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7月17日の日本民話
(7月17日的日本民間故事)
お化け地蔵(じぞう) (健全普通話版)
妖怪地藏
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むかしむかし、こんぴら橋という橋があって、そのたもとにお地蔵(じぞう)さんがたっていました。
在很久很久以前、就有一座叫做金比羅的橋、就在人家橋邊一尊小小的石地藏是給立在了那兒呢。
このお地蔵さんは、昼間は普通のお地蔵さんですが、夜になると『のびあがり』という化け物になって、ムクムクと背が伸びて、ヒョロヒョロと首が伸びて、ビロローンと長い舌を出すのです。
但其實呀這尊地藏像、人家是只有在白天的時候才是一尊老老實實的地藏菩薩呢、而當只要時間是一達到了夜晚、人家那可就變成了一種叫做『長長長長』的妖怪、首先這人家的個子他就可以長、其次就是這脖子又可以長、最後就是這舌頭也可以長。
ですから村人たちは怖がって、誰もこの橋を通ろうとしませんでした。
就這玩意兒在那裡、擱誰過橋時不害怕呀、都能把人嚇死半死、於是乎呀、這道橋也就無人敢走了。
ある人がこの話を聞いて、友だちの又平(またべえ)に言いました。
但就是有一位好事者得知了這樣的一個消息之後呀、連忙就是聯繫上了自己的好朋友又平、對他是這樣的說道。
「のびあがりのお地蔵さんの前に赤いくいを打ち込んできたら、金をやるぞ」
我給你錢、但條件就是、你只要去給我到那個長長長長長的地藏妖怪面前打上一根紅色的木樁、證明你有膽量去過那兒。
「本当か? よしよし、そのくらいわけもない」
真的?那可太好了啦、這算甚麼難事。
又平はさっそく赤いくいとつち(→物をうつ道具)を持って出かけましたが、近づくにつれてだんだん怖くなってしまい、全身がガタガタと震えています。
又平應了這樣的一個賭約、連忙的就是抄來了傢伙、紅木樁跟錘、等時間差不多人家也就出發了、可這走著走著、又平這就感覺自己是已經害怕了起來、心裡是越來越恐懼全身都開始發了抖。
それでもなんとかお地蔵さんの前まで行くと、又平はお地蔵さんを見ないように目をつぶってくいを打ち込みました。
真等人家來到了這個地後、竟是連那個長長長長地藏妖怪看都看不敢正面看一眼、閉著眼睛是胡亂就快速捶起了木樁。
「さあ、終わったぞ。はやく帰るとしよう。ぐずぐずしていると、お地蔵さんが『のびあがり』に化けてしまうからな」
行了、總算是搞好啦、現在就馬上回家、再若是磨蹭一點、真等到了天黑菩薩變成了妖怪那可就大事不妙了呀。
又平はクルリと向きを変えると、あわてて逃げようとしました。
一完工、又平轉了個方向後、撒腿就準備開跑的時候。
ところがお地蔵さんが又平の着物を引っぱって、放してくれないのです。
大事不妙的來了、那就是又平他自己的衣服呀、看樣子是給地藏拉住了、人家硬就是不放開不準你跑了。
「うひゃー、助けてくれー!」
哇啊啊、救命呀!
又平は、ありったけの声でさけびました。
又平連忙的就是一聲慘叫。
それを聞きつけ人々が、ちょうちんを手にかけつけました。
等附近有人聽到了慘叫後是過來了一群、全打著燈籠前來救急了。
「どうした? 何があったんじゃ?」
怎麼了呀?發生甚麼事?
「こ、このお地蔵さんが、この『のびあがり』が、わしの着物をつかんで放してくれんのじゃ!」
地、地藏他、不、不對、是長長長長長妖怪給我的衣服抓住了、而且死死的不鬆開呀!
「なんだって!」
甚麼!
かけつけた人々はビックリしましたが、又平の着物を引っぱっているものを見て大笑いです。
這話說的也立馬就是給眾人整的嚇了一跳呀、但等真看清了是一個啥玩意兒扯著又平的衣服時、眾人一個個全部開始了鬨堂大笑。
なんと又平は、自分の着物のすそに赤いくいを打ち込んで、もがいていたのでした。
畢竟現在的這幅場景不就只是又平自己的衣角給扎在了紅木樁上、卻在那哭爹喊娘的滿地打滾嗎。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
お化け地蔵(じぞう)
捉到不讓跑
むかしむかし、こんぴら橋という橋があって、そのたもとにお地蔵(じぞう)さんがたっていました。
到好久以前、這就條金比羅橋、橋邊上一條地藏菩薩雕到的。
このお地蔵さんは、昼間は普通のお地蔵さんですが、夜になると『のびあがり』という化け物になって、ムクムクと背が伸びて、ヒョロヒョロと首が伸びて、ビロローンと長い舌を出すのです。
這地藏白天是菩薩、晚上就變成鬼、腦鬠一伸就是好長、舌頭一攡又是幾米。
ですから村人たちは怖がって、誰もこの橋を通ろうとしませんでした。
幫過橋人都骸了卵脬翻天、就想這橋上都有尊菩薩了、這野鬼怎麼還敢出來造次。
ある人がこの話を聞いて、友だちの又平(またべえ)に言いました。
又平這天就跟認得到的扯卵談、講的就是這事。
「のびあがりのお地蔵さんの前に赤いくいを打ち込んできたら、金をやるぞ」
講到幫地藏面前打根紅樁子、別個就得跟你爆金幣。
「本当か? よしよし、そのくらいわけもない」
又平就信了這個邪、提到傢伙要爆地藏的金幣去了。
又平はさっそく赤いくいとつち(→物をうつ道具)を持って出かけましたが、近づくにつれてだんだん怖くなってしまい、全身がガタガタと震えています。
這就傢伙捏手上、站到地藏前頭手還到抖、自己怕。
それでもなんとかお地蔵さんの前まで行くと、又平はお地蔵さんを見ないように目をつぶってくいを打ち込みました。
但是為了有金幣爆、管卵、樁子一立就是兩鋩頭開䯨、為了不讓地藏曉得自己到搞甚麼、先用傢伙幫別個眼睛據瞎起來、方便辦事。
「さあ、終わったぞ。はやく帰るとしよう。ぐずぐずしていると、お地蔵さんが『のびあがり』に化けてしまうからな」
看來又平也曉得這地藏變鬼、事成就打算快點抽身、到底莫又是一些禍端。
又平はクルリと向きを変えると、あわてて逃げようとしました。
提到傢伙這就準備閃人的時候。
ところがお地蔵さんが又平の着物を引っぱって、放してくれないのです。
地主幫別個衣服一扯、不讓走了。
「うひゃー、助けてくれー!」
我日!救命啊!!!
又平は、ありったけの声でさけびました。
這就一聲䛥、響徹天地。
それを聞きつけ人々が、ちょうちんを手にかけつけました。
幫邊上人都引過來了、看到底是發生甚麼了。
「どうした? 何があったんじゃ?」
哪個要殺你啊?
「こ、このお地蔵さんが、この『のびあがり』が、わしの着物をつかんで放してくれんのじゃ!」
有鬼到扯我衣服啊!
「なんだって!」
啊!?
かけつけた人々はビックリしましたが、又平の着物を引っぱっているものを見て大笑いです。
一聽有鬼、看熱鬧的人也是怕了、但這一看。
なんと又平は、自分の着物のすそに赤いくいを打ち込んで、もがいていたのでした。
是又平幫自己衣服打到樁子裡面去了、哪是甚麼鬼扯衣服啦、就都到笑。
おしまい
结束
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