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3月14日の日本民話
(3月14日的日本民間故事)
不思議なサバ売り (健全普通話版)
神奇的青魚販子
・日本語 ・日本語&中国語
奈良の東大寺(とうだいじ)で、「華厳経(けごんきょう)」というお経(きょう)の話しをする会が、初めてもよおされる事になった時のお話しです。
起初的這事還要從奈良的東大寺決定要開展一場華嚴經的誦經法會說起。
会の日取りは決まりましたが、お経の話しをしてくれる人を誰にするか、なかなか決めかねていました。
法會的日程雖是已經被好好的定下、可最後這位被決定為誦經說法的關鍵之人卻是遲遲的沒有選出、這可讓大傢夥們犯了難。
その時、天皇(てんのう)が、
而碰巧此時的天皇插進來了一腳。
「夢で告げられた事だが、朝一番先に寺の門前で出会った者を先生にするがよい」
我有做了一個夢、依照夢中所提示、天一亮第一個經過寺廟門口的人、選他作為誦經的法師保準沒錯。
と、お寺に伝えて来たのです。
很快的、這個消息也被傳達到了寺廟。
お寺ではその通りにする事にして、その日の夜明けを待ちました。
於是乎廟裡的大小和尚也是按照著這個指示、決心一定要守候到第二天一明便首次路過寺廟大門去的那個人。
すると、お寺の前を一番先に通りかかったのは、魚を入れた大きなザルをてんびん棒でかついだサバ売りだったのです。
可這咋說了、天一亮第一個經過寺廟大門口的竟是一位兩肩上一把扁擔、而擔子兩頭的菜籃裡又都是裝著青魚的一個魚販子。
(はて、この人に、お経の話が出来るのだろうか?)
不是吧、這傢伙難道就是夢中所提及的講經說法之人?他能說經?
と、思いましたが、天皇の夢のお告げですから、だまって見送ってしまうわけにはいきません。
雖然這傢伙一看就是八竿子打不到的一位主、但畢竟天皇事先有過交待也不能就這樣直接讓人家離開了去呀。
サバ売りを呼び止めて、わけを話すと、
負責此事之人先將魚販子一聲呼停、然後便也又跟人家解釋起了這其中的緣由。
「と、とんでもねえ。わしはこうして、サバを売って暮らしておるだけの者じゃ。お経の話しだなんて、とてもとても」
你說啥、這可是個啥子玩意兒哦、你看我這身行頭、可不就是一個臭賣魚的嗎、你叫我上你們這裡頭去跟大家唸經、還說法、真是亂開甚麼玩笑。
「しかし、天皇のお告げが」
可天皇說你就是夢中那位被指示的人。
「天皇なんて、関係ねえ。
咱先不說天皇啥的。
生臭い魚は食わねえ坊さんたちにはわかるめえが、サバという魚は、すぐに腐るんじゃ。
就說說我肩上這兩擔魚、不過你們這些一輩子可能都沒有吃過臭魚的和尚們跟你們說這個你們也是不懂啦、青魚這種魚、稍微只要耽誤了一點時間馬上就會不新鮮了。
『生き腐れ』と言って、それこそ生きている間にも腐るんじゃ。
魚未死而肉先腐、即便就是現在、你看魚它還在活蹦亂跳了、可就是它的鮮度也正在一分一秒的流失。
さあ、ひまをつぶしておるわけにはいかんから、道を開けてくだされ」
所以說呀、我可沒功夫在這跟你耗著繼續閒聊了、麻煩你能讓下路讓我離開嗎。
「まあまあ、そこをなんとか」
這位施主不要那麼著急嘛、就算這次是我拜託求求你。
立ち去ろうとするサバ売りをお寺の人たちはなおも引きとめて、やっとの事で本堂へ連れて行きました。
剛正準備走的魚販子又被和尚們一把拉住不讓走、就這樣不情不願之下給人半推半就的稀裡糊塗就給拉入佛堂了。
「・・・仕方ねえな」
………唉呀我的媽、這都是個啥呀。
観念したサバ売りは、八十匹の魚を入れたままのザルを机の上に置きました。
魚販子此時也總算是放棄了跟這群和尚抵抗、卸下了兩擔的魚筐就那麼的直接給放到了經文的書案上。
「あんな生臭い物を、机の上に置くとは」
這人怎就把那麼腥臭的東西直接給放台子上了呀。
集まった人たちが困った表情をしましたが、不思議な事に八十匹のサバはたちまち八十巻のお経の巻物にかわったのです。
此時因法會在台下聚集的大小僧眾及看客們紛紛泛起了眉頭、但不可思議的神奇事件馬上發生、那就是案上的八十尾青魚轉瞬而化、全部都給變成了一本本總數八十卷的經文。
そして口を開き始めたサバ売りの言葉を聞いて、人々はビックリしました。
在之後就是魚販子他開口了、這一下可就讓當場的所有人目瞪口呆。
サバ売りは古いインドのお経の言葉で話し始め、途中で話を止めると机の前から立ち上がって本堂から出て行ってしまったのです。
只見魚販子誦經時首先使用的就是一口原典的梵文、然後念了有個大半天吧、人家就突然起身一站、而後就是直接走出了佛堂罷工了。
不思議なサバ売りが魚をかついでいたてんびん棒は、回廊(かいろう→長くて折れ曲った廊下)の前につき立ててありました。
眾人這就又跟出來一瞧、這可不就剩立在迴廊前的一根扁擔了嗎。
その棒からはたちまち枝や葉っぱが出て、柏槙(びゃくしん→ヒノキ科の常緑高木)という木になりました。
