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5月31日の日本民話
(5月31日的日本民間故事)
家宝の皿 (健全普通話版)
傳家寶盤
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むかしむかし、大阪に、ある大金持ちがいました。
在很久很久以前、位處大阪就居住著有一位超級有錢的大老爺。
この大金持ちの屋敷(やしき)には、先祖代々の宝として一枚の皿が伝えられています。
就這位大老爺家的宅子裡呀、可就收藏著了一枚自先祖代代手上給傳下來的傳家寶盤子呢。
この皿は青磁(せいじ)といって、青みがかったみどり色の、とても珍しい物でした。
盤子給叫做是青瓷、顏色青中帶綠、總之就是一件十分珍貴的寶貝。
家の主はこの皿をなによりの自慢にし、桐(きり)の箱におさめてふくさで包んで、それはそれは大切にしています。
而大老爺自己呢也是對著自己擁有了這樣一件的寶貝可謂是相當的自豪呀、還給它專門弄來了個桐木箱子用了塊袱紗將其好好的在裡面給包裹起來、如此小心翼翼的收好。
ある時の事、この大金持のだんなは友だちを二、三人つれて、大阪でも有名な料理屋へ行きました。
就說說有一天吧、這位大老爺今天就帶著兩三個好朋友到來了這位處大阪也很有名的一家餐館。
「さあ、食ってくれ。たんと食ってくれ」
差不多、現在我們也動筷子吧、大家都多吃一點呀。
山の様な料理が目の前にならべられましたが、その出された皿の中に、自分が宝としている青磁の皿とそっくりの皿がありました。
桌子上的山珍海味現在早就已是備滿了一桌、可大老爺此時眼尖、讓人家給發現了這給盛著飯菜的盤子、有一枚不就是和自己家裡的那枚寶貝青瓷長的就像是一模一樣嗎。
だんなはその皿を手にとって、つくづくとながめていましたが、
大老爺這就是立馬端起了這盤子、上上下下的到處揣摩呀。
(なんと不思議な。わしの物と少しもかわらんではないか)
(天啦、這怎麼會、就這玩意兒給我好好看上這麼幾眼、咋就感覺跟我家裡的那一枚去比也是絲毫不遜色呀。)
一緒にいた友だちもなかなかの目利きで、次々とその皿を手にとっては、
因為一起結伴而來的友人們也是行家、這就大家也是一起都好好的看上了幾眼。
「いやあ、まことに見事なものよ」
還別說呀、這玩意兒是真的不一般呀。
「これは天下に二つとない、立派な皿じゃ」
要我說、這玩意兒都可以說是天下無二了、這實在是太漂亮了呀。
などと、ほめたのです。
這不其餘幾位朋友也都是在爭相讚賞著嗎。
「・・・・・・」
……………
その様子をだまって見ていただんなは、料理屋の主人を呼びました。
大老爺觀是此情景、立即就是給叫來了飯店的老闆。
「主人、この皿をぜひゆずってもらいたい」
店家、就這枚盤子還請務必要能讓給我呀。
これを聞いた料理屋の主人は、ビックリです。
就老闆被一叫來後聽到了這句話、直接是給嚇了一跳。
「そ、それだけは。この皿は大切なお客さまがいらした時だけ、もちいております家宝の皿ゆえ、なにとぞお許しくださいませ」
這、這可不行呀、這可是當我有貴客光臨時才會特意擺出的一個盤子、怎麼說這也是我家世世代代傳下來的一件傳家寶呀、這玩意兒沒有讓人的餘地。
それを聞くと、金持ちのだんなは、
這就大老爺也是聽到了人家說了的這個話。
「それならなおのこと、ゆずってもらいたい。三十両(さんじゅうりょう→約二百十万円)で買い受けましょう」
既是傳家之寶那我就更該非要不可了、我現在就出三十兩、這盤子現在我給買下了。
金持ちのだんなは大判三枚を放り出すと、その皿を手に取って粉々に打ちくだいてしまったのです。
大老爺這就直接是自懷中掏出了三枚金錠桌上一按、緊接著又是盤子手上一拿、只見啪的一聲、好傢伙、把人家盤子就是直接砸地上去了、粉碎。
「ああっ・・・」
這這這…………
店の主人は、くだけた皿を見つめていましたが、やがて座を立っていってしまいました。
店老板看了看自己的寶貝盤子那一地的碎渣很久之後、轉頭直接就是站起來起身離去了。
このなりゆきを見ていた友人たちが、
這一套操作看下來也是給大老爺同行的友人給整懵了呀。
「どうしてまた、そのようなもったいない事を」
敢問你這樣做又是何苦呢?這寶貝就這樣的給你砸了是有多可惜呀。
と、たずねると、大金持のだんなは、
朋友這就疑惑不解呀、可只見大老爺。
「わしの持っておる青磁の皿は家の宝。世間にそれと同じ物が二つあっては、家の名がすたるわ」
就我家中所有的那枚家寶青瓷呀、可謂是傳世珍寶、就這樣的好寶貝、世上豈還能容的下有兩件、我可不能被這多出的一件折了自己家名呀。
と、答えたのです。
大老爺是如此說道。
その夜の事、いつもの様にだんなは青磁の皿をながめて楽しもうと、桐箱のふたをしずかに開けました。
而時間現在也來到當天夜晚、和往常一樣、又到了這每日玩賞一下自己這青瓷寶貝的環節、大老爺這就給桐木箱子是小心翼翼的開了箱。
「あーっ!」
啊啊!!
