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12月8日の日本民話
(12月8日的日本民間故事)
箱根山のあまのじゃく
造島專家
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、箱根(はこね)の山に、うっかり天から落っこちてきた、あまのじゃくという者が住んでいました。
到好久以前、這箱根山的天上就落落來一條天邪鬼幫這裡住到了。
あまのじゃくは大変な力持ちでしたが、不思議な事に力が出るのは日が暮れてからの夜だけでした。
天邪鬼雖講平時不強、但一到天快黑黎明未來的這段時間、妖力旺盛、身上充滿了力量。
ある晴れた日、あまのじゃくは箱根の山のてっぺんに立って、まわりをグルリと見渡していました。
有天天氣好、就看到這天邪鬼走上了根箱峰頂、一覽眾山小。
「おう、今日は遠くの山までよく見えるのう。だが、わしの箱根山が一番いい山じゃ」
這天剛好天晴、今天山頂少霧、天邪鬼放眼望去、群山之中還就真數自己的箱根山最雄偉了。
あまのじゃくはご機嫌でしたが、ふと西の方をながめると、さっと顔色が変わりました。
正到天邪鬼還到暗嘆自己才是最屌的那一個的時候、視線掃到西邊的時候臉上的表情一下就不這麼認為了。
箱根山の西の雲の間からは日本一の富士山が、その美しい姿をのぞかせていたのです。
不因其他、就因這次透過雲層的縫隙幫藏到那背後的富士山過窺到了、原來自己不是最屌的那一個、別個才是。
「ううむ、富士はやはりきれいな山じゃのう。背たけも高くて、人々が朝に夕に手を合わせる気持ちもわかるわい」
天邪鬼看到這座巨峰也是開始內心暗嘆了、畢竟別個本身擺到那裡、不服不行、這也就曉得了為甚麼別個朝拜的人多了。
あまのじゃくはウットリと富士山をながめていましたが、やがてくやしそうに言いました。
雖講天邪鬼曉得自己箱根的弱、但卻還是要執意去跟富士山比屌、這說明富士山的屌到天邪鬼的眼裡並不是真屌。
「だめだ、だめだ! 富士がいるおかげで、わしの箱根山の美しさがかすんでしまう。人間どもは箱根に尻(しり)を向けて、富士ばかり見ておる。なんとかしなくては・・・」
嫉妒的本質從來不是認為對方比自己強、而是認為對方比自己弱、人在將自己與他人比較的過程中產生了劣等感從而產生了嫉妒、但在龐大的實力懸殊下仍然選擇將他人與自己進行對比、這說明在下意識裡他的實力在你眼裡根本不是甚麼厲害的東西、所以你才有資格跟他比、本質上這就是看不起他人的一種表現。
劣等感的產生通常是帶有強烈的自我否定的、甚至去直接肯定自己就是條廢物、但到這種曉得了自己已經甚麼都不是的情況下、真正心裡面還是㫘看起那些個明顯要比自己厲害的人、這才是最扭曲的。
窮人大多數不會去嫉妒比爾蓋茨、但卻會普遍嫉妒身邊的富人。
反正就是講這天邪鬼好不爽、認為富士山幫自己的光擋到了、吸了自己的風頭。
あまのじゃくはしばらくうでを組んで考えていましたが、やがて良い事を思いつきました。
現在就到那邊考慮這事要如何去幫他解決了、細想了那麼個幾分鐘、辦法來了。
それはなんと富士山のてっぺんの岩を海へ投げすててしまい、その背たけを低くしてやろうというのです。
好傢伙、要去滅他人志氣長自己威風來了、天邪鬼想到就是爬到富士山的皋頭、幫他上面的一個個大嵒(音癌)頭全部掗到海裡面去。
その夜、人々が寝静まってから、あまのじゃくはもっこ(→土を運ぶ道具)をかついでエッチラオッチラと富士山にのぼりました。
晚上、天邪鬼這就帶到傢伙偷偷摸到富士山上去了。
そしててっぺんの岩をつかむともっこに入れて富士山を下り、海岸から海にめがけて投げ込みました。
持續到這裡當了一晚上的搬磚少年。
あまのじゃくはそれからも毎晩富士山に出かけては、てっぺんの岩を海に投げ込みました。
不止是一日、從這天開始是日日搬、每條晚上都要過來。
あまのじゃくがあんまりたくさんの岩を投げ込んだので、海にはいくつもの島が出来ました。
這就愚公移山、山㫘見怎麼消、倒是這甩落去的嵒頭全部填海造陸過變成一座座島了。
それが、
『大島(おおしま)』
『利島(としま)』
『新島(にいじま)』
『式根島(しきねじま)』
『神津島(こうづしま)』
『三宅島(みやけじま)』
『御蔵島(みくらじま)』
の伊豆七島(いずしちとう)なのです。
這就經年累月的伊豆七島竟然就成了、七島分別為、大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島。
そして投げそこなって近くに落ちたのが、『初島(はつしま)』になったという事です。
還有些甩丟的時候不小心投失敗甩太近、就直接落到富士邊上的嵒頭、這些個小塊塊也過積成初島了。
しかし、これだけの岩を取られても、富士山の背たけはまだまた日本一です。
但是天邪鬼都這麼努力了、富士山也㫘看到有甚麼動靜啦、還是一直到榜上第一名掛到的。
「くそ! 今夜は、思いっきりたくさんの岩を運んでやる!」
天邪鬼怒了、媽了個逼!今天一定要讓你平!
あまのじゃくはその晩も、富士山に出かけて行きました。
這天晚上不比平常、天邪鬼上到了富士山。
この夜はいつもよりも大きな岩をはがしたので、時間がかかってしまいました。
開始了極限搬磚三倍速、而且都是專門挑大傢伙的嵒頭搬。
そして富士山を下りて箱根あたりを通りかかったところで、一番鳥が、
「コケコッコー!」
と、鳴きました。
等到精疲力盡、天邪鬼也下了山走到路上往屋裡的箱根趕。
這時、雞鳴了。
「しまった。夜が明けてしまっては、わしの力がなくなってしまう」
夾卵了!雞叫了、我的奧特曼變身時間要到了!
あまのじゃくはもっこの中の岩をぶちまけると、急いで箱根の山に逃げ帰りました。
天邪鬼聽到雞叫是駭了個卵脬翻天、連挑嵒頭的擔子都直接不要甩丟了去、飛樣的奔命回箱根了。
その日、おてんとうさまが高く上ると、箱根の山の下におわんをふせたような形の山が二つ出来ていました。
這就到屋、天邪鬼先睏了去、而等到太陽上班、一看、箱根山踋下此時已經出現了兩條像蓋到的茶碗一樣的新峰。
これが、あまのじゃくが逃げた時にぶん投げた岩で、今も『二子山(ふたごやま)』とよばれている山なのです。
這肯定就是當時天邪鬼慌亂之下直接甩丟的兩個擔子裡面撒出來的大嵒頭㫘錯了。
さて、あまのじゃくですが、これにこりたのかもう二度と富士山には行かなかったという事です。
出了這件驚魂事故、而且這久搬也未見甚麼成效、自己也不是條專門造島的、這之後的富士山天邪鬼也就再㫘關心過了。
おしまい
结束
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