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12月19日の日本民話
(12月19日的日本民間故事)
冗談のお願い (健全普通話版)
葉公好龍
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、あるところに、仏さまを一生懸命に拝んでいるおばあさんがいました。
在很久很久以前、就有著這麼一個地方、有位老婆婆她是虔誠的日日拜佛。
おばあさんは、毎日の様にお寺にお参りしては、
婆婆呢、當然也就是天天往這寺廟裡頭跑咯。
「ナムアミダブツ、ナムアミダブツ・・・」
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……………
と、拝んでいます。
又是唸經求佛咯。
そのうちにおばあさんはすっかり年を取ってしまったので、近頃は早く極楽(ごくらく→天国)からお迎えが来ないかと、そればかり考えていました。
一天天的時間過去、老婆婆呢、歲數也就是越來越大、差不多也快到了自己前往極樂世界的那一天了吧、婆婆的心中一直就是做著此想。
「ナムアミダブツ、ナムアミダブツ。仏さま、わたしはもう年で、これ以上生きていても仕方がありません。どうぞ一日も早く、わたしをお迎えに来て下さい」
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、佛祖大人佛祖大人、我已經年老、時日無多、繼續苟活於世又是何苦呢、還請您老人家早日來接我、助我早登極樂脫離苦海吧。
さて、それを聞いていた、お寺の小僧(こぞう)さんは、
然後呀、廟裡面的小和尚這就機靈的聽見了呀。
(あんな事言ってるけど、本当に早く死にたいのかなあ? よし、一つ試してやろう)
(這是個甚麼請求呀、聽你這麼說難道是你真的想要快點死掉不成?好呀好、就讓我也姑且試你一試吧)
と、思いました。
小和尚他是做出了一個這樣的打算。
そこである日、小僧さんは仏壇(ぶつだん)の後ろに隠れて、おばあさんの来るのを待っていました。
等時間呢、也就是來到了這一天、廟裡的小和尚先就是躲在了貢桌背後、藏好後就是要待著婆婆她前來了。
やがておばあさんがやって来て、いつもの様に拝みます。
不一會、婆婆也是如期而至、和往常一樣呢、又是對著大佛給他拜起來了。
「ナムアミダブツ、ナムアミダブツ。どうぞ早く、わたしを楽にして下さい」
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、佛祖佛祖、快助我解脫早登極樂呀。
その途端、小僧さんが仏壇の後ろから言いました。
而也就是在這時呀、躲在貢桌後的小和尚他說話了。
「よしよし、そんなに言うのなら、明日迎えに来てやろう。望み通り極楽へ行って、ゆっくりするがよい」
好呀好呀、若這就是你心心念念所求、那麼本尊明日就是可以實現你的願望了、如你所願的、把你是給帶到這極樂世界去呀、到時你還要放寬心、走的安祥呀。
さあ、それを聞いたおばあさんはビックリです。
聽到了這突來一語、婆婆如遭五雷轟頂、人是立馬的驚了。
「いえ、いえいえ、わたしはまだ、生きていとうございます。お迎えに来るのは、うーんと、うーんと、先にして下さい」
不不不不、萬萬不可萬萬不可呀、其實呀我只是說在嘴巴裡面好玩呢、我要活、我要活下去呀、接我這事吧、接我去極樂世界這事還就請佛祖您是在繼續給我緩緩吧、拜託拜託。
おばあさんはたたみにおでこをこすりつける様に、何度も何度も頭を下げました。
婆婆此時人是給嚇壞了、瘋狂的跪在地面上是對著地板磕頭、就差給你三磕九叩了。
「まだ死にたくないのなら、なぜそんな事を頼むのじゃ?」
誒、既然你不是很想死、那為甚麼又要來我這裡天天求著我帶你走呀?