叫ぶと一緒に、その場にのけぞるように倒れました。
可這咋就只是聽人一聲尖叫後、人家就當場給暈倒了呢。
なんとその中にあった青磁の皿は、粉々に打ちくだかれているではありませんか。
好傢伙、原來是自己裝箱子裡面的寶貝青瓷呀、人家它變成是粉末碎片了。
しかもかけらの下には、大判が三枚、ちゃんと入っていたという事です。
這可不、仔細瞅瞅呀、殘骸的下方不是還正有三枚大金錠在那兒閃著金光嗎。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
家宝の皿
傳家寶
むかしむかし、大阪に、ある大金持ちがいました。
到好久以前、大阪街上有戶好有錢。
この大金持ちの屋敷(やしき)には、先祖代々の宝として一枚の皿が伝えられています。
這就先祖代代傳家寶、不曉得是個怎樣的盤子、幫它好稀罕。
この皿は青磁(せいじ)といって、青みがかったみどり色の、とても珍しい物でした。
顏色偏青綠、像是翡翠、講是青瓷的一種。
家の主はこの皿をなによりの自慢にし、桐(きり)の箱におさめてふくさで包んで、それはそれは大切にしています。
家主一直幫它當寶、連裝它的箱子都是用的桐木箱子好生收到的、㫘事就邏人到處炫。
ある時の事、この大金持のだんなは友だちを二、三人つれて、大阪でも有名な料理屋へ行きました。
「さあ、食ってくれ。たんと食ってくれ」
這天家主就跟認得到的出去一起吃個飯。
這就上桌。
山の様な料理が目の前にならべられましたが、その出された皿の中に、自分が宝としている青磁の皿とそっくりの皿がありました。
一桌宴席也是鋪滿了、但是猛然一看飯菜、眼睛一下瞟到裝菜的盤盤、好傢伙、這和自己屋裡的那條傢伙不是一樣啊?
だんなはその皿を手にとって、つくづくとながめていましたが、
主人心思就被這盤子勾了去、不管飯菜了、先好生幫這盤子事搞清白起來。
(なんと不思議な。わしの物と少しもかわらんではないか)
等這一上手、都摸不出這和自己屋裡盤子層次上的差異啊。
一緒にいた友だちもなかなかの目利きで、次々とその皿を手にとっては、
和主人一起吃飯的友人也看出這盤子有名堂、過也上手了。
「いやあ、まことに見事なものよ」
這傢伙看起來不像是假的啊。
「これは天下に二つとない、立派な皿じゃ」
などと、ほめたのです。
這品相確實是難得看過幾回。
二個一起吃飯來的也發表意見了。
「・・・・・・」
その様子をだまって見ていただんなは、料理屋の主人を呼びました。
主人越想越邪啊、這就過直接喊老闆了。
「主人、この皿をぜひゆずってもらいたい」
也㫘問這盤子脈絡甚麼的、而是直接講自己要買這條傢伙。
これを聞いた料理屋の主人は、ビックリです。
但是主人也是一驚。
「そ、それだけは。この皿は大切なお客さまがいらした時だけ、もちいております家宝の皿ゆえ、なにとぞお許しくださいませ」
講這盤子我平時都是不端的、看你們是貴客才就擺了上來、這其實是我屋代代傳落的一條傢伙、這傢伙不賣的。
それを聞くと、金持ちのだんなは、
主人這也就曉得了。
「それならなおのこと、ゆずってもらいたい。三十両(さんじゅうりょう→約二百十万円)で買い受けましょう」
那就講既然曉得這盤子價值了、那就更加要收了、出價三十兩。
金持ちのだんなは大判三枚を放り出すと、その皿を手に取って粉々に打ちくだいてしまったのです。
「ああっ・・・」
主人這就三枚大金貝一取、直接取盤子往地上一掗、粉碎、好傢伙、這盤子就稀爛啦。
店主人過是獃了。
店の主人は、くだけた皿を見つめていましたが、やがて座を立っていってしまいました。
就過對到地上的碎塊望到、再㫘得好久、過聲都不作直接走了。
このなりゆきを見ていた友人たちが、
同行就看這事變成這條樣子。
「どうしてまた、そのようなもったいない事を」
と、たずねると、大金持のだんなは、
就問這主人心思到底是怎麼想啦。
「わしの持っておる青磁の皿は家の宝。世間にそれと同じ物が二つあっては、家の名がすたるわ」
と、答えたのです。
主人這就講了、世間無二、唯此一家、這盤子就該我屋配有、若不然也就失了價值。
その夜の事、いつもの様にだんなは青磁の皿をながめて楽しもうと、桐箱のふたをしずかに開けました。
晚上、主人又高興的開箱去了、看到世界這唯一的青瓷盤子。
「あーっ!」
這就一䛥。
叫ぶと一緒に、その場にのけぞるように倒れました。
人過直接一倒不行了。
なんとその中にあった青磁の皿は、粉々に打ちくだかれているではありませんか。
原來是自己的寶貝盤子過粉了。
しかもかけらの下には、大判が三枚、ちゃんと入っていたという事です。
這就看到碎片邊邊上還三枚金貝擺到的。
おしまい
结束
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