昔話の英語《福娘童話集》昔話の英語 Japanese & English昔話の英語《福娘童話集》 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
 


福娘童話集 > 日本民間故事 > 一月

1月24日の日本民話
(1月24日的日本民間故事)
石合戦 徳川家康

石合戦 (健全普通話版)
打石仗

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : ☆横島小次郎☆

長い間続いた戦国時代を終わらせて平和な江戸幕府を開いた徳川家康は、子どもの頃から物事を見定める力を持っていました。
在經歷的長時間的戰亂、最終終於終結了這一切的德川家康、在彌平戰禍之後便開創了新的江戶幕府、而時代也從戰國逐步渡向了平穩、正是這樣的德川家康、其實在孩童時便有著異於常人的敏銳判斷力。

これは家康が九才の頃、まだ松平竹千代(まつだいらたけちよ)と呼ばれていた頃のお話しです。
而現在就說說在家康才只有九歲時、他還只是著松平竹千代這個時候的故事。

駿府(すんぷ→静岡市)にある、安倍川(あべかわ)の土手で、子どもたちが赤白二組にわかれて石合戦をしていました。
當時在駿府安倍川的河堤之上、有兩幫以紅白分組的孩子們正在玩著打石仗的遊戲。

石合戦とは、石を投げ合ってどちらが強いか勝負する事です。
打石仗、就是敵我雙方互相向對方扔去石子、看誰能堅持到最後的一個遊戲。

これを見ていた竹千代に、家来の一人がたずねました。
此時的竹千代作為一個看客則是饒有興趣的看著這一切、面對這樣的小主人、一旁的隨從向千代發問到。

「竹千代さま。どちらが勝つと、思いますか?」
竹千代大人、竹千代大人、哪邊兒會贏還是請您說說看吧。

竹千代は赤白両方の組をじっと見つめたまま、しばらく考えました。
竹千代細細打量了紅白雙方很久後、又陷入了一陣短暫的沈思。

「うーむ・・・」
嗯……

すると別の家来が、竹千代に言いました。
而就在這時、另一旁的其他隨行對竹千代進言道。

「竹千代さま、赤になさいませ。
竹千代大人、我看還是選紅吧。

赤は百人で、白は五十人です。
紅方可是有著一百來號人呢、但白方卻是僅有五十之數。

むかしから戦とは、数の勝負です。
根據這過往的經驗、戰爭的結果就是以數量而決定。

数の多い赤が、勝つに決まっています」
人數多出這麼多的紅方我看一定會贏。

しかし竹千代は、首を振って言いました。
但聽到了這話的竹千代卻是把頭搖了一搖說道。

「いいや。勝つのは白だ」
不對、會贏的只能是白方。

竹千代が自信ありげに言うので、家来たちはびっくりです。
因為看見竹千代大人是很自信的將這句話說出、從者們一個個都嚇了一跳。

「竹千代さま、なぜ白が勝つとお思いですか?」
竹千代大人、為何您要押白還說白方必勝呢?能告訴我您是如何想的嗎?

すると竹千代は、家来たちに説明しました。
於是乎竹千代便開始了這樣向大家夥們解釋到。

「確かに数は、赤が多い。
論人數、確實是紅方更多。

だが、赤の組をよく見てみろ。
但也請你們仔細看看紅方。

赤の組は大勢という事に安心して、半分が遊んでいる。
紅組現在難道不是以為自己已經贏定了而表現出了很鬆懈嗎?他們之中有一大半就根本沒有認真在對待。

残りの半分も、さほど真剣に戦おうとはしていない。
而這樣剩下的那另一半也就更不可能到時全力以赴。

一方白の組は数が少ないため、みなが真剣に戦おうとしている。
但反過來、正是因為白組的人數相對較少、大家反而都是處於一個相當認真的態度。

勝つのは、白の組だ」
所以我押白必勝。

「うーむ。そんなものでしょうか」
嗯、聽您這樣一說我也便懂了。

竹千代の説明を聞いても、家来たちは首をかしげていました。
聽到了竹千代的說明後、大夥兒們都表示出了一副可以理解的樣子點了點頭。

「合戦、はじめい!」
打石仗開始!

合図のたいこが鳴りひびいて、石投げがはじまりました。
隨著開始的信號大鼓響起、石頭也就在雙方之間被扔來扔去。

すると、どうでしょう。
於是乎結果如何呢?

数の少ない白の組がかかんに攻め込み、まさか負ける事はないとのんびりしていた赤の組が、バラバラと逃げ出したのです。
數量很少的白組在一開始便發動了強烈的進攻、而感覺自己根本就不會輸的紅方卻還是在處於一种很悠閒的態度、到了最後、紅方竟是被打得落花而逃。

「なんと! 本当に白が勝った!」
天啦!竟然真的是白組的勝利!

