さんがふと横の畑を見ると、おいしそうなカボチャが顔を出していました。 お父さんはそのカボチャが食べたくなり、男の子に言いました。 「おい、誰か見ている者がいたら、すぐに知らせろよ。お父さんが、今からカボチャを取ってきてやるからな」 「うん。わかった」 男の子が返事をすると、お父さんは畑の中に入って行きました。 「だめ! お父さん、見ているよ」 でも周りには、人のいる様子がありません。 「ほら、お月さまが見ているよ」 お父さんが空を見上げると、大きな満月が二人を照らしています。 「そうか、なるほど。確かに、お月さまが見ているよな。・・・ありがとよ、お月さま」 お父さんはカボチャを盗むのをやめると、男の子と手をつないで帰りました。 |
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