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福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 六月
シカとブドウの木
鹿与葡萄树
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
猟師に追われたシカが、ブドウの木の陰に隠れました。
被猎人追逐的鹿,隐藏在葡萄树的阴影处。
猟師はシカが隠れている事に気がつかないで、そのブドウの木を通り過ぎて行きました。
猎人并没有察觉到隐匿的鹿,走过了那根葡萄树。
「やれ、助かった。もう大丈夫」
喔嚯,得救了,已经安全了。
と、思ったシカは、ブドウの葉をむしゃむしゃ食べ始めました。
如是。这样想的鹿,大口大口的开始吃起葡萄的叶子。
「ガサガサ、ガサガサ」
噶沙噶沙 ,噶沙噶沙
と、ブドウの葉が音を立てます。
如是,葡萄叶发出了声音。
その音を聞いて、猟師は振り返りました。
听到了那个声音,猎人扭身向后。
風もないのに、ブドウの葉がゆれているのです。
也没有风,葡萄叶却在摇曳。
「さては、獲物が隠れているな」
这样啊,猎物躲在哪啊。
と、考えた猟師は、戻って来てシカを撃ち殺しました。
如是,思考着的猎人,折返将鹿铳杀了。
死ぬ前にシカは、こう言いました。
临死前的鹿,这样说了。
「わたしが殺されるのは当たり前かもしれない。だって、自分を助けてくれたブドウの葉っぱを食べるなんて、そんなひどい事をしたのだから」
也许我被杀死是理所当然的事也说不定。因为,做出了把救助自己一命的葡萄叶给吃掉这种事,那种残酷的事情。
このお話しは、恩人に対して悪い事をする人は、ひどい仕打ちが待っていると言う事を教えています。
这个故事教导了,恩将仇报的人,残酷的对待等待着你。
おしまい
结束
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