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5月20日の日本民話
(5月20日的日本民間故事)
金歯の小人 (健全普通話版)
小人的金牙
・日本語 ・日本語&中国語
♪音声配信(html5) |
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朗読者 : エクゼムプラーロ |
むかしむかし、ある漁師が漁の途中で嵐に出会い、今まで誰も来たことがない島へと流されました。
在很久很久、就有某位漁夫在出海的途中遭遇了大風浪、這就給大風一吹一刮呀、直接是來到了一座無人問津過的小島。
「よし、舟は何とか無事だな。今夜はこの島で過ごして、明日の朝早くに帰ろう」
還不賴、幸虧這船還是給我保住了、今天這情況看來也就只能在這島上將就一宿了、明天一大早就又出發。
舟を下りた漁師が草むらで寝ていると、すぐそばの草むらから何やら人の声が聞こえてきます。
漁夫自船上來到了小島處的一處草叢、直接就在這躺下了、可突然就是一會兒、旁邊有聲音傳了出來、這聽起來怎麼還有點像是有人在說話呀。
「はて、この島に人がいたのかな?」
不會吧、這樣的小島上難道還居住的有人?
漁師が草むらをかき分けてみると、そこには小鳥ほどの大きさの小人たちがいて、その先にいるイタチが小人たちを狙っていたのです。
漁夫兩手這就把草叢一扒、這下看見了呀、那邊出現的還真是一群群小人、雖然人家的大小這就只有一隻小鳥的程度這樣、而又看看了這群小人的對面、那是一隻正在獵捕他們的黃鼠狼。
(なんだ? おれは夢でも見ているのか?)
(這到底都是一個啥呀?難不成其實我已經睡著了、現在在做夢?)
漁師は首を傾げましたが、とにかくその小人たちを助けようと、イタチを追い払ってやりました。
漁夫現在看著眼前的一幕後開始懷疑起了自己、正在那歪著脖子沈思呢、行了、總之還是先幫忙一下這些個小人吧、就這樣漁夫出面是給小人們趕走了黃鼠狼。
すると小人たちは漁師が初めて聞く言葉でお礼を言うと、口を開けてにっこり笑いました。
這群小傢伙也是理解了人家這是救了自己、嘴巴裡面不知道是嘀咕著啥似是在表達感謝、那是漁夫這輩子從來沒有聽過的一種語言、而小人們還邊說邊笑。
その開いた口の中を見て、漁師はびっくりです。
但這就是這笑著把嘴一開、立馬的是給漁夫給驚呆了。
なんとその小人たちの歯は、全て金で出来ていたのです。
要說為甚麼呀、那就是漁夫看見了、這些個小人們是一個個全部都鑲起了金牙呢。
小人たちは自分たちの金歯を次々と抜くと、お礼のつもりなのか、漁師の前に差し出しました。
更加出奇的是現在的小人們是一個個的接連給漁夫拔起了自己的金牙、給人家是送了上去、就也不知道這究竟算不算的上是答謝了。
その時、漁師は目を覚ましました。
而也就是這個時候、漁夫他人醒了呀。
「なんだ、さっきの小人は夢か。小さくてもあれだけの金歯があれば、それなりの金になったのに。・・・いや、夢じゃないぞ!」
哼、果然我就知道那是一場夢呀、雖然那些個金牙小小的一個、可是也堆起了有那麼一小座山呢、誒。……………等等、這這這、竟然是真的!