後面就是又不到一會兒、這根扁擔竟然還起死回生長起枝葉來了、最後據說就是眼睜睜的長成了一顆柏槙樹。
もしかするとサバ売りは、仏さまだったのかもしれません。
發生了這一系列神奇的事、說不定這位魚販子他可就是佛祖的化身呢。
こののち、東大寺で毎年三月十四日に開かれるお経のお話会の先生は、このサバ売りにならってお話しを途中で止めて、本堂からだまって外へ出ていく事になったという事です。
自這件事以後每年的東大寺法會重新召開時也都沿襲了這個傳統、先是一位講經說法的和尚行為舉止模仿當初魚販的樣子、再就是也跟人家一樣、唸到一半會突然的從佛堂不做聲響的直接走出離開。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
不思議なサバ売り
魚販
奈良の東大寺(とうだいじ)で、「華厳経(けごんきょう)」というお経(きょう)の話しをする会が、初めてもよおされる事になった時のお話しです。
講起這奈良東大寺華厳経法會的由來、還要從這事開始。
会の日取りは決まりましたが、お経の話しをしてくれる人を誰にするか、なかなか決めかねていました。
日子也決定好了、主持的人是個缺暫未定下、也不曉得到底是那個來好。
その時、天皇(てんのう)が、
當時的帝。
「夢で告げられた事だが、朝一番先に寺の門前で出会った者を先生にするがよい」
稱有人託夢、人選就是大清早開門碰到的第一個就好。
と、お寺に伝えて来たのです。
廟裡面也得消息了。
お寺ではその通りにする事にして、その日の夜明けを待ちました。
這事也就這麼定了、等天亮。
すると、お寺の前を一番先に通りかかったのは、魚を入れた大きなザルをてんびん棒でかついだサバ売りだったのです。
這就第一個是大清早趕起來的賣魚的魚販子、肩上的扁擔就幫兩籃子魚擔到的。
(はて、この人に、お経の話が出来るのだろうか?)
這傢伙是要怎麼由他講經哦。
と、思いましたが、天皇の夢のお告げですから、だまって見送ってしまうわけにはいきません。
但既是託夢人選、亦不好輕乎。
サバ売りを呼び止めて、わけを話すと、
這就幫魚販子喊停了、講了個前因後果。
「と、とんでもねえ。わしはこうして、サバを売って暮らしておるだけの者じゃ。お経の話しだなんて、とてもとても」
啊!我就是是條賣魚的你喊我去講法、這不就是扯卵談、這若怎麼得下台哦。
「しかし、天皇のお告げが」
但你就是帝託夢的人。
「天皇なんて、関係ねえ。
跟這條㫘關係的。
生臭い魚は食わねえ坊さんたちにはわかるめえが、サバという魚は、すぐに腐るんじゃ。
你們這些個只吃過鮮魚的和尚可能不曉得、魚這種東西一下過就臭了。
『生き腐れ』と言って、それこそ生きている間にも腐るんじゃ。
未爛而先腐、特別是我這兩擔子鯖魚啊。
さあ、ひまをつぶしておるわけにはいかんから、道を開けてくだされ」
我這就要過先走了、㫘時間賠你們扯卵談了。
「まあまあ、そこをなんとか」
但和尚還是要魚販子唸經。
立ち去ろうとするサバ売りをお寺の人たちはなおも引きとめて、やっとの事で本堂へ連れて行きました。
這就過一群人硬到一拉、進到廟堂了。
「・・・仕方ねえな」
我日你個好傢伙哦。
観念したサバ売りは、八十匹の魚を入れたままのザルを机の上に置きました。
魚販這就幫自己籃子台子上面一放。
「あんな生臭い物を、机の上に置くとは」
你這膖(屍體死亡發生的膨脹)卵臭的東西莫放上桌嘛。
集まった人たちが困った表情をしましたが、不思議な事に八十匹のサバはたちまち八十巻のお経の巻物にかわったのです。
但這下奇了、台子上的八十匹臭魚看到看到變成了八十部經文。
そして口を開き始めたサバ売りの言葉を聞いて、人々はビックリしました。
等魚販子一開口所有人又是驚了。
サバ売りは古いインドのお経の言葉で話し始め、途中で話を止めると机の前から立ち上がって本堂から出て行ってしまったのです。
這開口就是那個也聽不懂的梵音、念到一半人又過停了、這就二踋一走、人過不見了去。
不思議なサバ売りが魚をかついでいたてんびん棒は、回廊(かいろう→長くて折れ曲った廊下)の前につき立ててありました。
而魚販當初擺到門口走廊前面的扁擔、立起來了。
その棒からはたちまち枝や葉っぱが出て、柏槙(びゃくしん→ヒノキ科の常緑高木)という木になりました。
開始生枝發芽、變成顆柏槙樹了。
もしかするとサバ売りは、仏さまだったのかもしれません。
莫興別個就是佛祖哦。
こののち、東大寺で毎年三月十四日に開かれるお経のお話会の先生は、このサバ売りにならってお話しを途中で止めて、本堂からだまって外へ出ていく事になったという事です。
這之後東大寺每年三月十四的法會、過也效仿這條魚販、經唸到一半人過走不見了去。
おしまい
结束
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