「いえ、その、あれは、ほんの冗談(じょうだん)です。さっきのお願いは取り消しますから、どうぞ長生きさせて下さい」
這這這、這其實怎麼說呢、那不就是我說著好玩嗎、行啦、佛祖您還是給我取消了之前的那個預定、讓我繼續在人世是多活一陣子吧。
おばあさんはそう言うと逃げる様にお寺を出て行き、大きくため息をつきました。
婆婆說完、是逃也似的跑出了寺廟、一邊瘋狂的跑路還一邊喘著一口口大氣呢。
「やれやれ、この仏さまは、何と耳が良いのだろう。これじゃ、うかうかと、お参りも出来ないねえ」
誒呀誒呀、我的老天爺呀、那尊大佛耳朵可就真是好、神通廣大呀、行啦行啦、以後我是再也不會去那個地方了。
それからおばあさんは、二度とお寺には来なかったそうです。
就這樣呀、從此以後這位婆婆確實都是再也沒有繼續參拜過寺廟一次了。
おしまい
结束
↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓
冗談のお願い
我又不要了
むかしむかし、あるところに、仏さまを一生懸命に拝んでいるおばあさんがいました。
到好久以前這就有條老婆子天天幫菩薩拜到的。
おばあさんは、毎日の様にお寺にお参りしては、
「ナムアミダブツ、ナムアミダブツ・・・」
と、拝んでいます。
天天卵事㫘得就跑裡面念南無阿弥陀仏啦。
そのうちにおばあさんはすっかり年を取ってしまったので、近頃は早く極楽(ごくらく→天国)からお迎えが来ないかと、そればかり考えていました。
婆子認為極樂世界就是天堂、這就要想自己死之後好幫這天堂上了。
「ナムアミダブツ、ナムアミダブツ。仏さま、わたしはもう年で、これ以上生きていても仕方がありません。どうぞ一日も早く、わたしをお迎えに来て下さい」
這就又到大佛面前開始求了、喊佛祖快點帶自己離開這裡去天上享福去。
さて、それを聞いていた、お寺の小僧(こぞう)さんは、
廟裡面的小和尚就看到婆子天天來、也聽了一些。
(あんな事言ってるけど、本当に早く死にたいのかなあ? よし、一つ試してやろう)
と、思いました。
你就這麼想上天啊?那我就試你一試、看你是不是真有這麼個心啦。
そこである日、小僧さんは仏壇(ぶつだん)の後ろに隠れて、おばあさんの来るのを待っていました。
這日小和尚就躲到大佛後面等到婆子來的。
やがておばあさんがやって来て、いつもの様に拝みます。
終於婆子登場、這就又三磕九拜了。
「ナムアミダブツ、ナムアミダブツ。どうぞ早く、わたしを楽にして下さい」
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、這就又開始了。
その途端、小僧さんが仏壇の後ろから言いました。
小和尚這時就開始到大佛後面講話了。
「よしよし、そんなに言うのなら、明日迎えに来てやろう。望み通り極楽へ行って、ゆっくりするがよい」
爹觀你誠心、明天這就讓你幫天上了、你還有甚麼待解的遺願過就到今天全部了解了吧。
さあ、それを聞いたおばあさんはビックリです。
婆子這就看到佛祖突然講了話人是駭一跳。
「いえ、いえいえ、わたしはまだ、生きていとうございます。お迎えに来るのは、うーんと、うーんと、先にして下さい」
念忙講自己暫且不急、讓已經先到的先去、自己排隊慢慢等不急。
おばあさんはたたみにおでこをこすりつける様に、何度も何度も頭を下げました。
婆子這就好怕自己明天就真的上了天好急的一直跟佛祖磕頭、講要取消之後的預定。
「まだ死にたくないのなら、なぜそんな事を頼むのじゃ?」
那你講這條話是甚麼意思啦、天天讓我過來幫你接了、我人來了你又不要了。
「いえ、その、あれは、ほんの冗談(じょうだん)です。さっきのお願いは取り消しますから、どうぞ長生きさせて下さい」
我就是隨手亂講下子、不是當真的、我還想要長命百歲勒、我求你馬上幫剛才的預定取消了哦。
おばあさんはそう言うと逃げる様にお寺を出て行き、大きくため息をつきました。
婆子這曉得了佛祖要過來取自己命了、跟到不拜了、人都是飛樣的跑到廟外面去了。
「やれやれ、この仏さまは、何と耳が良いのだろう。これじゃ、うかうかと、お参りも出来ないねえ」
這就怕以後佛祖還是會錯了意、自己只是想逽個備胎、並不是真的要上天啊、被搞了這一遭現在還到後怕。
それからおばあさんは、二度とお寺には来なかったそうです。
這過以後都再也不去廟裡面了。
おしまい
结束
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