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福娘童話集 > 百物語 > 五月
5月26日の百物語
(5月26日的日本鬼故事)
百物語の代金
跟鬼過錢
・日本語 ・日本語&中国語
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投稿者 「櫻井園子」 櫻井園子エス代表 《櫻井園子キャンドルWEB販売》
むかしむかし、あるお寺に若者たちが集まって、百物語を始めました。
到好久以前、廟裡面一群年輕人聚到的、到港鬼。
一人一人順々に怖い話を語っていき、最後の百話目を語り終えた若者が百本目のロウソクをフッと消したその時、
一人港一個鬼、港到第一百個鬼最後一根蠟燭也吹熄了。
「ガタン!」
重物落下聲
と、突然に天井板が外れて、天井裏から何か大きな物が落ちてきたのです。
天花板一破、從上面落下來條甚麼東西。
「うぎゃー!」
啊啊啊!
「でっ、出たー!」
啊啊啊!
若者たちがあわてて明かりをつけると、落ちてきたのは棺おけでした。
先幫燈快點亮起來、這一看是條棺材。
「な、なぜ、天井裏から棺おけが!?」
那個幫上面塞條棺材哦?
若者たちはしばらくの間、棺おけを取り囲んで様子を見ていましたが、特に何も起きません。
年輕人就圍到棺材旁邊看、也覓(沒)甚麼怪事發生。
やがて気を取り直した一人の若者が、みんなに言いました。
時間一長裡面就有一個鎮定落來了、對所有人港。
「おい、誰かこの棺おけを開けてみろや」
我們那個幫這棺材開了啊
「・・・・・・」
「・・・・・・」
誰も棺おけを開けようとしないので、仕方なく言い出した若者が棺おけを開けてみました。
這事那個不都願意、這就自己上。
すると中には、なんともおいしそうなボタモチがいっぱい入っていたのです。
一開、棺材裡面裝滿豆沙餅、看起來好好吃。
「本物か?」
真的可以吃?
棺おけを開けた若者が恐る恐るボタモチを手に取ると、それは本物で上等のボタモチでした。
年輕人就取到手上看、貨真價實、而且還是高級貨。
「何だかよくわからんが、うまそうなボタモチだな」
這裡面是條甚麼脈絡哦、但看起來是好吃
若者たちも大喜びで、そのボタモチをみんな食べてしまいました。
年輕人都癲了、好開心的幫豆沙餅子全吃了。
さて次の晩、お寺に昨日の若者たちが集まって、また百物語を始めました。
第二天又架勢到廟裡面港鬼。
若者たちの目的はボタモチで、中にはお茶を用意している者もいます。
這群人這次又想搞餅、裡面還有人幫茶水都帶過來了
「さあ、今日も腹いっぱい食うぞ」
這次也吃飽起來。
みんなが順番に怖い話をしていき、百本目のロウソクの火が消されたその時、
一百根蠟燭滅了、一百個鬼也港完了。
「ガタン!」
昨天的聲音
と、昨日と同じ様に天井板が外れて、何かが落ちてきました。
這次天花板又甚麼東西下來了。
「よし!」
好傢伙!
「待ってました!」
我就等到的!
若者たちが喜んで明かりをつけると、何と落ちてきたのは棺おけではなく、手にはそろばんと大福帳(だいふくちょう)を持った、真っ白いひげのおじいさんでした。
年輕人先幫燈點起來、這次不是棺材啊、是條白鬍子老頭頭、手裡面捏到個算盤和賬本。
おじいさんはニッコリ笑うと、大福帳をパラパラとめくり、そろばんをパチパチとはじいて若者たちに言いました。
老頭頭笑咪咪的對到年輕人港、賬本刷刷的翻、算盤噠噠的響。
「お前たち、一人、百文ずつ払ってもらおう」
一人百文。
「???」
「???」
若者たちが不思議な顔をしていると、おじいさんが続けて言いました。
年輕人懵了、老頭頭就港。
「お前たちは昨日、棺おけに入ったボタモチを食べたであろう。今日はその勘定(かんじょう)をもらいに来たんだ」
你們昨天吃餅、我今天算錢。
百物語で出て来る化け物の中には、こんな変わった化け物もいたという事です。
鬼裡面也有像這種的怪胎到。
おしまい
结束
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