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福娘童話集 > 百物語 > 五月
5月31日の百物語
(5月31日的日本鬼故事)
空から降りてきたごちそう
免費午餐
・日本語 ・日本語&中国語
※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
投稿者 「櫻井園子」 櫻井園子エス代表 《櫻井園子キャンドルWEB販売》
むかしむかし、ある山の上に、小さな村がありました。
到好久以前、有個小山村。
ある日、村人たちが畑仕事をしていると、空の上からするするすると、長い長いひもにぶらさがったかごが降りて来ました。
有天、農民種田、天上就慢慢吊條長繩子落來、下面這就掛個籃子。
「はて? 何が降りて来たんだ?」
這是下來個甚麼?
みんなは、かごの周りに集まりました。
農民這就都圍過去看。
かごの中をのぞいてみると、中にはお酒やごちそうがいっぱい入っています。
籃子裡面是有酒有肉、滿滿的。
「こりゃ、ありがたい!」
還有這種好事啊!
村人たちは大喜びで、お酒を飲んだりごちそうを食べたりしました。
這些人都好高興、喝酒吃肉
そしてかごは空になると、またひもがするするすると動いて、かごを空の上へ引き上げてしまいました。
籃子一空、繩子上面就開始拉、幫籃子提上去啦。
「不思議な事も、あるものだ。空から、ごちそうが降りてくるなんて」
怪事啊、天上吊東西下來。
「きっと、天の神さまの贈り物じゃ」
這肯定是天恩。
「そうじゃ、そうに違いねえ」
對頭。
その日、村人たちは畑仕事をやめて、みんなで酒盛りをしました。
今天大家都不種田了、好酒好菜過一天。
次の日、畑仕事に集まった村人たちが、口々に言いました。
第二天又聚到田裡面。
「昨日の酒やごちそうは、うまかったなあ」
昨天那酒菜是真的好。
「ああ。おら、あんなごちそうを食ったのは、生まれて初めてじゃ」
我第一次吃的這麼舒服。
「どうじゃ。今日も一つ、お願いをしてみようか」
今天要是還有就舒服啦、我們一起呼喚啊。
「そうじゃ、そうじゃ。だめで、もともとじゃ」
對啊、這活的總要有個盼頭啦、覓(沒)得也不虧
そこで村人たちは、空に向かって言いました。
農民就向天喊話。
「かごよ、降りて来い。酒とごちそうをどっさり入れて、降りて来い」
籃子落來、酒肉落來。
すると空の上からするするすると、ひもにぶらさがったかごが降りて来たのです。
這就真落來了、天上一根繩子慢慢往下面來了、上面掛起條籃子。
中を見ると、今度もお酒やごちそうが入っています。
這次又是酒肉滿了。
「さあ、みんな。天の神さまの贈り物じゃ。遠慮無く、いただくとしよう」
來、天恩浩蕩、我們開幹。
今日もまた、にぎやかな酒盛りになりました。
今天又是好酒好肉。
そしてかごは空っぽになると、またするするすると空の上へ登って行きました。
籃子一空、又著天上的線拉走了。
次の日、話を聞いた村中の人たちが畑へ集まって、空に向かって怒鳴りました。
後面這事那個都曉得了、村子裡面不种田的人也來田上、對到天上罵。
「かご、降りて来い!」
籃子下來啊!
「どっさりごちそうを入れて、降りて来い!」
酒肉下來啊!
するとたちまち雲の中からかごが現れて、ものすごい勢いで落ちて来ました。
一哈雲裡面籃子就出來了、不掛繩子了、直接往底下落。
「あっ、あぶない!」
穩當點!
ひゅーーー、どすーん!
巨響
かみなりの様に大きな音と共に、村人たちの前に大きな大きなかごが落ちました。
一聲雷鳴、好大好大好大條籃子下來了。
「おおっ、こんなに大きなかごが降りて来たぞ」
這麼大啊
「これなら村人全員でも、食いきらんわ」
我們全村人都有了。
「天の神さま、今日もごちそうになります」
天恩浩蕩啊
村人たちが大喜びでかごに近づこうとすると、何と、かごから恐ろしい化け物が次から次へと飛び出して来て、
這就準備上去取酒取肉啊、裡面一群妖怪從籃子裡面往外面涌。
「おらたちの飯を食ったのは、誰じゃ!?」
と、怒鳴ったのです。
是那個幫爹的飯吃了?!那個!?
嚎叫
「ひぇーーっ! たっ、助けてくれー!」
救命啊!救命啊!
村人たちはびっくりして、あわてて逃げ帰ったという事です。
一村人哭喊到到處奔。
おしまい
结束
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