家来たちは、竹千代の物事を見定める力に感心しました。
大夥們此時是對竹千代大人的正確判斷一個個佩服的不行。

「さすがは、竹千代さま。まだお小さいのに、よくものを見ておられる」
真不愧是竹千代大人、僅在如此年幼的年紀就擁有了這麼高超的眼光。

「まこと。このまま大きくなられれば、いつの日か天下を治めるかもしれん」
真的呢、若是真按照這個情況順利的發展下去、日後能夠成為奪取天下之人也是說不定的呀。

「いや、きっと天下を治めるだろう」
不是說不定、是肯定、竹千代大人一定會成為擁有天下的那個人。

家来たちの言葉通り、やがて竹千代は天下人となったのです。
此時的千代家臣們說的其實並沒有錯、日後的千代是真的成為了一位獨霸一方的戰國之雄。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

石合戦
嵒頭仗

長い間続いた戦国時代を終わらせて平和な江戸幕府を開いた徳川家康は、子どもの頃から物事を見定める力を持っていました。
這還是家康公平定天下之前、幼時竹千代時候的事。

これは家康が九才の頃、まだ松平竹千代(まつだいらたけちよ)と呼ばれていた頃のお話しです。
當時家康公才九歲、幼名松平竹千代。

駿府(すんぷ→静岡市)にある、安倍川(あべかわ)の土手で、子どもたちが赤白二組にわかれて石合戦をしていました。
這就到駿府的安倍河、河堤邊上、二隊小兒到打嵒頭仗。

石合戦とは、石を投げ合ってどちらが強いか勝負する事です。
嵒頭仗就是你甩我、我甩你、嵒頭亂掗、比那個厲害。

これを見ていた竹千代に、家来の一人がたずねました。
跟到千代的一位服侍他的僕從就這問。

「竹千代さま。どちらが勝つと、思いますか?」
這小兒打仗那隊得贏?

竹千代は赤白両方の組をじっと見つめたまま、しばらく考えました。
千代這就幫兩方都評估了一哈。

「うーむ・・・」
還到思考

すると別の家来が、竹千代に言いました。
這就另外一個進言了。

「竹千代さま、赤になさいませ。
赤は百人で、白は五十人です。
むかしから戦とは、数の勝負です。
数の多い赤が、勝つに決まっています」
意思要主人押紅、紅方百人、另一邊才五十。
打仗肯定是人多的那邊有優勢。


しかし竹千代は、首を振って言いました。
但是千代聽到跟到幫腦鬠一擺。

「いいや。勝つのは白だ」
贏的是白。

竹千代が自信ありげに言うので、家来たちはびっくりです。
下人看千代這麼講不解其意。

「竹千代さま、なぜ白が勝つとお思いですか?」
這就問、為甚麼白方人少反而還會贏。

すると竹千代は、家来たちに説明しました。
千代就講自己的見解。

「確かに数は、赤が多い。
だが、赤の組をよく見てみろ。
紅方人勢重
但是好生看。


赤の組は大勢という事に安心して、半分が遊んでいる。
残りの半分も、さほど真剣に戦おうとはしていない。
因為人多、心有懈、所以有一半都到混、另外一半也就不得怎麼好生打。

一方白の組は数が少ないため、みなが真剣に戦おうとしている。
白方人少、反而氣勢鼓的足。

勝つのは、白の組だ」
所以白方必贏。

「うーむ。そんなものでしょうか」
這也確實

竹千代の説明を聞いても、家来たちは首をかしげていました。
隨從這一哈就懂主人意思了。

「合戦、はじめい!」
開始了。

合図のたいこが鳴りひびいて、石投げがはじまりました。
這就開始嵒頭到處亂掗起來了。

すると、どうでしょう。
結果啦。

数の少ない白の組がかかんに攻め込み、まさか負ける事はないとのんびりしていた赤の組が、バラバラと逃げ出したのです。
數量少的白族確實是攻勢強烈、紅組因為人多態度是相當鬆懈、這幾個嵒頭掗過來紅方的人是一個個跑路散夥了。

「なんと! 本当に白が勝った!」
白方真的贏了。

家来たちは、竹千代の物事を見定める力に感心しました。
隨從這就曉得主人有眼力了。

「さすがは、竹千代さま。まだお小さいのに、よくものを見ておられる」
這還這麼小就會看些東西了。

「まこと。このまま大きくなられれば、いつの日か天下を治めるかもしれん」
以後肯定是條大人物。

「いや、きっと天下を治めるだろう」
對頭對頭。

家来たちの言葉通り、やがて竹千代は天下人となったのです。
後面確實是如這些個跟班講的一樣、等幫所有人熬死之後終於等到出頭的那一天了。

おしまい
结束

前のページへ戻る
(回到上一页)

     1月24日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
ゴールドラッシュの日
きょうの誕生花
万年青(おもと)
きょうの誕生日・出来事
1990年 阿部真央(シンガーソングライター)
恋の誕生日占い
好奇心旺盛で、可愛くおしゃれ
なぞなぞ小学校
耳に入れて使う本は?
あこがれの職業紹介
パタンナー
恋の魔法とおまじない 024
言い伝え、湯飲みや茶碗が自然に割れる
  1月24日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
貧乏神と福の神
きょうの世界昔話
なくした指輪
きょうの日本民話
石合戦 徳川家康
きょうのイソップ童話
ヘルメスと大地の神
きょうの江戸小話
縁起かつぎ
きょうの百物語
やろか水

福娘のサイト

http://hukumusume.com

366日への旅
毎日の記念日などを紹介
福娘童話集
日本最大の童話・昔話集
さくら SAKURA
女の子向け職業紹介など
なぞなぞ小学校
小学生向けなぞなぞ