目覚めた漁師のすぐ横に、小人たちの金歯が置いてあったのです。
要說發生了甚麼、那就是當漁夫以為是夢睜開了眼睛之後、這不立馬發現的自己睡覺地點的身旁還堆著有一地小人的金牙嗎。
漁師はその小人の金歯を持って帰ると、町へ行ってとても多くのお金と交換しました。
就說說後來漁夫是帶著這些小人的金牙回來了自己原來居住的街上、在這裡用這些金牙是換來了一筆大錢呢。
さて、その話を聞いた友だちの欲張り漁師が、自分も小人の金歯を手に入れようと、漁師から聞いた島へとやって来ました。
而也就是這麼一個離奇的怪事吧、有一天也是被另一個貪婪的漁夫給聽到了耳朵裡、因為人家也是想依靠著這些小金牙去發上一筆橫財、這就也從人家原漁夫那兒打探到了那座島的地、前往了。
「お人好しのあいつは小人にもらったわずかな金歯で満足していたが、おれはそうはいかないぞ。小人の奴を全部捕まえて、全員の金歯を抜き取ってやる」
我看那傢伙根本就是人太好了、明明有那麼多的小人、可就只是每位小人分給他了一點金牙、那傢伙竟然可就被滿足了、換做是要我來辦呀、這事決不可能、我可要把所有的小人給全部抓起來、然後一個個的全部都給他們的牙拔精光。
こうして欲張り漁師は一晩中かかって小人たちの村を見つけると、小人たちに襲いかかって、小人たち全員の口から金歯を引き抜いたのです。
就這樣呀大財迷漁夫開啟了自己的計劃、先是花上了一個晚上的時間找到了小人們所聚集的村莊、然後又是抓準了時候對小人們發起了抓捕、最後呀這就完全得逞、小島上的所有小人的金牙都是給他一人拔光了。
「あはははは。これだけ金歯があれば、おれは大金持ちだ」
哈哈哈哈哈哈、現在我手上的金牙多的都有快一大麻袋了、這下我也算是一個徹徹底底的有錢人了呀。
次の朝、欲張り漁師は町へ行くと、小人たちから引き抜いた金歯の入った袋を差し出して言いました。
同樣的也就是在了次日的一大早、貪婪的漁夫帶上了自己的戰利品來到了街上、等到了店鋪裡面對著人家就這樣的推出了自己的一大袋金牙之後。
「この袋の金歯を、金に換えてくれ」
我要把我的這麻袋金牙全部給換成錢。
「へえ、金歯ですか」
哎呀、這麼多金牙是嗎。
受け取った問屋は、その袋の中をのぞきました。
店裡的掌櫃這就解開了那一麻袋後一瞧呀。
そしてけげんそうな顔で、欲張り漁師に言いました。
然後就是一副很不可思議的表情這樣的向人家漁夫給說道了。
「何が金歯ですか。これは、ただの歯ではありませんか。こんな物は、一文にもなりませんな」
你的這一大袋可不是甚麼金牙呢、你也瞧瞧、這可都不只是普通的牙齒嗎、就這些玩意呀、根本就是不值分文。
「なに、そんなはずは・・・」
甚麼、不、不可能呀…………
と、言いかけた欲張り漁師は、口の中がすーすーして、うまくしゃべれない事に気づきました。
人家漁夫還就剛想做解釋了、但就發現了自己這嘴巴裡面說話咋就不利索了呀。
「まっ、まさか・・・」
天啦、難道是、這不會吧…………
欲張り漁師が自分の口の中に指を入れてみると、何と自分の口には歯が一本もありませんでした。
貪心的漁夫似乎是也感覺到了甚麼、試著用了手指往自己的牙齒上一摸、好傢伙、這不現在就自己的嘴巴裡面連一顆牙都不剩了嗎。
そして小人の金歯が入っているはずの袋を開けてみてると、中には自分の歯が入っていたのです。
還是不死心的漁夫這就也再瞧瞧了那袋原本就應該是裝有了小人們金牙的袋子、這下瞧見了、自己的牙齒可就全給裝在了裡面呢。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
金歯の小人
小金牙
むかしむかし、ある漁師が漁の途中で嵐に出会い、今まで誰も来たことがない島へと流されました。
到好久以前、漁夫出海遭遇風浪、這就不曉得是著卷到哪座島上來了。
「よし、舟は何とか無事だな。今夜はこの島で過ごして、明日の朝早くに帰ろう」
好傢伙、幸好船㫘事、今天就先在這裡歇、看明天天氣好能回去吧。
舟を下りた漁師が草むらで寝ていると、すぐそばの草むらから何やら人の声が聞こえてきます。
漁夫下了舟、過直接躺草皮上面了、那曉得一下過聽到講話聲音了、還就是旁邊草邊上。
「はて、この島に人がいたのかな?」
這地方違還有人啊?
漁師が草むらをかき分けてみると、そこには小鳥ほどの大きさの小人たちがいて、その先にいるイタチが小人たちを狙っていたのです。
漁夫聽聲音幫草一刨、這就看到一群小鳥兒那麼大群個小人到、對到還有條鼬像是到獵他們。
(なんだ? おれは夢でも見ているのか?)
