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5月2日の日本民話
(5月2日的日本民間故事)
二羽のカモ (健全普通話版)
雙鴨
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むかしむかし、京都に一人の男が住んでいました。
在很久很久以前、京都就住著了這樣的一位男子。
男の家は貧乏でしたが、お嫁さんと二人で仲良く暮らしていました。
首先男子的家中是十分的貧苦、但人家的妻子也倒是願意跟著男子和睦的攜手度日。
ある日の事、お嫁さんに赤ちゃんが生まれました。
然後又是某一日、妻子將一個小寶寶給生了出來。
ところがお嫁さんはお産のために体が弱っていたので、あまりお乳が出ません。
可現在問題來了、因為剛剛才生產完的妻子身體還是十分的虛弱、而眼看著自己現在奶水也並不是十分的充足。
そこでお嫁さんはお肉を食べて力を付けようと思い、夫に頼みました。
妻子一整個的就將寄託投到了丈夫的身上、對其拜託到看是否能有甚麼方法在外面給自己找來一點肉吃補補身子。
「わたし、お肉を食べたいのですけれど・・・」
我有點想吃肉了、你倒是也看看能夠找到甚麼辦法嗎…………
それを聞いて男は、
男子聽到了妻子的訴求。
「それは、もっともだ。肉を食べて、はやく元気になってもらわないとな。お前のためにも、赤ん坊のためにも」
對、我們是正需要肉呢、你現在還很虛弱、吃了肉後情況應該會好轉很多、這樣無論你還是孩子都會有保障。
と、言いましたが、しかし男は貧乏で、お肉を買うお金がありません。
話是這樣說沒錯、可男子的家中是十分的貧困的、不用說這買肉的錢想當然的也是沒有。
男はいろいろと考えたあげく、
可人家也還是有考慮了很多。
「よし、そうだ。自分で鳥を取りにいこう」
這樣吧、我試試看自己能不能去打來些飛鳥。
と、言いました。
這就是男子的主意。
次の日、男は朝早く起きると、弓矢を持って家を出ました。
第二天的一早、這就看男子早早的就已經爬起了床、弓箭一背、從家裡出發了。
そして、ミミドロ池という池にやって来ました。
走呀走、這就來到了一個叫做耳泥池的所在。
この池にはあまり人が来ないので、きっと水鳥がたくさんいると思ったのです。
因為這片湖泊周圍都是罕無人煙、那麼作為水鳥的好去處、肯定就都是聚集在這裡扎堆了準沒錯。
男は池まで来ると岸に生えた草の中に身をかくして、じっと水の上を見つめていました。
此時的男子已經準備好、藏身在了岸邊的草叢裡、一直盯緊了水面上的動向呢。
すると一羽のカモが、草むらのかげから泳いで来ました。
這可不、還就真等來了一隻從附近草叢裡探出身子跳下水裡洗澡來的鴨子呢。
続いてもう一羽がやって来て、二羽のカモは仲良くこちらに近づいてきます。
而不一會、這便又看見了另一隻野鴨也給探出了頭、現在是雙鴨一起的開始快樂遨遊了、同時鴨子們也開始在不知情下逐漸靠近了男子這裡。
それは、メスとオスのカモでした。
這其實正是一對野鴨夫妻。
男はそっと、弓に矢をつがえましたが、
男子看準了時機、已經開始了搭弓正要放箭了、可又一轉念。
(夫婦だろうか? 仲の良いカモを殺すなんて、かわいそうだ)
(這兩隻鴨子定是夫妻吧、它們的感情是這樣的好、我這若是拆散了它們不是很可憐嗎)
と、思い弓と矢を置きました。
男子思前想後、索性就又是停下了弓。
しかし男は、また思い直しました。
但又是一番思索、主意又變了。
お肉を食べたがっている、お嫁さんの事を思ったからです。
因為男子也想到了在家中急需要吃肉的妻子。
(仕方ない。カモよ、許しておくれ)
(無奈呀、抱歉了、鴨子)
男が矢を放つと、矢は真っ直ぐにオスのカモに当たりました。
就這樣、箭頭破風的一聲、公鴨中箭了。
「それ、当たったぞ!」
好啊、真的成了!
