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福娘童話集 > 百物語 > 十二月
12月13日の百物語
(12月13日的日本鬼故事)
散歩する人魂(ひとだま)
鬼火遊街
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、お城勤めの侍が仕事を終えて夜遅くに屋敷へ帰る途中、ふいに背筋がゾクゾクと震えました。
到好久以前一個到城裡面作事的武士、這就就回去遲了、走到夜路上、這空氣就一哈不對了、背脊一㥬。
(むむっ、何やら怪しい気配が)
甚麼鬼?
侍が思わず身構えると、道向こうの暗闇にフワフワと人魂(ひとだま)が飛んでいたのです。
武士感覺不尋常這就取刀架勢了、這就看到前面黑黑的路上有條鬼火飄到的。
(怪しい物の正体は、これか。人に悪さをするのであれば、退治してくれよう)
原來就是這條傢伙啊、我看哈子他得害人吧、若是有危害這就幫他弄了。
侍は刀を抜くと、その人魂を追いかけて行きました。
武士這就提到刀追鬼火砍去了。
人魂はまるで、人が散歩している様に道にそって飛んでいます。
但鬼火就只是像是散步一樣到街上這裡哪裡步。
その動き方や早さからすると、まるで老人が歩いているかの様です。
要講那速度、就跟條老杆子㫘得區別。
(人魂を見るのは初めてだが、たいして恐ろしくはないな)
武士雖然還是第一次真的看到鬼火、但是完全是一點不虛。
侍がそう思っていると人魂は後をつける侍に気づいたのか、急に走る様に逃げ出しました。
武士這一露出殺機、鬼火也是注意到後面踵到自己的武士了、這就飛奔。
(むっ、逃がさぬ!)
跟爹站到莫動!
侍が追いかけて行くと、人魂は松の木のあるへいをフワッと飛び越えて、家の中に入ってしまいました。
這就追啊追、看到塊圍牆、裡面是別個屋的一顆松樹、鬼火過了牆、進到屋裡去了。
侍がへいの中をのぞくと、寝ぼけ顔のおじいさんが体を起こして、おばあさんに言いました。
武士這就到圍牆外面步了裡面二眼、看到條老頭頭起了身、對到老婆子講。
「ばあさんや。
婆子啊
わしは今、変な夢を見ていたぞ。
我剛剛作了條好駭人的夢。
町を散歩していたら刀を抜いた侍に追いかけられたので、あわてて家に逃げ帰った夢だ」
我人到街上走、後面就有條武士提到刀踵、幫我駭了個卵卯翻天、跑回來了。
それを聞いて、侍はびっくりしました。
武士一聽是這條案子也是一驚。
(刀を抜いて追いかける侍とは、わしの事か?
這條人違講的就是我啊?
そう言えば、年を取ると夢を見ている間に、魂が抜け出すと聞いた事がある。
我聽人講確實是這人上了年紀睡覺時就得靈體出竅。
わしも年を取ったら、気をつけねば)
我要是老了這也要注意啦。
侍は刀をしまうと、自分の屋敷に帰っていきました。
武士幫刀一收歸屋了。
おしまい
结束
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