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11月22日の日本民話
(11月22日的日本民間故事)
だんだらぼっち (健全普通話版)
太大法師
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、志摩半島(しまはんとう)おきの大王島(だいおうじま)に、だんだらぼっちという一つ目の大男が住んでいました。
在很久很久以前、於志摩半島沖的大王島這裡、就住有了一隻叫做太大法師的獨眼巨人。
だんだらぼっちはものすごい力持ちで、漁師たちが魚を取ってくると、船ごと魚を持って帰ってしまうのです。
太大法師他天生力大無窮、一有漁船只要是出海遇見了太大法師那就是要立馬玩完、因為人家會一手連船帶魚的徹底把你的戰利品給帶回他家。
だからだんだらぼっちが現れると、村中は大変なさわぎとなりました。
只要太大法師一段時間又是露面一次、那村子裡面就是會引起一場巨大的浩劫呢。
「だんだらぼっちだー! はやく逃げろー!」
是太大法師他來了!咱們快點跑路吧!
だんだらぼっちは村人の家をふみつぶしながら、食べ物を探して村中をあらしまわります。
太大法師每次進村呢、主要也就是為了搜刮一點食物、可其結果就是每次移動過後都會把大家的房子給踩的稀巴爛。
こまった村人たちは、村の代表の網元(あみもと)の家に集まって相談をしました。
三番五次後村子的村民們也是遭不住了呀、於是乎大家都來到了村子裡魚老大的家中準備是要商量出來一個有用的方法。
「このままでは、村はほろんでしまうぞ。何か、良い方法はないだろうか?」
再天天這樣下去、我看我們這個村子也是沒有搞頭了、大家誰能有個好辦法治治太大法師呀?
網元が言うと、集まった村人の一人が言いました。
魚老大呢、是召集起了眾人意見、此時村民之中有一人就發了言。
「それなら、大きな落とし穴を作ったらどうだ?」
那這樣吧、咱們就挖它個巨大的天坑做陷阱、讓人家不小心踩進去給他埋了。
「うーん、しかしだんだらぼっちが落ちる穴となると、そうとう大きな穴をほらなくてはならんぞ。それをほる人間や道具を集めるのは、とてもむりじゃ」
你個這個主意咋說呀、人家太大法師那麼大、你想把他埋進去那是得要一個多大的天坑呀、如此消耗巨大的人力與物力、說實話吧、我們村沒戲。
すると、別の村人が言いました。
此時呢、第二位村民又是進了言。
「そうだ、酒をたらふく飲ますんじゃ。いくらだんだらぼっちでも、酒に酔ってしまえばこっちのもんじゃ」
那就給他灌酒、即便就是太大法師他也會是醉酒的吧、到底他只要一倒下、那還不就是由我們任意處置了呀。
「しかし、だんだらぼっちは底なしじゃ。村中の酒を集めても、ほろ酔いになるのがいいところじゃ」
這這這、太大法師那天大的胃口、即便就是我們全村的酒給他加在了一起、那也是不夠人家可以喝醉的呀。
「うーん、落とし穴も酒もだめか。かといって、まともにたたかっても勝てる相手ではないし・・・」
那這這這、陷阱不行酒也不行、那不就是沒一點辦法了嗎、難不成我們和他硬碰硬、那肯定不是人家對手的呀…………
村人たちがなやんでいると、網元の子どもがやって来て言いました。
村民們都是嘆氣之時、魚老大他的兒子是闖入了會議。
「お父ちゃん、おらにいい考えがあるよ」
爸爸、我這裡倒是能有一個好方法呢。
「うん? 子どもが口をはさむ事ではないが。まあ、とにかく言ってみろ」
你知道?大人在說話時小孩子可不要亂插嘴、行了、算了算了、就你那個方法也先說出聽聽吧。
「あのね・・・」
這個嘛…………
子どもは網元の耳に口をよせて、小声でひそひそと言いました。
孩子是把嘴巴靠近了父親的耳邊、然後是悄悄的說出了這個辦法。
「どう? いい考えだろう?」
爸爸、這個方案怎麼樣呀?
「うーん、子どもの考えとしては、まあまあじゃな。とにかく、やってみるか」
你這個辦法實在是太過於幼稚、但怎麼說、你只是個小孩還能想出個啥、也算是勉強及格了吧、就姑且先來試一試你說的這個吧。
そんなわけで、村人たちはさっそく準備をはじめました。
終於是有可以嘗試一下的方法啦、全村人呢、也是都齊心合力的做起了備戰準備。
さて、それから何日かたって、だんだらぼっちが村にやって来ました。
行啦、這就說說又是幾日後、太大法師他進村咯。
「腹へったぞーっ、何か食い物を出せー! 出さねば、村中をふみつぶすぞー!」
我的肚子餓了、你們快給我食物!不給我食物的話我就把大家的房屋都給踩扁!
