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福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 1月のイソップ童話 > キツネとツル
1月31日のイソップ童話
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キツネとツル
キツネが平たいお皿にマメのスープを入れて、ツルにすすめました。
「・・・・・・」
ツルが困っているのを見て、キツネは笑いました。
スープが水っぽくて、ツルの細い口には入らないからです。
ところが今度はツルがキツネを食事に呼んで、細長いくびのびんにごちそうを入れて出しました。
ツルは楽に口を突っ込んで食べましたが、キツネの口は細長いくびのびんには入らない為、どうしても食べる事が出来ません。
キツネに仕返しをしたツルは、困っているキツネを見て笑いました。
こんな風に、学者たちが食事の時に難しい理屈の問題を持ち出すと、それがわからない普通の人々は退屈しますし、反対に普通の人々がバカげた話を持ち出すと、学者たちは嫌な顔をします。
立場の違う人たちが食事をすると、こう言う事になる事を、このお話しは教えています。
食事は気の合った仲間と、楽しく食べたいですね。
おしまい
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