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3月22日の日本民話
(3月22日的日本民間故事)
天に昇りそこねた亀たち (健全普通話版)
龜孫昇天
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、ある池に、たくさんの亀が住んでいました。
在很久很久以前就有著一個池塘、池塘內是棲息了數量巨大的烏龜們。
ある日の事、亀の大将が言いました。
現在就說說某日、這天龜大王呀它就開了口。
「何でも竜は、海に千年、川に千年住むと天に昇るそうだ。このわしは、この池に三千年も住んでおるから、もうそろそろ天に昇ってもよいのではないかな」
說道這神龍呀、無論是在靈川還是在滄海只要修行了千年這便道行足夠可以騰雲昇天了、現在就說說老夫我把、這怎麼都在這個幽潭之中盤踞了有三千年之久吧、是時候感覺我這道行也該是夠了、咱想既然都差不多了不如現在就試試扶搖直上吧。
そして亀の大将が天に昇ろうとしたので、それを見ていた息子の亀が言いました。
聽到了龜大王準備扶搖直上即將就要是平步青雲了、此時就在一旁的龜王兒子也說話了。
「それなら、わたしも一緒に連れて行って下さい」
那就老爺子你可也就帶上我一起吧。
すると、その息子の嫁の亀も、
也就是這時、龜王兒子的妻子也說話了。
「あなたが天に昇られるのなら、わたしも連れて行って下さいませ」
你要是想要上天的話呀、那就可也請要帶上我才行。
と、頼んだのです。
如是向自己的老公請求到。
そうして次から次へ、孫亀も、ひ孫亀も、みんなみんな、
可這龜王兒子夫妻兩還有個龜兒子了、這龜兒子呀他也是有個兒子呢、這兒子後面還有兒子、就龜王的曾孫重孫重重孫。
「わたしも、連れて行って下さいませ」
也把我們大家夥都給一起帶上吧。
と、頼んだのです。
都是這樣的異口同聲說道。
そこで、亀の大将は、
於是乎龜大王它呀這就。
「よしよし、それなら、みんな一緒に連れて行ってやろう。だが、いくらわしでもみんなを抱える事は出来んから、みんな順々に前の者の尻尾をくわえるといい」
成成成、那咱們就合計著一起搬個家吧、我帶著大家一起、一個都不落下、可這真要是叫老夫我一人、我一隻手也抱不住你們這麼多呀、我看就這樣吧、大家先是排好隊列、然後後面的那位就咬住前面的那位尾巴。
と、言って、自分のしっぽを息子にくわえさせて天に昇り始めました。
龜王說完、現在是自己的尾巴由自己的兒子咬住、隨即也慢慢的發車上天了。
そして息子の尻尾を嫁が、嫁の尻尾を孫がと、その後に何千匹、何万匹の亀が、順番に前の亀の尻尾をくわえて、だんだんと天に昇って行ったのです。
就這樣呀、仔細一瞧、龜王兒子的尾巴此時正在被它的妻子咬住、而咬住龜王兒子妻子尾巴的又是龜王的孫子、這孫子的尾巴後面呀、又是一連串的、成千上萬尾的數量龐大的龜子龜孫們、現在都在咬住前面的那位尾巴而緩緩的向天空中駛去了。
ところが、間もなく天に着くというところで、亀の大将が後ろを振り向いて、
就這樣、很快的離登天只有最後一步之遙的時候、此時的龜王朝後的轉了一個身。
「おーい、みんな、無事について来ておるか?」
喂、大傢夥、沒有誰不小心給落下了吧?
と、尋ねたのです。
這樣的關切到。
するとそれを聞いた亀たちが、
聽到了龜王的問候、此時的龜小將們紛紛的。
「はい」
「はい」
「はい」
「はい」・・・・・・。
沒有
沒有
沒有
沒有………………
と、みんな返事をしたので、くわえていた尻尾をはなしてしまい、みんなあっという間に元の池の中に落ちてしまったのでした。
所有的烏龜們一同向著龜大王應了聲、可這樣一來那緊咬住的前面的尾巴不就給鬆開了嗎、於是乎的才不到的半刻的功夫所有的烏龜了又都是一同的跌回了池塘。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
天に昇りそこねた亀たち
渡劫失敗
むかしむかし、ある池に、たくさんの亀が住んでいました。
到好久以前、一條池裡面住了一溏烏龜。
ある日の事、亀の大将が言いました。
這就龜王就講了。
「何でも竜は、海に千年、川に千年住むと天に昇るそうだ。このわしは、この池に三千年も住んでおるから、もうそろそろ天に昇ってもよいのではないかな」
我看這竜到水裡面住了個千年過就可以飛天了、我也到這住了有了差不多三千年了、這修為也夠了。
そして亀の大将が天に昇ろうとしたので、それを見ていた息子の亀が言いました。
這大王龜就講自己要上天、這小龜崽子兒也就叫。
「それなら、わたしも一緒に連れて行って下さい」
那帶我也一起嘛。
すると、その息子の嫁の亀も、
兒堂客看兒要走。
「あなたが天に昇られるのなら、わたしも連れて行って下さいませ」
講那幫我也莫一個人留落來。
と、頼んだのです。
這就加二了。
そうして次から次へ、孫亀も、ひ孫亀も、みんなみんな、
加二之後這龜兒也有兒啊、兒又有媳婦、媳婦又有兒、這就祖祖輩輩、曾曾曾孫。
「わたしも、連れて行って下さいませ」
全部都要上天。
と、頼んだのです。
講完。
そこで、亀の大将は、
龜王也講了。
「よしよし、それなら、みんな一緒に連れて行ってやろう。だが、いくらわしでもみんなを抱える事は出来んから、みんな順々に前の者の尻尾をくわえるといい」
那好、我們都一起搬、我兒捉我尾、我孫捉我兒尾巴、不然這一車拖不過去的。
と、言って、自分のしっぽを息子にくわえさせて天に昇り始めました。
這就連成一排、龜王發車了。
そして息子の尻尾を嫁が、嫁の尻尾を孫がと、その後に何千匹、何万匹の亀が、順番に前の亀の尻尾をくわえて、だんだんと天に昇って行ったのです。
這就爺兒孫、孫孫孫、幾千幾萬、如恆河沙數、慢慢起飛了。
ところが、間もなく天に着くというところで、亀の大将が後ろを振り向いて、
快要到了、龜王就要點人、報數。
「おーい、みんな、無事について来ておるか?」
你們人都來了吧?
と、尋ねたのです。
問。
するとそれを聞いた亀たちが、
所有人這就開始應聲。
「はい」
「はい」
「はい」
「はい」
・・・・・・。
到。
と、みんな返事をしたので、くわえていた尻尾をはなしてしまい、みんなあっという間に元の池の中に落ちてしまったのでした。
因為烏龜㫘手、都是用嘴巴咬到前面的那根尾巴、這一講話、嘴巴一松、過又全⻊反池子裡面去了。
おしまい
结束
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