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4月10日の日本民話
(4月10日的日本民間故事)
げんこつのほうび (健全普通話版)
賞賜頭上十個包
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むかしむかし、ある国の殿さまが、
在很久很久以前、某藩就有一位城主大人呀。
《珍しい物を持って来たら、ほうびをとらせる》
大家都來把自家的奇珍異寶帶過來給我瞧瞧吧、到時論寶行賞賜。
と、おふれを出しました。
在街上不就貼上了這樣的告示嗎。
それを聞いた人たちは、珍しい物を持って次々と城へ出かけました。
也就是這個消息一出、大王的城池裡前去獻寶的眾人可謂是排起了一條長龍呢。
でも、色々と珍しい物を持っている殿さまは、
可是早就目睹了多數奇觀與擁有了大量珍寶的城主大人呀。
「こんな物、ちっとも珍しくない」
天啦、這可都是一些甚麼寶貝呀、一點也不稀罕。
と、みんなを追い返してしまいました。
把這些前來提著寶貝呈上來的眾人一個個都像趕也似的打發走了不是嗎。
さて、この国にカブを専門につくっているお百姓(ひゃくしょう)さんがいました。
故事的場景現在又轉到位於此國的一位種地農民身上。
お百姓さんは大きな大きなカブをつくろうとして、長い間、苦労を重ねてきました。
這位農民他呀為了種出一顆巨大而又巨大的蘿蔔可謂是付出了十足的努力與汗水、一直辛苦的奮鬥了很長時間。
そしてその苦労が実って、大きな岩みたいなカブが出来たのです。
今天這就看到辛勞回饋了回報、一個如同超級巨岩般的巨無霸大大蘿蔔這就誕生了。
「これなら、あの殿さまも見た事がないだろう」
哼哼、這玩意兒我就保準就是那位城主大王想必生來也沒有看到過一次、這定是他的頭一遭。
お百姓さんは近所の人に手伝ってもらって、そのカブを荷車に乗せると城へ運んで行きました。
農民連忙喚來了附近的鄉裡鄰居幫幫忙、好一起用輛大板車把這玩意兒給推到街上的大王城池裡面去。
ところが城の門番が、
可等地點都已經來到了護城河看守的護衛面前。
「カブなんて、ちっとも珍しい物ではない」
啥玩意兒呀、可不就一蘿蔔嗎、這玩意誰稀罕呀。
と、中へ入れてくれません。
這不連門都不打算給人進嗎。
「でもこれは、おらが一生懸命に育てたカブです。
こんな大きなカブは、どこを探しても他にありません。
一目だけでも、殿さまに見ていただきたいのです」
你可知道這玩意兒可是費了我多大的心血嗎、雖然它的確就是一蘿蔔、可你要看呀、這麼大的蘿蔔、你在天底下去找可就真的找不出再比它大的第二根了呀。
求求你了、就給大王傳個話、就算只讓他看上一眼也行呀。
お百姓さんがあまりにも頼むので、門番は殿さまに大きなカブの事を話してくれました。
這不守衛面前農民已經是死纏爛打上了嗎、沒辦法人家勉為其難的試著去給大王報了一個信。
すると、殿さまは喜んで、
可這事出奇的還讓大王高興了個不得了呢。
「すぐ、持って来るように」
快點讓人家給我把東西送來看看吧。
と、言いました。
這樣下令吩咐了。
それを聞いた門番は、急いで戻るとお百姓さんに言いました。
聽見了這回大王是這樣的反應、守衛連忙也是跑回去給人家農民傳達消息去了。
「わしのおかげで、どうにか殿さまが見てくださる事になった。わしのおかげでな。・・・いいか、もしほうびをもらったら、わしにも半分寄こせよ。何しろ、わしのおかげなんだからな。わかったな!」
你可知道嗎、這回可多虧了我呀、就是我在大王的面前給你一個勁的好說歹說、才讓大王願意勉強的、總之就都是靠了我、…………行了行了、所以說你要給我記住呀、到時候萬一若是王行了甚麼賞賜、你可得一定要分我一半才行呀、記住是一半、畢竟你就全靠的都是我、要是沒有我呀、你記住了沒有!
