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福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 八月
羽根を切られたワシとキツネ
羽毛被剪下的鹫与狐狸
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
ある日、一羽のワシが人間に捕まりました。
有一日,一只鹫被人抓住了。
捕まえた人はワシの羽根を短く切って鳥小屋の中に入れ、ニワトリと一緒に飼っておきました。
抓到鹫的人将羽毛剪短放入鸡舍,与鸡一同饲养起来。
羽根を切られたワシは、あまりにも悲しいので、しょんぼりと首をたれ、エサも食べられないありさまでした。
被剪掉羽毛的鹫,太过于伤心,失落的将头垂起来,一副也不吃东西的样子。
まるで、生け捕りにされた王さまの様でした。
简直,如同被生擒的王者。
ところが、別の人がこのワシを買い取ってくれたのです。
可是,另一个人买了这只鹫。
今度の人はワシの傷んだ羽根を抜いて薬を塗り、新しい丈夫な羽が生えるように手当てをしてくれました。
这次的人将鹫受伤的羽毛拔掉涂上药,帮助使其长出新的可靠的羽毛。
元気に飛べる様になったワシは、ウサギを捕まえて親切なご主人に持って行きました。
能健康飞翔的鹫,亲切的抓了兔子带回给主人。
それを見て、キツネが言いました。
看见那个,狐狸说。
「きみ、次の獲物は初めの人の所へ持って行けよ。前の怖い主人のご機嫌を取る事も必要だぜ。また捕まって羽根を切られるといけないから」
老兄,下次的猎物给初次见过的人带去吧,讨好前面可怕主人的欢心也是有必要的,可不能再次被抓让羽毛给剪掉了。
親切にしてくれた人には、たっぷりと恩返しをしなければなりません。
对给予亲切对待的人,不好好的报答不行。
でも、意地悪な人からまた嫌な目に会わない様、用心する事も大切です。
但,为了不再从心眼坏的人哪里吃到苦头,注意提防也是很重要。
おしまい
结束
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