だんだらぼっちは村に入ると、とても大きなかごを見つけました。
但剛一進村的太大法師呢、他是先看到了一個巨大的籃子。
「こりゃあ、なんだ?」
啊、這是一個用來做甚麼的玩意兒呀?
すると、村人が答えます。
村民們呢這個時候回答了呀。
「これは考えるだけでもおそろしい、千人力の男が使うタバコ入れでごぜえます。
就這個你一看不就是知道了嗎、我一想想就是害怕的萬分無比呢、它是一位有著千人之力的大巨人他的菸袋呢。
千人力の男は、二、三日前に、この村にやって来ました。」
有一位千人之力的大巨人、於二三天之前有光顧了我們這個村子啦。
「千人力? そいつは、強いのか?」
千人之力?那傢伙他很強嗎?
「もちろんでございます。
那當然強啦。
千人力の男は、あなたなどそばへも近寄れないほどの力持ちでございます」
要是跟你比比看的話、那說不定你都害怕的不敢上前到人家身邊呢。
それを聞いて、だんだらぼっちはビックリです。
聽到了這麼一個重大消息、太大法師人直接就是腿軟了。
「そっ、そんなにすごいやつが、この村にいるのか?」
那、那真是一位厲害的傢伙呀、那請問人家現在回去了嗎、還是還在村子裡頭?
「はい、残念ながら、今は出かけておりますが」
嗯嗯、有點可惜、他目前暫時出去了一會兒。
「そっ、そうか」
這、這樣呀。
こわくなっただんだらぼっちがおそるおそる歩いて行くと、こませ袋という、太さが一かかえ半もある大きな魚のえさ袋がほしてありました。
變得有點害怕的太大法師聽人暫時不在就又到處在村子裡溜達了起來、走呀走呀走、這時又是看到了一個漁網袋一樣的東西、這個袋子呢、它就是很大然後曬在了哪裡、平時的用途是用作裝魚餌、袋子的全圍得要一個半的兩手和抱才圍的住呢。
「これは、なんじゃ?」
這又是個甚麼新鮮玩意兒呀?
それを聞いて、近くの村人が答えます。
聽到了太大法師的問話、附近的一位村民是對其進行了解答。
「はい、これは考えるだけでもおそろしい、千人力の男がはく、ももひきでごぜえます。
這玩意兒還用想、一看不就知道了嗎、它就是人見人怕的、那位千人之力的大巨人褲衩子呀。
その男のでっかい事といったら、あなたさまがまるで子どもに思えるほどです」
一想到那位大巨人的龐大、現在再看看你、簡直就是一個大人跟個小孩一樣呢。
「このおれが、子どもに思えるほどだと・・・」
我他的面前我就是跟一位小孩子一樣嗎……………
だんだらぼっちは、ますますこわくなってきました。
太大法師的內心愈發愈是恐懼了起來。
そして今度は、大きなアミがほしてあるのが目に入りました。
然後又是走了幾步、此次是把一張正在晾曬的天大大網給自己看見了。
「こっ、これは、なんじゃあ?」
這可又是一個啥玩意兒呀?
「はい、これは考えるだけでもおそろしい、千人力の男が着る着物です。
這個呀、這個是只要一想想就會讓人害怕的不行、那位千人之力巨人所穿的衣物呢。
ですがこれでも短くて、足が半分ほど出てしまうのです」
可就這玩意兒呀、我感覺它還是太短、畢竟人家穿上去後不都還有一半截腿露在外面嗎。
「そっ、そんなにでっけえのかっ!」
我的天啦、那傢伙有那麼大嗎!
「もちろんでございます。
當然、我敢打包票。
そうそう、千人力の男は、こんな事を言っておりました。
對了對了、人家我記得還有把嘴巴裡面是唸叨了這麼一句話呢。
『お前たちは、小さすぎてつまらん。もっと大きいやつがいたら、マリのように放り投げて遊んでやる』と」
你們這些個小不點、小的我實在都是無法將你們抓住在手上、要是你們之中有一個稍微大點的傢伙就好啦、這樣我就可以幫它當成球來踢、扔到海裡面去玩。
だんだらぼっちは、ブルブルとふるえ出しました。
太大法師一聽還有這事、連忙就是把自己嚇的直哆嗦。
「もう、帰ろうかな」
行啦行啦、差不多看來我是得回家啦。
そしてふと、足元を見ました。
就在這個時候呀、突然是看了眼自己的腳下。
するとだんだらぼっちと村人たちは、大きなむしろのような物の上に立っていたのです。
地上呢、是一個像席子的東西攤開而自己也踩在上面、自己和村民們現在就全是站在了這個玩意兒的上方呢。
「こっ、これは、なんだ?」
這這這、這又是個啥玩意兒呀?
