| 福娘童話集 > 日本民間故事 > 二月
 2月11日の日本民話(2月11日的日本民間故事)
 
  
 お酒の好きな子ザル (健全普通話版)
 愛喝酒的小猴子
 
 ・日本語 ・日本語&中国語
 むかしむかし、ある山に、お母さんザルと子ザルの親子が住んでいました。在很久很久以前、有一座山上、猴子媽媽跟猴子寶寶生活在一起。
 
 この子ザルは子どもだと言うのにお酒が大好きで、こっそり人の家に忍び込んでは、お酒をなめていました。
 說道這隻小猴子、明明它才只是很小但卻就跟人類一樣學會起了喜歡喝酒、它時常的會偷偷溜入人類的家中、去偷人類的酒喝
 
 これを知った猟師は、
 後來有一個獵人就得知了這個消息。
 
 「酒を飲むとは、珍しいサルだ。酒をエサに、あのサルを捕まえてやろう」
 竟然還會懂得喝酒、這隻猴子可不一般呀、看我來試試用酒當做誘餌把它給抓住。
 
 と、おけに酒を入れて、サルの通る道へ置きました。
 於是乎獵人將準備好的酒倒入了一個桶子、又將桶放在了小猴子經常路過的所在。
 
 「くんくん。おや、いい匂いがするぞ」
 讓我嗅嗅、哇、這可是甚麼味道、真是好聞呀。
 
 さっそくお酒の匂いをかぎつけた子ザルが、おけのところにやって来ました。
 不一會就被酒香而勾引過來的小猴子來到了酒桶前。
 
 「わあっ、お酒だ」
 天啦、這可是酒。
 
 子ザルは大喜びで、お母さんのところへ行って言いました。
 小猴子大喜過望高興的不得了、馬上跑到了媽媽的身邊向她彙報。
 
 「あのね、山道にお酒があるんだよ」
 是這樣的、我在山道的半路上發現了酒。
 
 するとお母さんザルは、怖い顔で言いました。
 聽到了小猴子向自己說完這樣的事之後、猴媽媽馬上就是惡狠狠的嚇著小猴子說道。
 
 「駄目よ! それはお前を捕まえようとして、猟師がわざと置いたに違いありません。だからどんな事があっても、そのお酒を飲んではいけません!」
 不要上當!那可是為了抓住你而設下的陷阱、肯定就是獵人將酒放在哪兒絕對沒錯、所以無論如何不管發生了甚麼事、那個酒是碰都不要碰。
 
 でも、お酒の好きな子ザルは、我慢が出来ません。
 可這隻小猴子喜歡喝酒喜歡的不行、根本一點兒也忍受不了。
 
 「一口だけなら、飲んでもいい?」
 那這樣、我只喝一口的話沒有問題吧?
 
 「駄目よ!」
 不行!
 
 「じゃあ、なめるだけならいい?」
 那若只是舔一下了?
 
 「駄目よ!」
 不行!
 
 「じゃあ、匂いをかぐだけならいい?」
 那我聞聞總行了吧?
 
 「駄目よ!」
 不行!
 
 「じゃあ、見るだけならいい?」
 那我就光看看、這下行了吧?
 
 あんまりしつこく言うので、お母さんザルはついに、
 一陣軟磨硬泡、猴子媽才終於勉為其難的對著小猴子。
 
 「見るだけならいいけど、ぜったいに飲んではいけませんよ」
 你要看就看吧、但記住、千萬千萬不能喝呀。
 
 と、言ってしまったのです。
 這樣的叮囑了。
 
 子ザルはさっそくおけのところへ行って、お酒を見つめました。
 小猴子這下二話不說馬上返回了現場找到了酒。
 
 「ああ、おいしそうだなー」
 啊啊、這看起來可真棒呀。
 
 子ザルは見るだけと約束しましたが、とても見るだけでは我慢できません。
 雖是說好了只能看看、但只是一直看著的話根本就一點也解不了癮。
 
 「匂いをかぐぐらいは、いいだろう」
 只是聞上一下的話應該也沒有問題吧。
 
 子ザルはお酒に近づくと、匂いをかぎました。
 接下來馬上就忍不住了的小猴子更加靠近了裝酒的桶子、聞起了酒香。
 
 「いい匂いだな。これは上等な酒に違いないぞ」
 這可真是太香了呀、絕對就是上好的美酒一點兒沒錯。
 
 子ザルはさらに近づくと、お酒に顔を近づけました。
 緊接著小猴子又更近了一步、將臉朝著酒的表面更加貼合了。
 
 「ペロリとなめるぐらいなら、いいだろう」
 我還要舔上一口、只是舔一口而已、不會有問題的。
 
 子ザルは小さな舌を伸ばすと、お酒をペロリとなめました。
 於是乎小猴子又伸出了舌頭、對著酒裡來了一口。
 
 「うわーっ。おいしいな。もう一口」
 哇、真是痛快、再舔一口。
 
 「これで終わりにしよう。もう一口」
 恩、再最後一口就停。
 
 「最後に、もう一口」
 不行、這才是最後一口。
 
 「お終いに、もう一口」
 這回是真正的最後一口了。
 
 「おまけに、もう一口」
 嗯、這一口就當做是舔完最後一口後的獎勵。
 
 「ぷはーっ、・・・酔っぱらっちゃった」
 暈暈暈、………總感覺我好像是有點醉了。
 
 おけのお酒をすっかり飲み干してしまった子ザルは、その場に倒れて眠ってしまいました。
 不覺間、已經把桶中所有的酒都喝光了的小猴子、不勝酒力當即醉倒在了原地昏睡了過去。
 
