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5月17日の日本の昔話

月から降った餅

月から降った餅
沖縄県の民話沖縄県情報

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音声 すまいるぼっくす

 むかしむかし、ある小さな島に、男の子と女の子が二人で住んでいました。
 二人は一日中遊んで、遊び疲れたら眠り、目が覚めたらまた遊ぶという毎日を過ごしていました。
 食べ物は、夜の決まった時間に神さまが月から餅を降らせてくれるので、それを拾って食べればよいのです。
 男の子も女の子も、なぜ月から餅が降ってくるのか考えたこともありません。
 つきたてのやわらかな餅をお腹いっぱい食べて、緑の美しい島をかけまわり、青く輝く海で泳いで暮らす毎日を当たり前のように思っていました。

 そんな、ある夜の事です。
 いつもの様に月から降ってきた餅を拾って食べていると、ふと、どちらからともなくこんな事を話し合いました。
「ねえ、今まで食べきれない餅は捨てていたけど、残しておけばお腹が空いた時に食べられるね。今夜から残しておこうよ」
「そうね。残しておけば、夜に餅を拾わなくてもすむわね。餅の降る時間には、眠たいときもあるもの」
 そこで男の子と女の子は、食べ残した餅を置いておくことにしました。
 二人はいいことを思いついて、大満足でした。
 ところが月の神さまは、二人の思いつきが気にいりません。
「毎晩毎晩、必ず餅を降らしてやっているのに、とっておくとは何事だ。神を信じていないのか」
 神さまは、それから餅を降らすのをやめてしまいました。
 男の子と女の子は、あわてて月の神さまにお願いしました。
「神さま、神さま、月から餅を降らせてください」
「神さま、お腹が空いて倒れそうです。今までの様に、餅をください」
 けれど月から餅が降ってくることは、二度とありませんでした。
 男の子と女の子は次の日から海へ出て、貝や魚をとって食べるしかありませんでした。
 もう今までの様に、遊びたいだけ遊ぶ暮らしは出来ないのです。
 二人はお腹が空くことなど知らなかったむかしをなつかしみ、そして初めて神さまに感謝しました。

おしまい

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