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2月2日の日本民話
(2月2日的日本民間故事)
黄門さまのイジワル

黄門さまのイジワル
水戸黄門

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : スタヂオせんむ

「ひかえおろう。この紋所(もんどころ)が、目に入らぬか」
看到這條家紋吧?爬。

と、身分を隠して日本中を巡(めぐ)り歩き、悪人をこらしめる水戸黄門(みとこうもん)は、テレビなどで有名です。
德川公位置坐穩之後、這就他孫、卵㫘事作、就喜歡帶到一潽人、幫身份隱藏起來到處轉、若是碰到甚麼為非作歹的人這就好高興、幫身份一亮、幫別個駭了個卵脬翻天這是他的最愛、電視上面就經常演這條。

でも実際の黄門さまは学問を続けながらひっそりと暮らし、1700年(元禄13年)12月6日、72歳で静かに世を去ったそうです。
但實際上別個是條讀書人、一直是平靜度日、元禄十三年享年七十二、去了。

その黄門さまは子どもの頃、大変な悪ガキで、いつも友だちと遊んでばかりいました。
這就講黃門小時候不學好專搞鬼事、天天和其他小卵日一起到處耍。

ある時、父親の殿さまが黄門さまに尋ねました。
有天、他藩主的老頭就問自己兒。

「もし、戦場(いくさば)でわしが深い傷(きず)を負(お)って倒れたら、お前はわしを助けるか?」
若是我出去打仗傷到了、你得幫我吧。

すると黄門さまは、
這小兒就講了。

「いいえ。助けません」
我看到你死。

と、きっぱり言いました。
這就不帶猶豫的。

「何だと! なぜ、父を助けぬのだ!」
老頭就不解其意啦、為甚麼要看到我死啦。

と、聞き返されて、
還期待有個甚麼轉機。

「わたくしは、倒れた父上を乗り越えて、敵(てき)と戦います」
如果在乎你、就不能踩到你的屍體上面繼續殺敵。

と、答えたので、
這麼講了。

「それは見事!」
と、殿さまはとても感心したそうです。
老頭就覺得這兒還可以。

さて、黄門さまには三木武太夫(みきたけだゆう)という、お側に仕える者がいました。
幫他身邊還安排了個喊三木武太夫的人帶到。

武太夫(たけだゆう)は子どもの頃から、『カミナリ』と『アズキがゆ』が大嫌いで、それは大人になっても治りませんでした。
太夫自小就不喜歡打雷還有小豆粥、現在大人了還是現樣子。

ある時、黄門さまは武太夫を呼んで尋ねました。
這天黃門就喊太夫過來。

「その方の好物(こうぶつ)は、何であったか?」
就問有甚麼喜歡吃的東西吧。

すると武太夫は見栄(みえ)を張って、
這就講鬼話。

「はい。カミナリとアズキがゆが、大好物であります」
講自己喜歡吃雷還有小豆粥。

と、答えたのです。
這麼到講了。

「そうか。カミナリは出せぬが、アズキがゆならすぐに出してやるぞ」
這樣子啊、這雷不好搞、小豆粥是要好多有好多。

黄門さまはアズキがゆを作らせると、それをイジワルそうに差し出しました。
黃門這就搞粥去了、就是曉得他不喜歡吃這傢伙、幫粥一遞。

「さあ、アズキがゆが出来た。遠慮無く、食べてよいぞ」
我幫你𤏪好了、你吃完還有。

「はあ、・・・」
啊。

「うん? どうした? 好物であろう?」
你不是講自己喜歡這條啊。

「はい、・・・」
㫘錯。

「食べぬのか? それとも、アズキがゆは嫌いか?」
你不喜歡豆子吧。

「いえ、その・・・」
也㫘。

武太夫は決心すると固く目をつぶり、アズキがゆを丸呑みする様に食べたそうです。
這太夫過就幫一碗筷粥一口幹了。

さて、それからしばらくたって、黄門さまにお客が来た時の事です。
這就㫘過好久、來客人了。

空が急に暗くなり、ゴロゴロとカミナリが鳴り出しました。
天上也一下黑了起來、雷是一陣一陣的響。

黄門さまは、しめたとばかりに言いました。
黃門㫘想到還有這好事。

「お客人よ。実はな、ここにはカミナリの大好きな者がおりまして、あれが鳴ると大喜びするのです」
就跟客人講有條批兒好喜歡打雷、看到打雷就笑了個卵脬翻天。

そう言って武太夫を呼び寄せると、またしてもイジワルそうに言いました。
跟到喊大夫過來了、又開始日弄了。

「ほれ、お前の大好物のカミナリが鳴っておるぞ。うれしいだろう。すまぬが、投網(とあみ)をうって池の魚を取ってまいれ」
講打雷了、你肯定好高興、喊太夫取條網子去池子裡面打魚去、

「はい、その、それは・・・」
太夫不曉得要講條甚麼。

「何をしておる。カミナリは嫌いか?」
你怕打雷是把。

「いえ、その・・・」
也㫘。

武太夫は決心すると、雷鳴(らいめい)のとどろく中、池に行って魚を取ってきました。
這就天上雷到轟鳴、太夫用網子被黃門斥到打魚。

それからもこんな事が何度もあり、武太夫はカミナリとアズキがゆ嫌いを克服(こくふく)していったのです。
這後面同樣類型的鬼事是一件接到一件來、最後太夫碰到打雷還有小豆粥過都不怕了。

それから後、黄門さまが亡くなってから武太夫は、
哪曉得這黃門還到大夫先一踋走了。

「どんなに嫌いな物でも、努力で治せるものだ。それをわたしは、黄門さまから教えられた」
大夫這就講、無論你討嫌甚麼、只要心心念念的去克服、就總有解脫的那一天、這道理讓我從主人身上徹底明瞭了。

と、黄門さまの行動(イジワル?)を、とても感謝したという事です。
主僕一場、最後還是好話送終。

おしまい
结束

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