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1月15日の日本民話
(1月15日的日本民間故事)
勝海舟の写し本 (健全普通話版)
勝海舟抄書
・日本語 ・日本語&中国語
明治時代を築くのに大活躍をした人物に、勝海舟がいます。
促成時代加速步入明治的一大推手、勝海舟。
彼は下級旗本だった父親の期待を受けて蘭学や剣術をよく学び、三十三歳の若さで幕府の役職に就きました。
出生與武士家庭的他備受父親期待、學習劍術以及接受西方先進的教育、三十三歲之年便進入了當時的政府機構幕府當差了。
長崎では海軍技術を学び、弟子の坂本竜馬とともに海軍操練所をつくっています。
後又在長崎與自己的弟子板本龍馬摸索海軍現代化的進程、組建了其海軍的培育基地。
その後も反幕府派との関係修復に力をつくした勝海舟は、1868年、江戸を攻めようとする官軍に江戸城を明け渡して江戸を戦火から守った人物です。
而後時局動盪大廈將傾、勝海洲雖系幕府但又充當中間人與反幕勢力斡旋、1868年、改革派破城前夕勝海洲憑藉一己之力充當說客讓政權得以和平交替、避免了時下江戶人民慘遭戰火蹂躪的命運。
これは、その勝海舟が若い頃のお話しです。
現在就說說勝海舟年輕時候所發生過的事。
勝海舟は大変な勉強好きですが、お金がないので毎日の様に古本屋に通って本を読んでいました。
勝海舟十分的喜歡看書、但苦於囊中羞澀的他卻只能是每天前往古書店白看免費的書。
ある日の事、勝海舟が読んでいた兵法(へいほう→戦術)の本が見当たりません。
但突然有一天、勝海舟發現自己看到一半的那本兵書從書架上消失了。
そこで勝海舟は、古本屋の主人にたずねました。
就這樣勝海舟詢問了書店老闆。
「主人、あの本はどこにあるのだ?」
不好意思請問一下、現在那本書是在哪兒呢?
「はい、あの本とは?」
恩好的、那究竟是哪本呢?
「昨日までこのたなにあった、兵法の本だ」
就是昨天還放在這個書架子上的那本兵法書呀。
「・・・ああ、あれですか。申し訳ございません。
噢噢、原來客人你是說那本書呀、但不好意思。
あれはさきほど、四谷の奉行所のお役人さまが買われていきました」
不湊巧就在剛剛、四谷奉行所當差的官大爺將那本書買走了去。
「四谷の・・・。おおっ、そのお役人なら知っているぞ」
四谷的人?讓我想想、啊啊、若是那個人的話說不定我還認識了。
そこで勝海舟は、さっそくその役人の家まで行くと、
就這樣馬上、勝海舟就朝著四谷官人的家出發了。
「どうか、あなたさまがお買いになった兵法のご本を、わたしに貸してください」
請問現在方便嗎?我得知您那兒剛剛購買了一本兵書、可以的話我想你能可將這本書借給我。
と、頼み込んだのです。
這樣對著官人請求了。
でもその役人は、首を横に振って断りました。
可是官大爺很快就擺起了腦袋揮了揮手拒絕了。
「だめだ、だめだ。今買ったばかりで、まだ読んでいないのだから」
不行、不行、這本書我才剛剛買到手、連自己都還沒看呢。
しかし、ここであきらめる様な勝海舟ではありません。
但是即便官大爺都這樣說了、勝海舟還是不屈不撓的不願放棄。
「では夜に、ご本をうつさせていただいてもよろしいでしょうか? あなたさまが、おやすみになった後で」
那您看這樣成嗎、我可以晚上來你的家、在你睡覺時不打擾你休息的情況下將這本書抄下來嗎?
「・・・うむ、まあ、それならいいが。しかしあれは、かなり分厚い本だぞ」
恩、讓我想想、這樣也並不是不行、但是、這可是一本很厚很厚的書啊。
「はい、承知しております」
恩、我知道的、但您肯願意了就好、那麼這就謝謝您了。
それから勝海舟は夜になると役人の家にやって来て、朝になるまでずっと本をうつし続けたのです。
やがて、半年が過ぎました。
在勝海舟和官大爺談好了以後、便每逢夜色就來到了官大爺的家、一直在早上天亮為止都在花時候用心的抄著那本兵書。
就這樣、不一會兒過去了半年多。
ある秋の朝、勝海舟は起きてきた役人に、深々と頭を下げて言いました。
這是一個秋天的清晨、勝海舟在看到官大爺已經起床之後、對著人由衷的把頭低下表明了自己的謝意。
「おかげさまで、全部うつし終わりました。ありがとうございます」
真是太感謝您了、拜其所賜、我將這本書已經全部抄完了。
それを聞いて、役人はびっくりです。
聽到了這個之後的官老爺是吃驚極了。
「あれを、全部うつし終えたのか? それは何とも、感心な人だ。それほど気に入った本なら、あなたに差し上げましょう」
怎麼會?你說你全部都抄完了、這可是這麼厚的一本啊、啊、你真是一個讓我感到佩服的人、若真是那麼喜歡、不如我乾脆就現在把它送給你吧。
「いえいえ、とんでもない。それにわたしは、うつさせていただきましたから」
不行、不行、這可怎麼能行了、再說我如今也已經完全抄下來了、我只需要這本就行。
すると役人は、頭をかきながらこう言いました。
聽到這話後的官大爺一下是撓了撓頭後這樣說了。
「あはははは。