「はい、しょうちしました」
行行行、一半一半。
お百姓さんは、城の庭へ荷車を引いて行きました。
就這樣放了行、農民架起了自己的板車推入人大王的院子了。
殿さまは荷車の上のカブを見て、とても目を丸くしました。
這才大王剛看見這巨無霸蘿蔔一瞬、已經是給整的目瞪口呆了。
「これは珍しいぞ。よくぞここまで、カブを育てたものだ。ほうびをとらすから、何でも欲しい物を言うがよい」
這玩意兒可真是百年難得一遇呀、你竟然是專門花了功夫還把這玩意兒真給我真整出來了、值得嘉獎值得嘉獎、行、我看你有心、要甚麼賞賜就都直說吧、全滿足你。
でも、お百姓さんはほうびよりも、あの門番をこらしめてやろうと思いました。
但事情都已經到達了這一步、拋開賞賜先不談、農民他先想到的是之前門口守衛的事、農民還對這傢伙懷恨與心呢。
そこで、殿さまに訳を話して、
就這樣、農民也是直白的說出了之前事情的來龍去脈。
「おらに、げんこつを十個ください」
所以說王啦、我就想你給我頭上來十個包。
と、言ったのです。
這不許出來的是這樣一個願望嗎。
「よし、よし。そう言う事なら、げんこつをあげよう。もっと近くへ来なさい」
好、好呀、既然你是開的這個口、那你要十個包我自然也是親自成全了、靠過來點把。
殿さまは、お百姓さんの頭をやさしく十回叩いて言いました。
現在就看見了大王對著農民他掄起了拳頭在人家的腦袋上輕輕輕輕的來了十下。
「お前は正直者だ。本当のほうびは、あとで届けてやるからな」
行了、行了、你這傢伙也還真是直來直往了、我也不跟你拐著彎子了、待會兒這真正的賞賜呀我也馬上會派專人給送到你家的。
「ありがとうございます」
感謝大王呀。
お百姓さんは喜んで荷車を引くと、城の庭を出ていきました。
這下可就真給農民樂壞了呀、人家開開心心的拉著車調頭就走了。
門のところへ来ると、門番が待ちかねた様に言いました。
這不就又車來到門口守衛的這裡來了嗎、只見人家這時也是開始的湊過來進行打聽了呀。
「どうじゃ。殿さまにほうびを頂いたか?」
事情辦的如何呀?大王給了多少賞錢。
「はい、おかげさまで」
不用說呀、這可都是仰仗了您呀。
「よし。それじゃ約束通り、ほうびの半分をもらおうか」
恩、那好吧、所以說嘛、那之前的一半呀、你看。
門番はお百姓さんの前に、両手を突き出しました。
這時都已經看到守衛是把手一伸都對著農民討過去了。
そのとたん、お百姓さんはこぶしで、門番の頭を思いっ切り殴りつけました。
可事與願違呀、於此同時農民是突然發難、握緊了雙拳便就是一拳拳的直呼人家守衛腦門上而去。
「あいた! な、なにをする!」
你這傢伙!現在又是在給我搞甚麼鬼呀!
「おらが殿さまからもらったほうびは、げんこつが十個だ。半分やるから、覚悟しろ!」
我呀、可就是在剛剛被大王親自賞賜了腦門十個大包呢、這不把五個分給你嘗嘗是怎麼也過去不去呀、你可給我接好啦!
お百姓さんはこぶしをにぎりなおすと、あと四回、門番の頭を殴りつけました。
這不就在農民對著守衛的腦天一翻狂轟亂炸之後還有四輪呢、都等給你這全部都交待完了後。
これには門番もたまらず、そのままひっくり返ってきぜつしてしまいました。
好傢伙、我的個乖乖、門衛被摧殘的這看來是承受不了了、兩個白眼就那麼一翻、昏倒在地上了。
「ははーん。ざまあみろ」
哈哈哈哈、瞧你現在這熊樣。
気の晴れたお百姓さんは、ニコニコしながら家に帰っていきました。
農民這下可謂是徹底的舒服了呀、一路上都是開心的把歌哼著似的回到了家。
そして家に帰ると、すぐに殿さまからのほうびのお金が届きました。
這不剛進家門又是一會兒、很快大王的使者也是叩門前來了、人家這就是給你送錢說是之前的賞賜呢。
お百姓さんはそのお金で、村人たちにごちそうをしたという事です。
故事到達了結尾、農民提了這些賞錢很快喚來了村中的大夥兒們、直接是原地辦起了宴席、幾桌好酒好肉讓大家夥兒把這筆錢是全給交待了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
げんこつのほうび
賞你一砣子
むかしむかし、ある国の殿さまが、
到好久以前、這就藩王。
《珍しい物を持って来たら、ほうびをとらせる》
と、おふれを出しました。
要民獻寶、論寶行賞。
それを聞いた人たちは、珍しい物を持って次々と城へ出かけました。
這通知一巴、一堆稀奇古怪的東西就都送去跟藩王品了。
でも、色々と珍しい物を持っている殿さまは、
但是這藩王早就幫好多珍寶都悉數收納。
「こんな物、ちっとも珍しくない」
と、みんなを追い返してしまいました。
根本看不上別個的這些個傳家破爛、自然也就㫘行賞賜。