すると、網元が答えました。
就這次呀、是魚老大他說話了。
「ごらんの通り、これはわらじでごぜえます」
如你所見呀、這不就是一隻草鞋嗎。
「わわ、わ、ら、じ?」
草、草鞋?
「はい、考えるだけでもおそろしい、千人力の男がはくわらじでごぜえます。
對呀對呀、是想想就令人恐懼萬分的那位巨大巨人他的草鞋呀。
そう言えばそろそろ、ここへはきかえに来るとおもいますよ」
時間也是差不多了、人家估計也是開始已經在回來的路上了吧。
「なんじゃと! そんなやつにつかまったら大変じゃ!」
我的個媽呀!要是被那玩意兒給我逮住可就全完了呀!
だんだらぼっちは大あわてて逃げて行き、そして二度と村へはやって来なかったそうです。
就這樣呀、太大法師是連忙的丟了魂、沒命似的撒腿就跑、然後呀、從此之後都是再也沒有繼續踏足過一次這個小漁村了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
だんだらぼっち
太大法師
むかしむかし、志摩半島(しまはんとう)おきの大王島(だいおうじま)に、だんだらぼっちという一つ目の大男が住んでいました。
到好久以前這志摩半島大王島、就有一位獨眼巨人、太大法師幫這裡佔到的。
だんだらぼっちはものすごい力持ちで、漁師たちが魚を取ってくると、船ごと魚を持って帰ってしまうのです。
太大法師天神神力、打魚的漁到大王島附近、碰到太大法師那就是稀爛、直接連到漁船一起、幫你全部魚都搞走了去。
だからだんだらぼっちが現れると、村中は大変なさわぎとなりました。
只要這獨眼巨人一動、村裡面就是動靜好大 。
「だんだらぼっちだー! はやく逃げろー!」
一個個爭到跑命。
だんだらぼっちは村人の家をふみつぶしながら、食べ物を探して村中をあらしまわります。
因為這傢伙和熊一樣的、也要吃東西、肚子一餓就上到這村子裡面來了、幫這裡當自己冰箱到處搜刮。
こまった村人たちは、村の代表の網元(あみもと)の家に集まって相談をしました。
村裡人天天被這樣子搞也是要癲了去、就一起聚到了地頭的屋、探討這未來大計。
「このままでは、村はほろんでしまうぞ。何か、良い方法はないだろうか?」
一定要想辦法逽出一條生路啦、這麼一直搞落去不是條辦法啊。
網元が言うと、集まった村人の一人が言いました。
開了頭、這就各自發言了。
「それなら、大きな落とし穴を作ったらどうだ?」
我看這麼搞、我們挖條大坑幫這傢伙陷了啊?
「うーん、しかしだんだらぼっちが落ちる穴となると、そうとう大きな穴をほらなくてはならんぞ。それをほる人間や道具を集めるのは、とてもむりじゃ」
那他媽這條坑要挖好大哦?你幫我們一村人是全要挖死起來啊。
すると、別の村人が言いました。
看來這點子不行、換條傢伙發言。
「そうだ、酒をたらふく飲ますんじゃ。いくらだんだらぼっちでも、酒に酔ってしまえばこっちのもんじゃ」
我們請他吃酒、等他醉倒了就幫他弄了去、這條法子可以吧?
「しかし、だんだらぼっちは底なしじゃ。村中の酒を集めても、ほろ酔いになるのがいいところじゃ」
那我看還是挖坑算了、你跟我一個人搞來一湖的酒啦。
「うーん、落とし穴も酒もだめか。かといって、まともにたたかっても勝てる相手ではないし・・・」
那要怎麼搞哦?這不行那不行、又不可能直接跟他打死人架啊。
村人たちがなやんでいると、網元の子どもがやって来て言いました。
大人想不出來了、過來了個小卵日就講了、是地頭他兒。
「お父ちゃん、おらにいい考えがあるよ」
講自己有條好辦法。
「うん? 子どもが口をはさむ事ではないが。まあ、とにかく言ってみろ」
那你講出來讓我們聽下子啦。
「あのね・・・」
子どもは網元の耳に口をよせて、小声でひそひそと言いました。
兒就直接處到老頭耳朵邊上輕輕講了。
「どう? いい考えだろう?」
怎麼樣啊?
