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      福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 九月 
           
            
           
          牛飼いとライオン 
          放牛人与狮子 
           
          にほんご(日语)  ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文 
      
      
        ウシの群れに草を食べさせていた牛飼いが、子牛が一頭いなくなったのに気がつきました。 
           让牛群吃草的放牛人,察觉不见了一匹小牛 
         
   近くを一回りしてみましたが、子牛は見つかりません。 
   虽是把附件转了一圈,但小牛没有找到。 
   
   そこで、牛飼いはゼウスに、 
   因此,养牛人向宙斯, 
   
  「ゼウスさま、どうか子牛泥棒を見つけさせて下さい。この願いが叶ったら、子ヤギを一頭あなたに捧げます」 
   宙斯神,还请让我找到小牛小偷,这个愿望若是能达成,献给你一匹羊羔。 
   
  と、約束しました。 
   如是,约定了。 
   
   ところが森の中に入ってみますと、なんとライオンが子牛を噛み殺しているではありませんか。 
   可这走往森林里一看,这狮子不是正在啃食着小牛吗。 
   
   牛飼いはブルブルと震え上がって、両手を天に差し伸べて叫びました。 
   养牛人浑身发抖,两手向天高喊。 
   
  「おお、ゼウスの神さま、さっきは子牛泥棒が見つかったら子ヤギを捧げると言いましたが、今度はウシを一頭捧げますから、どうかわたしが牛泥棒に捕まらない様にして下さい」 
   啊啊,宙斯神,刚刚看见了牛小偷的话便献上一匹羊羔,现在给献上一头牛,无论如何请不要让我被偷牛贼抓到。 
   
   
   不幸にあった時、何とか助かる方法はないかと探し回りながら、いざその方法が見つかると逃げ腰になる人がいます。 
   遭遇不幸时,找寻有没有什么得救的方法,一旦发现了那个方法,又退缩了起来,有如是的人。 
       
       このお話しは、そういう人の事を言っているのです。 
 这个故事,说的就是这种人。 
      おしまい 
        结束 
         
        (回到上一页) 
         
         
        
 
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