說來真是慚愧、哈哈哈哈。
いや実はね、あの本は読むためでなく、人に自慢するために買ったんだよ。
其實這本書根本就不是我為了看才買回的家、都是為了讓人知道我在有看書而顯擺罷了。
『わたしは、こんなに難しい本を読んでいますよ』ってね。
如此晦澀難懂的兵法我根本就是一個字都看不下去。
試しに少しだけ読んでみたが、ぜんぜん分からなかったよ。
雖說我也是有試過嘗試讀過那麼一兩行、但果然還是完全不行。
あはははは」
哈哈哈哈哈
おしまい
结束
※このお話は、勝海舟の偉業をたたえる為の創作話とされています。
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
勝海舟の写し本
勝海舟抄本
明治時代を築くのに大活躍をした人物に、勝海舟がいます。
幕末維新志士勝海舟。
彼は下級旗本だった父親の期待を受けて蘭学や剣術をよく学び、三十三歳の若さで幕府の役職に就きました。
武士家庭、時脫亞論思潮、受西方通才教育、亦習劍術、三十三歲進了幕府。
長崎では海軍技術を学び、弟子の坂本竜馬とともに海軍操練所をつくっています。
到長崎摸索當代海軍模式、與龍馬一起構築海軍操練加速現代化進程。
その後も反幕府派との関係修復に力をつくした勝海舟は、1868年、江戸を攻めようとする官軍に江戸城を明け渡して江戸を戦火から守った人物です。
而另一外面亦與改革倒幕派之間進行拉扯、幕府將傾之際衝當中間人進行交涉、讓當時江戶免於戰火、無血開城、還政與朝。
これは、その勝海舟が若い頃のお話しです。
這還是勝海舟年輕時的事。
勝海舟は大変な勉強好きですが、お金がないので毎日の様に古本屋に通って本を読んでいました。
因為㫘錢但是又喜歡看書、這就每天跑書店去看白書。
ある日の事、勝海舟が読んでいた兵法(へいほう→戦術)の本が見当たりません。
這就看到看到的一本兵書過第二天不見了。
そこで勝海舟は、古本屋の主人にたずねました。
這就問老闆。
「主人、あの本はどこにあるのだ?」
老闆、昨天放這裡的那本書啦?
「はい、あの本とは?」
那本?
「昨日までこのたなにあった、兵法の本だ」
就是昨天放到這個棚棚裡面的兵書啊。
「・・・ああ、あれですか。申し訳ございません。
あれはさきほど、四谷の奉行所のお役人さまが買われていきました」
哦、那傢伙昨天著人賣走了去、是條到衙門作事的公差。
「四谷の・・・。おおっ、そのお役人なら知っているぞ」
衙門是把、莫興我還認得到。
そこで勝海舟は、さっそくその役人の家まで行くと、
這就過直接去別個屋邏人去了。
「どうか、あなたさまがお買いになった兵法のご本を、わたしに貸してください」
開口就是問別個要兵書。
と、頼み込んだのです。
這就講了。
でもその役人は、首を横に振って断りました。
但是別個幫腦鬠一擺。
「だめだ、だめだ。今買ったばかりで、まだ読んでいないのだから」
搞不好、我這才剛買都還㫘看過。
しかし、ここであきらめる様な勝海舟ではありません。
但是這人就一直磨到的。
「では夜に、ご本をうつさせていただいてもよろしいでしょうか? あなたさまが、おやすみになった後で」
那可以讓我幫書抄落來吧、你晚上開始睡覺我就來、不吵你。
「・・・うむ、まあ、それならいいが。しかしあれは、かなり分厚い本だぞ」
那麼大一本你抄得完啊、你要抄就抄嘛。
「はい、承知しております」
那我晚上過來。
それから勝海舟は夜になると役人の家にやって来て、朝になるまでずっと本をうつし続けたのです。
晚上這人就過去抄書、一直抄到白天。
やがて、半年が過ぎました。
這就抄了個半年。
ある秋の朝、勝海舟は起きてきた役人に、深々と頭を下げて言いました。
這就秋天了、這條官差一醒、勝海舟就幫腦鬠一佝對到別個道謝。
「おかげさまで、全部うつし終わりました。ありがとうございます」
這就抄完啦、感謝。
それを聞いて、役人はびっくりです。
這話一講出去過幫官差是駭了個卵卯翻天。
「あれを、全部うつし終えたのか? それは何とも、感心な人だ。それほど気に入った本なら、あなたに差し上げましょう」
這麼大一本你違就全部抄完啦?你真是條人才、我這書過送起你算了。
「いえいえ、とんでもない。それにわたしは、うつさせていただきましたから」
㫘㫘㫘、還是你肯讓我抄。
すると役人は、頭をかきながらこう言いました。
這也就開始扯東扯西了。
「あはははは。
いや実はね、あの本は読むためでなく、人に自慢するために買ったんだよ。
官差就講實際這書就是我買回來讓別個看的。
『わたしは、こんなに難しい本を読んでいますよ』ってね。
只要人一來、我就跟他們講、你看我平時都是到屋裡讀這些。
試しに少しだけ読んでみたが、ぜんぜん分からなかったよ。
實際上我有稍微翻過一二頁、寫的這一些我根本看不懂。
あはははは」
哈哈哈哈哈。
おしまい
结束
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