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1月14日のイソップ童話
逃げたカラス
ある人がカラスを捕まえたので、足にヒモをつけて自分の子どもに飼わせました。
けれども、カラスは人間に飼われるのが嫌でたまりません。
それで、ちょっとしたすきに逃げ出して、自分の巣に帰りました。
ところが足についていたヒモが木の枝にからみついて、もう飛び上がれなくなってしまいました。
これでは、飢え死にするしかありません。
「まったく、ついてないなあ。あのまま人間に飼われていれば、一生食べ物に不自由しなかったのに。これがこうして、飢え死にする事になるとは」
これは、考えなしに行動すれば、小さな危険から逃れようとして、もっと恐ろしい危険に飛び込む事があることを教えています。
おしまい
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