男は大急ぎで池に入って獲物を拾い上げると、すぐに家へ帰りました。
男子見一箭命中、慌忙衝入了池中連忙一把抓住了獵物、隨後就立即的是趕回了家。
男はさっそく、お嫁さんにカモの取れた事を話しました。
這人才一回家、就先把自己打到了鴨子的好事是告訴給妻子了。
そして、
就這樣。
「あすの朝は、カモを料理して食べような」
所以我們一大早就能吃鴨子肉了呀。
と、言うと、カモをさおにかけて寝ました。
言畢、掛好了打來的鴨子今天也就便安心開睡了。
さて、その夜中の事です。
可這不等時間就來到了大半夜嘛。
男は、さおにかけたカモがバタバタと羽を動かしている音に目を覚ましました。
男子突然就是給從床上被一個聲音吵醒了來、這聲音可不就是被吊起的鴨子在拍打著翅膀所發出的嗎。
「おや? あのカモが、生きかえったのかな?」
甚麼?不會吧、那隻鴨子竟然都這麼久了還是活著的?
男が不思議に思いながら、あかりを持ってさおのところに行きました。
男子索性就起床了、又帶上了燈火開始前去探查。
すると昼に取ってきたカモは死んだままで、そのそばを一羽のカモがバタバタと羽ばたいているではありませんか。
這一下看到、中午被自己打到後現在吊起來的那隻鴨子確實就是死透了、可發出那陣翅膀拍打聲的竟是這隻死鴨附近的另外一隻鴨子。
「あっ! メスのカモだ。
天啦!這隻是當時的那隻母鴨。
ミミドロ池でオスとならんで泳いでいた、あのメスガモに違いない。
鐵定沒錯了、這就是那隻白天還在和公鴨在耳泥池裡遨遊的母鴨呢。
殺されたオスをしたって、あとをつけてきたのか」
它難道當時還一直緊跟著我的足蹟、尾隨我來到了這兒?
男はメスのカモを、じっと見つめました。
此時的男子凝神、專心的注視起了這隻母鴨子。
カモはあかりを持った人間がそばに立っているのに少しも恐れる様子はなく、死んだオスのまわりを離れようとはしません。
此時的母鴨也早已發現了男人、可人家卻並沒有有感到了一絲畏懼這樣、就那樣還是一直緊緊的守候在公鴨身旁不願離去。
男はつい、ポロリと涙をこぼしました。
看到了這一幕後的男子竟是開始掉下了眼淚。
すると、外の音に起き出したお嫁さんもやって来ました。
又不到一會兒、聽聞到了動靜之後的妻子也是聞訊隨後趕來了。
お嫁さんは男の隣でじっとカモを見つめると、男に言いました。
妻子也和男子一樣的此刻是凝神的注視了鴨子們很久、隨後向著自己的男人是這樣的說道了。
「カモも人間も、相手を想う気持ちは一緒なのですね。ねえ、明日あのカモのお墓を作ってあげましょう」
看來其實不管是鴨子還是人類、都其實有著一份會對著另一半去著想的心、要不我看、咱們明天就給這隻公鴨做個墓下葬了吧。
「しかし、カモを食べないとお前の体は・・・」
可這樣的話、那你豈不是又吃不到肉了嗎…………
「いいえ。わたしは病気ではありません。日がたてば、また元気になれますから」
沒關係的、我又不是生了甚麼病、時間一久到時自然人也就可以恢復了、人又是和平常一樣。
その朝、男はオスガモを持って、また池にやって来ました。
就這樣、第二天一早、男子就又是提起了這隻死掉的公鴨、再一次的回到了這耳泥池。
そしてていねいにうずめてやると、小さなお墓を作ってやりました。
在這裡用心的為鴨子完成了埋葬後、又搭建了有一個小墓。
それからしばらくたつと、お嫁さんはすっかり元気になりました。
現在就說說最後吧、確實沒多久後妻子就已經是恢復了往常、變得精神了起來。
そして赤ちゃんと三人で、しあわせに暮らしたという事です。
此時加上小孩又正是一個三口之家、故事就在這裡完結、從此之後一家三口是幸福的生活在了一起。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
二羽のカモ
鴨情
むかしむかし、京都に一人の男が住んでいました。
到好久以前、這京都就一條男的。
男の家は貧乏でしたが、お嫁さんと二人で仲良く暮らしていました。
屋裡窮、但還是討到了一個堂客一起過日子。
ある日の事、お嫁さんに赤ちゃんが生まれました。
這天堂客過就幫小兒也生了。
ところがお嫁さんはお産のために体が弱っていたので、あまりお乳が出ません。
但剛生小兒大人身子骨虛、小兒也就㫘咪吃。
そこでお嫁さんはお肉を食べて力を付けようと思い、夫に頼みました。
堂客就想男人跟自己搞點肉當補品養下子。
「わたし、お肉を食べたいのですけれど・・・」
それを聞いて男は、
這也就講起這事了。
「それは、もっともだ。肉を食べて、はやく元気になってもらわないとな。お前のためにも、赤ん坊のためにも」