我是到作夢?
漁師は首を傾げましたが、とにかくその小人たちを助けようと、イタチを追い払ってやりました。
漁夫想了一陣、算了先不管、二手一舞過就幫鼬揮走了去、這群小人就被保到了。
すると小人たちは漁師が初めて聞く言葉でお礼を言うと、口を開けてにっこり笑いました。
這小人就講小人語、應該是感謝的意思、這就又開口笑。
その開いた口の中を見て、漁師はびっくりです。
這一笑漁夫驚了。
なんとその小人たちの歯は、全て金で出来ていたのです。
因為看口裡面這牙齒都是金傢伙啊。
小人たちは自分たちの金歯を次々と抜くと、お礼のつもりなのか、漁師の前に差し出しました。
好像還是曉得自己這牙齒是條好東西、這就過一扯、一個個小人全幫牙齒交起漁夫了。
その時、漁師は目を覚ましました。
這時漁夫醒了。
「なんだ、さっきの小人は夢か。小さくてもあれだけの金歯があれば、それなりの金になったのに。・・・いや、夢じゃないぞ!」
唉、我就曉得就是到作夢、要是真傢伙就好啦、耶嗨!
目覚めた漁師のすぐ横に、小人たちの金歯が置いてあったのです。
好傢伙、夢中夢、漁夫一醒這牙齒睡覺邊上還真擺滿了。
漁師はその小人の金歯を持って帰ると、町へ行ってとても多くのお金と交換しました。
等漁夫人徹底清白、曉得這事是真、船一開牙齒一帶走、街上換錢去啦、發財了。
さて、その話を聞いた友だちの欲張り漁師が、自分も小人の金歯を手に入れようと、漁師から聞いた島へとやって来ました。
另外一個也是打漁的、一看這傢伙怎麼這麼有錢了哦、一問、曉得了、好傢伙、自己也發財去。
「お人好しのあいつは小人にもらったわずかな金歯で満足していたが、おれはそうはいかないぞ。小人の奴を全部捕まえて、全員の金歯を抜き取ってやる」
他認為別個是人好、小人才願意每人跟他過一兩顆牙齒、自己只要歹毒點、幫小人全部抓起來、牙齒一個個扯乾淨起來、這就一步到位、徹底發大財。
こうして欲張り漁師は一晩中かかって小人たちの村を見つけると、小人たちに襲いかかって、小人たち全員の口から金歯を引き抜いたのです。
這漁夫愛錢、先蹲一晚上幫小人屋還有村裡甚麼都摸清楚起來、這就全部一網打盡、牙齒一顆顆的扯。
「あはははは。これだけ金歯があれば、おれは大金持ちだ」
舒服舒服、這一大麻袋、回去之後甚麼都有了。
次の朝、欲張り漁師は町へ行くと、小人たちから引き抜いた金歯の入った袋を差し出して言いました。
第二天漁夫事全搞完、開船上街、這就入錢莊了。
「この袋の金歯を、金に換えてくれ」
幫我這袋子金牙換了。
「へえ、金歯ですか」
又是金牙啊。
受け取った問屋は、その袋の中をのぞきました。
這人就檢查。
そしてけげんそうな顔で、欲張り漁師に言いました。
這臉色就像是著日弄樣的。
「何が金歯ですか。これは、ただの歯ではありませんか。こんな物は、一文にもなりませんな」
你過的是甚麼卵哦?這麼多牙齒搞過來你還是真有本事、但要換錢還是算了吧。
「なに、そんなはずは・・・」
啊?
と、言いかけた欲張り漁師は、口の中がすーすーして、うまくしゃべれない事に気づきました。
漁夫想講條甚麼、發現自己聲音怎麼、講話就不自在啊。
「まっ、まさか・・・」
不是吧?
欲張り漁師が自分の口の中に指を入れてみると、何と自分の口には歯が一本もありませんでした。
這就過用手指頭幫自己牙齒一抵、好傢伙、一嘴巴的牙齒全著下完了。
そして小人の金歯が入っているはずの袋を開けてみてると、中には自分の歯が入っていたのです。
這好生看下子這大麻袋裡面是甚麼、自己一口牙整整齊齊裝好到裡面的。
おしまい
结束
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