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福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 八月
年を取ったライオンとキツネ
上了年纪的狮子与狐狸
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
年寄りのライオンがいました。
有一只上了年纪的狮子。
ライオンは体が弱っていたので、もう、若い頃の様に走って狩りをするのが面倒でした。
狮子的身体因为衰弱,已经,对像年轻时的那样的奔跑狩猎,感觉费事了。
そこで良い事を思いつき、こんなおふれを動物たちに出しました。
因此想到一个好点子,像动物们出示了这样的布告。
《動物の王であるわたし『ライオン』は病気になってしまった。
动物的王,我,狮子,生病了。
わたしの見舞いに洞窟まで来た者には、褒美と高い位を授けよう》
前来洞窟看望我的人,将授予高位与褒奖。
そして見舞いに来た動物たちを、ライオンは片っ端から食べてしまいました。
然后,前来探望的动物们,被狮子给一个接一个的吃掉。
しかし、キツネだけは来ませんでした。
可是,就狐狸没有来。
ライオンはキツネに、
狮子对狐狸,
「なぜ来ないのか」
何故不来。
と、尋ねました。
如是,询问。
すると、頭の良いキツネは答えました。
于是,头脑好的狐狸回答。
「はい、洞窟に入ったみんなの足跡は残っているのですが、洞窟から出た足跡は一つもありません。
是,大王,虽然大家进入洞窟的足迹都留的有,但从洞窟出来的脚印一个也没有。
きっと、洞窟からどうやって出たら良いのか、みんな分からなかったのでしょう。
肯定是,大家不明白,怎样出洞窟才好。
わたしも分からなくなると困るので、行きませんでした」
我也因为不明白而为难,所以没有去。
「・・・・・・」
。。。。。。。。
さすがのライオンも、これには何も言い返せませんでした。
就算是狮子,对此也未做任何返答。
この様に頭の良い人は、ちょっとしたヒントから危険を察知し、危ない目に会わずにすむのです。
像这样头脑灵巧的人,从稍微一点的线索就能察知危险,不遇险境而安然。
おしまい
结束
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