さて、この国にカブを専門につくっているお百姓(ひゃくしょう)さんがいました。
這就這地方有條种菜的農民、農民天天就种一條喊蕪菁的傢伙。
お百姓さんは大きな大きなカブをつくろうとして、長い間、苦労を重ねてきました。
農民就想栽條好大好大的蕪菁、每天也是好幸勞。
そしてその苦労が実って、大きな岩みたいなカブが出来たのです。
這天還真出來條巨無霸蕪菁、跟條巨岩一樣的。
「これなら、あの殿さまも見た事がないだろう」
有著傢伙撐腰、就是見了藩王我也有底氣。
お百姓さんは近所の人に手伝ってもらって、そのカブを荷車に乗せると城へ運んで行きました。
喊幾個同鄉有個照應、一起大推車進城了。
ところが城の門番が、
但是門衛。
「カブなんて、ちっとも珍しい物ではない」
你一條蕪菁有甚麼稀奇的啦。
と、中へ入れてくれません。
幫別個攔了。
「でもこれは、おらが一生懸命に育てたカブです。
こんな大きなカブは、どこを探しても他にありません。
為了這條蕪菁我辛苦好久你曉得吧、這麼大你絕對邏不出第二條。
一目だけでも、殿さまに見ていただきたいのです」
就讓藩王看一眼、好吧。
お百姓さんがあまりにも頼むので、門番は殿さまに大きなカブの事を話してくれました。
農民緊到凹、門衛就傳了個話。
すると、殿さまは喜んで、
藩王還就真喜歡上這條蕪菁了。
「すぐ、持って来るように」
と、言いました。
放人。
それを聞いた門番は、急いで戻るとお百姓さんに言いました。
門衛會意、跑農民那裡、開始了。
「わしのおかげで、どうにか殿さまが見てくださる事になった。わしのおかげでな。・・・いいか、もしほうびをもらったら、わしにも半分寄こせよ。何しろ、わしのおかげなんだからな。わかったな!」
都是靠我好講歹講、我也是看你種條這麼大的著孽、記得你到時得了賞要記得我啦、分一半啊!若不是我費這個口舌。
「はい、しょうちしました」
好好好、感謝感謝、一半一半。
お百姓さんは、城の庭へ荷車を引いて行きました。
農民就推到小拉車進去了。
殿さまは荷車の上のカブを見て、とても目を丸くしました。
藩王一看、驚了。
「これは珍しいぞ。よくぞここまで、カブを育てたものだ。ほうびをとらすから、何でも欲しい物を言うがよい」
這傢伙著你養了這麼大、我也是真服了你、我看你也有這個心、你看我這要賞你個甚麼。
でも、お百姓さんはほうびよりも、あの門番をこらしめてやろうと思いました。
但是進門前被門衛刁難、事情搞好了又被䯨一筆、農民就有點懷恨。
そこで、殿さまに訳を話して、
「おらに、げんこつを十個ください」
と、言ったのです。
這就跟王講、賞自己十(𣕅、ㄆㄠˋ)條砣子。
「よし、よし。そう言う事なら、げんこつをあげよう。もっと近くへ来なさい」
好、我就親自舞你十砣子。
殿さまは、お百姓さんの頭をやさしく十回叩いて言いました。
王就幫農民腦鬠輕輕來了十下。
「お前は正直者だ。本当のほうびは、あとで届けてやるからな」
你人老實、我也不盤(𠽲)你、賞賜到時還是要過起你。
「ありがとうございます」
感謝感謝。
お百姓さんは喜んで荷車を引くと、城の庭を出ていきました。
農民幫車一拉、走了。
門のところへ来ると、門番が待ちかねた様に言いました。
出了門、門衛就等到的。
「どうじゃ。殿さまにほうびを頂いたか?」
怎麼樣啊?王怎麼講?
「はい、おかげさまで」
都是幸虧你啦。
「よし。それじゃ約束通り、ほうびの半分をもらおうか」
好、那就講好的一半。
門番はお百姓さんの前に、両手を突き出しました。
門衛對到農民就是手一攡。
そのとたん、お百姓さんはこぶしで、門番の頭を思いっ切り殴りつけました。
農民這就對到門衛腦鬠上面就是一砣子。
「あいた! な、なにをする!」
你搞甚麼雞巴哦!
「おらが殿さまからもらったほうびは、げんこつが十個だ。半分やるから、覚悟しろ!」
藩王賞了我十條砣子、我現在分你五個啊!
お百姓さんはこぶしをにぎりなおすと、あと四回、門番の頭を殴りつけました。
這就還有四條砣子農民要跟門衛分。
これには門番もたまらず、そのままひっくり返ってきぜつしてしまいました。
門衛著這五下人過不行了、躺了。
「ははーん。ざまあみろ」
気の晴れたお百姓さんは、ニコニコしながら家に帰っていきました。
農民是舒服了個卵脬翻天。
そして家に帰ると、すぐに殿さまからのほうびのお金が届きました。
一到屋、藩王行的賞也是跟到來了。
お百姓さんはそのお金で、村人たちにごちそうをしたという事です。
這就同村一起吃飯吃了。
おしまい
结束
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