男人一想也是、不然這堂客和兒都不得好。
と、言いましたが、しかし男は貧乏で、お肉を買うお金がありません。
但是手上錢又缺、辦法也只有到處想。
男はいろいろと考えたあげく、
男的想一陣。
「よし、そうだ。自分で鳥を取りにいこう」
と、言いました。
乾脆不用錢買了、上山打去。
次の日、男は朝早く起きると、弓矢を持って家を出ました。
第二天早、男的取弓箭出門了。
そして、ミミドロ池という池にやって来ました。
到了個喊耳泥池的地方。
この池にはあまり人が来ないので、きっと水鳥がたくさんいると思ったのです。
這地方偏、來的人也少、所以水鳥按講是多。
男は池まで来ると岸に生えた草の中に身をかくして、じっと水の上を見つめていました。
男的就高草裡面一鑽、望到水面的。
すると一羽のカモが、草むらのかげから泳いで来ました。
過就幫條到洗澡的野鴨子看到了。
続いてもう一羽がやって来て、二羽のカモは仲良くこちらに近づいてきます。
這就又來了條鴨子、雙鴨一起遨遊。
それは、メスとオスのカモでした。
剛好一公一母。
男はそっと、弓に矢をつがえましたが、
男的對好方位、幫弓架勢了。
(夫婦だろうか? 仲の良いカモを殺すなんて、かわいそうだ)
但是又看別個雙鴨是夫妻、㫘想下手。
と、思い弓と矢を置きました。
しかし男は、また思い直しました。
過就準備打其他傢伙去了。
お肉を食べたがっている、お嫁さんの事を思ったからです。
但又想到自己回去還要面對堂客。
(仕方ない。カモよ、許しておくれ)
男が矢を放つと、矢は真っ直ぐにオスのカモに当たりました。
放箭了、公鴨這就跟到著穿了。
「それ、当たったぞ!」
正中。
男は大急ぎで池に入って獲物を拾い上げると、すぐに家へ帰りました。
男的跟到就奔水裡面撿去了。
男はさっそく、お嫁さんにカモの取れた事を話しました。
回去就跟堂客講自己打得鴨子了。
そして、
「あすの朝は、カモを料理して食べような」
と、言うと、カモをさおにかけて寝ました。
講明天早上就𤏪鴨子、這就幫鴨子一掛、睏去了。
さて、その夜中の事です。
這就晚上。
男は、さおにかけたカモがバタバタと羽を動かしている音に目を覚ましました。
男的看到掛起來的鴨子翅膀還到舞。
「おや? あのカモが、生きかえったのかな?」
還活的啊?
男が不思議に思いながら、あかりを持ってさおのところに行きました。
男的覺得怪啊、這就打燈去探。
すると昼に取ってきたカモは死んだままで、そのそばを一羽のカモがバタバタと羽ばたいているではありませんか。
原來是公鴨早就死了、舞翅膀的是邊上的另一匹鴨。
「あっ! メスのカモだ。
是那條母的!
ミミドロ池でオスとならんで泳いでいた、あのメスガモに違いない。
這肯定就是耳泥池那條㫘錯了。
殺されたオスをしたって、あとをつけてきたのか」
過跟到我一路過來了。
男はメスのカモを、じっと見つめました。
男的就一直對鴨子望。
カモはあかりを持った人間がそばに立っているのに少しも恐れる様子はなく、死んだオスのまわりを離れようとはしません。
男的點條燈就到鴨子邊的、也不見鴨子怕、反正就是死到公鴨的邊上守到的。
男はつい、ポロリと涙をこぼしました。
男的也傷心起來、落了淚。
すると、外の音に起き出したお嫁さんもやって来ました。
堂客看到動靜也是來了。
お嫁さんは男の隣でじっとカモを見つめると、男に言いました。
堂客一看也樣子也曉得了、就跟男人講。
「カモも人間も、相手を想う気持ちは一緒なのですね。ねえ、明日あのカモのお墓を作ってあげましょう」
就講明天幫這公鴨起個小墓、葬起來算了、這鴨子跟人一樣也是情深。
「しかし、カモを食べないとお前の体は・・・」
但是埋了不就吃不成了、男的關心堂客。
「いいえ。わたしは病気ではありません。日がたてば、また元気になれますから」
堂客就講自己也㫘害病、就是人虛到的、緩個幾天就好了。
その朝、男はオスガモを持って、また池にやって来ました。
白天、男的就提到公鴨回了耳泥池。
そしてていねいにうずめてやると、小さなお墓を作ってやりました。
幫他葬到這最後亡命的地方了。
それからしばらくたつと、お嫁さんはすっかり元気になりました。
是㫘得幾天、這堂客人也是好了。
そして赤ちゃんと三人で、しあわせに暮らしたという事です。
這以後就是一屋三口啦、平淡度日了。
おしまい
结束
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