 「しめしめ、うまくいったぞ」
 哼哼、漂亮、真是順利啊。
 
 さっきから木の後ろに隠れていた猟師は、眠っている子ザルを拾い上げると、山を降りて行きました。
 而從一開始早就已經躲在了小猴子周圍樹後的獵人此時現了身、撿起了暈死過去了的小猴子、下山了。
 
 可愛そうに子ザルは、お母さんとの約束を守らなかった為に、二度とお母さんのところへ帰る事は出来ませんでした。
 這隻可憐的小猴、便就是因為沒能遵守自己和媽媽之間的承諾、才導致了變為這個下場、而它也從今往後是都再回不去自己媽媽的身邊了。
 おしまい结束
 ↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
 お酒の好きな子ザル
 小猴子愛吃酒
 むかしむかし、ある山に、お母さんザルと子ザルの親子が住んでいました。到好久以前、山上的林子裡面這就猴子媽猴子兒住到的。
 
 この子ザルは子どもだと言うのにお酒が大好きで、こっそり人の家に忍び込んでは、お酒をなめていました。
 這小猴子就不學好、學人幹酒、經常跑別個屋裡呋酒吃。
 
 これを知った猟師は、
 獵人曉得這事。
 
 「酒を飲むとは、珍しいサルだ。酒をエサに、あのサルを捕まえてやろう」
 猴子吃酒、稀奇、我要用罐酒幫它誘過來、捉了去。
 
 と、おけに酒を入れて、サルの通る道へ置きました。
 這就幫酒一備、放猴子過路的地方了。
 
 「くんくん。おや、いい匂いがするぞ」
 小猴子剛過路過聞到騷了。
 
 さっそくお酒の匂いをかぎつけた子ザルが、おけのところにやって来ました。
 就過酒香一迷、進璫了。
 
 「わあっ、お酒だ」
 好傢伙、酒啊。
 
 子ザルは大喜びで、お母さんのところへ行って言いました。
 小猴子看到酒笑了個卵脬翻天、但是也不碰、先跑去他媽那裡跟媽報告。
 
 「あのね、山道にお酒があるんだよ」
 媽、路上有酒。
 
 するとお母さんザルは、怖い顔で言いました。
 猴子媽聰明一下曉得了、馬上惡起一副臉駭小猴子。
 
 「駄目よ! それはお前を捕まえようとして、猟師がわざと置いたに違いありません。だからどんな事があっても、そのお酒を飲んではいけません!」
 儍(音勺)羵卵、那是別個下的套誘你進璫、我保你舔一口稀爛、你莫跟我亂搞啦。
 
 でも、お酒の好きな子ザルは、我慢が出来ません。
 但是小傢伙就是腦鬠不想事的。
 
 「一口だけなら、飲んでもいい?」
 我就過去呋一口。
 
 「駄目よ!」
 莫!
 
 「じゃあ、なめるだけならいい?」
 那我就舔一口不要緊的吧。
 
 「駄目よ!」
 我怎麼就養你這麼條奤兒啦。
 
 「じゃあ、匂いをかぐだけならいい?」
 聞下子總可以吧。
 
 「駄目よ!」
 你還講不聽了是把!
 
 「じゃあ、見るだけならいい?」
 那我就到邊上看到。
 
 あんまりしつこく言うので、お母さんザルはついに、
 猴子媽人過被小猴子蠢儍了。
 
 「見るだけならいいけど、ぜったいに飲んではいけませんよ」
 好、你去你去我不管你了。
 
 と、言ってしまったのです。
 這麼講了。
 
 子ザルはさっそくおけのところへ行って、お酒を見つめました。
 小猴子這就蹲酒瓶子邊上望到去了。
 
 「ああ、おいしそうだなー」
 心裡就一直想的是要幫這酒呋上一口。
 
 子ザルは見るだけと約束しましたが、とても見るだけでは我慢できません。
 雖然答應媽自己就到邊上看到、但是怎麼忍都忍不到了。
 
 「匂いをかぐぐらいは、いいだろう」
 忍不住就想聞下騷解饞。
 
 子ザルはお酒に近づくと、匂いをかぎました。
 猴子慢慢就進了酒瓶、腦鬠佝落去了。
 
 「いい匂いだな。これは上等な酒に違いないぞ」
 這就酒香一聞、更加忍不到了。
 
 子ザルはさらに近づくと、お酒に顔を近づけました。
 離酒瓶瓶是處得越來越近。
 
 「ペロリとなめるぐらいなら、いいだろう」
 我就舔一口。
 
 子ザルは小さな舌を伸ばすと、お酒をペロリとなめました。
 這一口落去。
 
 「うわーっ。おいしいな。もう一口」
 又要呋一口試下味。
 
 「これで終わりにしよう。もう一口」
 呋完一口又一口
 
 「最後に、もう一口」
 最後一口
 
 「お終いに、もう一口」
 稀爛、這就停不落來了。
 
 「おまけに、もう一口」
 「ぷはーっ、・・・酔っぱらっちゃった」
 一口又一口、
 夾卵、這過醉啦。
 
 おけのお酒をすっかり飲み干してしまった子ザルは、その場に倒れて眠ってしまいました。
 一壺酒著小猴子整乾了去、當場放倒了。
 
 「しめしめ、うまくいったぞ」
 好傢伙好傢伙。
 
 さっきから木の後ろに隠れていた猟師は、眠っている子ザルを拾い上げると、山を降りて行きました。
 獵人這就從樹後面一現身、幫小猴子手上一提、下山了。
 
 可愛そうに子ザルは、お母さんとの約束を守らなかった為に、二度とお母さんのところへ帰る事は出来ませんでした。
 這就是講不聽、一意孤行、又不守諾言、就過天人永隔啦、自這天開始、猴子媽就這也㫘看到小猴子回來過了。
 おしまい结束
   (回到上一页)
 
 
 |