|
|
福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 十月
セミとキツネ
蝉与狐狸
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
セミが、高い木の上で鳴いていました。
蝉在高高的树上唱着歌。
キツネがそのセミを食べたいと思って、ある作戦を思いつきました。
狐狸想要吃那个蝉,想出一个主意。
「セミくん、きみはいい声をしていますね。いや、本当にいい声だ。そんなにいい声で歌う方と、是非ともお友だちになりたいので、どうか降りて来てくれませんか」
蝉君,你的歌声真是美妙,不不,是真的美妙。想与唱那样好听歌声的你,务必的做一个朋友,能不能从树上下来了
キツネの悪巧みに気づいたセミは、木の葉を一枚むしってキツネの前に落としました。
看破的狐狸诡计的蝉,掰了一片叶子扔向狐狸前。
キツネはそれをセミだと思い、飛びついて食べてしまいました。
狐狸以为那个是蝉,扑过去给吃了。
それを見たセミは、
见此情景的蝉,
「やっぱりね。おあいにくさま。わたしが降りて行くと思ったら、大間違いですよ」
果然啊,不好意思,如果以为我会下去的话,就真的是想多了。
騙されたキツネは言いました。
被耍的狐狸说。
「この前はこの作戦が成功したのに。どうして、わたしがきみを食べようとしている事がわかったんだ」
这之前明明就成功了,为什么,你知道我想吃你啊。
セミはそばにあるキツネのフンをさしていいました。
蝉指着附近狐狸粪说。
「だって、きみのフンの中に、セミの羽が混じっているじゃないか」
因为,你的粪里面,混入了蝉的羽毛不是吗。
身近な人の失敗は、わたしたちを利口にしてくれます。
亲人的失败,会让我们变得机警起来。
おしまい
结束
(回到上一页)
|
|
|