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福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 八月
ゼウスとキツネ
宙斯与狐狸
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
神さまのゼウスは、キツネがたいそう頭が良くて気が利くのに感心して、動物の国の王さまにしました。
宙斯神,对狐狸相当聪明的头脑与机灵而感到信服,让其成为动物的王。
とはいっても、キツネが食いしん坊で欲張りな事を知っているゼウスは、キツネが王さまになってから心がけも王さまらしくなったかどうか、知りたいと思いました。
可就算是如此,狐狸是个贪吃鬼且贪婪,对此了解的宙斯,想知道狐狸成为了王,是否也拥有了和王一样的内心。
そこでキツネの王さまが着飾って、カゴに揺られてしずしずと進んで来る所へ、ゼウスは一匹のコガネムシを飛ばせました。
然后,对着狐狸国王打扮得庄严肃穆,轿子摇着缓缓前行的地方,宙斯放了一只黄金虫飞过去。
目の前に大好物のコガネムシが飛んでくるのを見たキツネは、もう、食べたくてたまりません。
看见眼前十分喜爱的黄金虫飞过来的狐狸,已经,想吃的受不了。
カゴの外に飛び出して、お供の者や見物人が大勢見ているのもかまわず、夢中になってコガネムシを追いかけました。
往轿子外跳出,不顾随行者与看热闹之人,为数众多的目光,忘我的追赶着黄金虫。
「いやはや、しょうのない王さまだ。やはりキツネはキツネか」
真是,没辙的大王啊,狐狸果然就只是狐狸吗。
ゼウスはあきれて、キツネを王さまからはずしました。
宙斯惊住了,把狐狸从王的位置上罢免了。
このお話しは、見かけは立派になっても、中身の人間はそう簡単には変わらないと言うことを教えています。
这个故事,外表即使变得气派了,中之人却不会那么简单的就能够改变,如是教导了。
おしまい
结束
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