「うーん、子どもの考えとしては、まあまあじゃな。とにかく、やってみるか」
好像是可以啊、雖講也是條羵卵案子、先這麼到吧。
そんなわけで、村人たちはさっそく準備をはじめました。
事情一定、全村也都開始動作了。
さて、それから何日かたって、だんだらぼっちが村にやって来ました。
不出幾日、太大法師開自己屋冰箱門來了。
「腹へったぞーっ、何か食い物を出せー! 出さねば、村中をふみつぶすぞー!」
爹餓了、要吃東西、幫你們的肉跟老子交了、不然稀爛!懂?
だんだらぼっちは村に入ると、とても大きなかごを見つけました。
但這就看到村中一條好大的籃子已經擺好的、像是從天而降、是已經跟老子準備好了啊?
「こりゃあ、なんだ?」
這籃子是條甚麼卵?
すると、村人が答えます。
「これは考えるだけでもおそろしい、千人力の男が使うタバコ入れでごぜえます。
我日、你不曉得啊?我還講是你屋親戚啊、幾天前我們村又來了條大人物、這是別個的菸灰缸擺這裡的。
千人力の男は、二、三日前に、この村にやって来ました。」
幾天前?大人物?
「千人力? そいつは、強いのか?」
他違好屌啊?和我比哪個大?
「もちろんでございます。
千人力の男は、あなたなどそばへも近寄れないほどの力持ちでございます」
看樣子是別個大點點個、有你個那麼幾倍吧、走條路全村都要搖。
それを聞いて、だんだらぼっちはビックリです。
「そっ、そんなにすごいやつが、この村にいるのか?」
太大法師這下開始有點怕了、比我大幾倍?那這傢伙現在還到村子裡面啊?
「はい、残念ながら、今は出かけておりますが」
「そっ、そうか」
剛好出去了一陣、馬上回來。
這樣子啊。
こわくなっただんだらぼっちがおそるおそる歩いて行くと、こませ袋という、太さが一かかえ半もある大きな魚のえさ袋がほしてありました。
太大法師看人不到、又到村子裡面竄了幾踋、這次看到條放魚的網袋、袋子有條快二人合抱的大樹那麼寬、就吊那裡到。
「これは、なんじゃ?」
這又是條甚麼卵?
それを聞いて、近くの村人が答えます。
「はい、これは考えるだけでもおそろしい、千人力の男がはく、ももひきでごぜえます。
這是別個的內褲放到這裡到曬。
その男のでっかい事といったら、あなたさまがまるで子どもに思えるほどです」
別個腿子粗又長、你以後長大了估計也是那條樣子。
「このおれが、子どもに思えるほどだと・・・」
長大?那你意思不就是講我現在到別個面前就是條小卵日?
だんだらぼっちは、ますますこわくなってきました。
太大法師人是越來越虛了。
そして今度は、大きなアミがほしてあるのが目に入りました。
這次走幾踋又看到條天大的網。
「こっ、これは、なんじゃあ?」
這次又是甚麼啦?
「はい、これは考えるだけでもおそろしい、千人力の男が着る着物です。
別個褲子。
ですがこれでも短くて、足が半分ほど出てしまうのです」
但就是短了點、我看估計是條短褲、就到別個踋上一半這樣子。
「そっ、そんなにでっけえのかっ!」
我日!這他媽是有好大哦!
「もちろんでございます。
そうそう、千人力の男は、こんな事を言っておりました。
是好大啦、不過幸好他大、不然就凸顯不出我們的小。
『お前たちは、小さすぎてつまらん。もっと大きいやつがいたら、マリのように放り投げて遊んでやる』と」
他講我們這麼小個、欺負我們也㫘意思、要是你們再大點我估計就幫你們當球踢了。
だんだらぼっちは、ブルブルとふるえ出しました。
「もう、帰ろうかな」
太大法師聽到這話臉一黑。
馬上講自己回去了。
そしてふと、足元を見ました。
するとだんだらぼっちと村人たちは、大きなむしろのような物の上に立っていたのです。
剛講完這話、發現這些個村民怎麼像是站到條甚麼東西上面哦。
「こっ、これは、なんだ?」
すると、網元が答えました。
你們站的這條台子是搭來搞甚麼的哦?
「ごらんの通り、これはわらじでごぜえます」
「わわ、わ、ら、じ?」
不是台子啊、是別個的草鞋。
草鞋?
「はい、考えるだけでもおそろしい、千人力の男がはくわらじでごぜえます。
そう言えばそろそろ、ここへはきかえに来るとおもいますよ」
別個走路也是需要鞋子的啦、不然這踋也容易破皮啊。
差不多了、我看人也要馬上回來了。
「なんじゃと! そんなやつにつかまったら大変じゃ!」
夾卵了!快跑哦!
だんだらぼっちは大あわてて逃げて行き、そして二度と村へはやって来なかったそうです。
聽到人要來了、太大法師是馬上飛奔不見了去、從此之後是再也㫘看到過別個出現過第二次。
おしまい
结束
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