福娘童話集 > きょうの日本民話 福娘童話集 きょうの日本民話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
 


福娘童話集 > きょうの日本民話 > 2月の日本民話 > 爺婆かぼちゃ

2月24日の日本民話

爺婆かぼちゃ

爺婆かぼちゃ
三重県の民話三重県情報

にほんご(日语)  ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
南瓜の折り紙かぼちゃ

♪音声配信(html5)
朗読者 : 悠が童話を読んでみます

♪音声配信(html5)
朗読者 : stand.fm 「癒しの森🌳朗読ひろりん」

 むかしむかし、ある村にうつくしい娘が一人で住んでいました。
「ああ、おじいさんとおばあさんが欲しいなあ」
と、いつも思っていました。

 ある日の事、娘がカボチャ畑に立っていると、裏山からガラガラドスン! と、一匹のが落ちて来ました。
 鬼は頭や腰を強く打ったので、
「痛い、痛い、痛いよー」
と、泣いていましたが、村人たちは怖くて誰も鬼のそばへ寄りません。
 でも娘だけが赤い帯(おび)をビリビリと裂いて、痛いところに巻いてあげたのです。
 それから家へ連れて行き、鬼にごちそうをたくさん食べさせてあげました。
 すると鬼は、
「これはうまい、うまい」
と、腹いっぱい食べてから、
「お前はなかなか親切なよい娘じゃ。このこづちをお前にやるから、これでかぼちゃを叩いてみるがよい」
と、言ったのです。
「ありがとう」
 娘は鬼にお礼を言うと急いでかぼちゃ畑へ行って、鬼の言った様に一番大きなかぼちゃをそっと叩くと、
 ボコン!
と、音がしてかぼちゃが二つに割れて、何と中からおじいさんとおばあさんがニコニコ笑いながら出て来たのです。
 そして、
「すまないが、わしらをお前の家においてくれんかのう?」
と、言いました。
 もちろん、娘は大喜びです。
 それからは、おじいさんとおばあさんと三人仲良く暮したという事です。

おしまい

前のページへ戻る


     2月24日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
月光仮面の日
きょうの誕生花
クロッカス(Crocus)
きょうの誕生日・出来事
1956年 大平サブロー (タレント)
恋の誕生日占い
素直でチャーミング
なぞなぞ小学校
男の人が使う調味料は?
あこがれの職業紹介
フィギュアスケート選手
恋の魔法とおまじない 055
勇気を出せるおまじない
  2月24日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
鼻かぎ権次(ごんじ)
きょうの世界昔話
橋の上の幸福
きょうの日本民話
爺婆かぼちゃ
きょうのイソップ童話
酔っ払いとおかみさん
きょうの江戸小話
小男の願い
きょうの百物語
山の女

福娘のサイト

http://hukumusume.com

366日への旅
毎日の記念日などを紹介
福娘童話集
日本最大の童話・昔話集
さくら SAKURA
女の子向け職業紹介など
なぞなぞ小学校
小学生向けなぞなぞ