3月15日の日本の昔話 おむすびコロリン
むかしむかし、木こりのおじいさんは、お昼になったので、切りかぶに腰をかけてお弁当を食ベる事にしました。 イラスト 02 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「うちのおばあさんがにぎってくれたおむすびは、まったくおいしいからな」 イラスト 03 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 コロリンと、おむすびが一つ地面に落ちて、コロコロと、そばの穴ヘ転がり込んでしまいました。 イラスト 05 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「おやおや、もったいない事をした」 イラスト 06 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 おじいさんが穴をのぞいてみますと、深い穴の中から、こんな歌が聞こえてきました。 イラスト 07 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ♪おむすびコロリン コロコロリン。 イラスト 08 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 こんなきれいな歌声は、今まで聞いた事がありません。 イラスト 09 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 おじいさんは、おむすびをもう一つ、穴の中へ落としてみました。 イラスト 10 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ♪おむすびコロリン コロコロリン。 イラスト 11 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 次の日、おじいさんは昨日よりももっとたくさんのおむすびをつくってもらって、山へ登っていきました。 イラスト 12 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 お昼になるのを待って、コロリン、コロリンと、おむすびを穴へ入れてやりました。 イラスト 13 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 そのたびに穴の中からは、昨日と同じかわいい歌が聞こえました。 イラスト 14 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「やれやれ、おむすびがお終いになってしまった。 イラスト 15 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 おじいさんはおむすびの様にコロコロころがりながら、穴の中へ入って行きました。 イラスト 16 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 するとそこには数え切れないほどの、大勢のネズミたちがいたのです。 イラスト 20 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「ようこそ、おじいさん。おいしいおむすびをたくさん、ごちそうさま」 イラスト 21 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ネズミたちは小さな頭を下げて、おじいさんにお礼を言いました。 イラスト 22 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ネズミたちは、うすときねを持ち出して来て、 イラスト 23 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ♪ペッタン ネズミの おもちつき。 イラスト 24 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 おじいさんはごちそうになったうえに、欲しい物を何でも出してくれるという、打ち出の小づちをおみやげにもらって帰りました。 イラスト 25 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「おばあさんや、お前、何が欲しい?」 イラスト 26 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 と、おじいさんは聞きました。 イラスト 27 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 と、おばあさんは答えました。 イラスト 28 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 おじいさんが小づちを一振りしただけで、おばあさんのひざの上には、もう赤ちゃんが乗っていました。 イラスト 29 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 もちろん、ちゃんとした人間の赤ちゃんです。 イラスト 30 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 おじいさんとおばあさんは赤ちゃんを育てながら、仲よく楽しく暮らしましたとさ。 おしまい |
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