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福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 七月
白鳥と主人
天鹅跟主人
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
白鳥は、死に際に美しい声で鳴くと言われています。
天鹅啊,传说死的时候会发出优美的声音。
ある人が、白鳥が売りに出ているのをたまたま見つけました。
有一个人,偶然看到了天鹅在卖。
美しい声で鳴く鳥だと聞いていたので、この人はその白鳥を買って帰りました。
因听闻是会发出动听声音的鸟,这个人将那只天鹅买回家了。
ある日、この人は大勢のお客を呼んで、宴会を開きました。
一天,这个人叫来了为数众多的客人,展开宴会。
それで白鳥を連れて来て、宴会の余興に歌を歌ってくれと頼みました。
因此带来了天鹅,当做是宴会的余兴,拜托唱歌。
しかし白鳥は、ひと声も鳴きませんでした。
可是,天鹅,一声也不鸣。
怒った主人は、その日から白鳥にエサを与えませんでした。
天鹅啊的主人,从那天开始,不给天鹅饵食了。
その後しばらくして、白鳥はもうじき死ぬ事がわかったので、悲しみながら美しい声で鳴きました。
那之后过了不久,天鹅他,知道,已经快要死了,用凄凉且优美的音色鸣叫了起来。
それを聞いた主人は、
听到了那个的主人。
「なんだ、お前は死にかけた時しか鳴かないのか。そうとわかっていたら、あのとき歌ってくれと頼む代わりに、お前を殺せば良かった。まあいい、目当ての鳴き声は聞けたのだから、お前は用なしだ。どこへでも行くがいい」
什么啊,原来你是只有在要死的时候才叫吗。如果知道那个,那个时候,跟拜托你唱歌与之交换,杀掉你就好了,嘛,算了,想要的鸣声已经听到了,也不需要你了,往哪去都行。
と、言って、白鳥を逃がしてやりました。
如是说,让天鹅逃掉了。
他人に無理矢理命令しても、なかなか言う事を聞いてくれないものです。
即使被他人强行命令,对吩咐的话也相当不顺从。
おしまい
结束
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