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6月18日の日本民話
(6月18日的日本民間故事)
貧乏長者

貧乏長者 (健全普通話版)
清苦的富人

日本語 ・日本語&中国語

むかしむかし、ある村に、一人の貧乏(びんぼう)な漁師(りょうし)のおじいさんが住んでいました。
早很久很久以前、這就一個小村莊、村子裡面住了的是有一位十分貧窮的老漁夫。

おじいさんには子どもが大勢いたので、働いても働いても貧乏でした。
因為老漁夫家中的孩子們數量眾多、這也就導致了即便很努力的天天拼命幹活最終還是會很清苦。

この村には、とても大金持ちの長者(ちょうじゃ)も住んでいました。
現在再說說這個村子裡的另外一位、人家可是一位超級有錢的大老爺。

ある日、長者がおじいさんをよんでごちそうをしました。
而有一天、就是這位大老爺呀突然的是把那位老漁夫給請到了自己家中做客、進行了設宴款待。

長者はおじいさんを見ながら、うらやましそうに言います。
老爺見已經來了客人、很是高興的立馬就說了。

「わしも、じいさまの幸せにあやかりたいもんだ」
我看這您老這福氣多多、所以也是想借今天的這一頓飯、沾沾您老的這個光呀。

それを聞いたおじいさんは、首をかしげて
可這話給老漁夫耳朵裡面一聽、直接的是把人整的玩不明白了。

「おや? 貧乏なわしなんかよりも、お金持ちに長者さまこそ、幸せではありませんか?」
啥玩意兒呀?我一窮二白的、而老爺你卻是一位有錢的富貴人家、按理說今天這頓飯還是我沾了你的光呀。

と、いうと、長者は、
也是算這樣的表達了一下自己的疑惑吧、可立即的大老爺。

「いやいや、じいさまこそ、村一番の幸せ者だ。
  何しろじいさまは、人間にとって一番目の宝である健康と、二番目の宝である子宝(こだから→子ども)が大勢いるんだからな。
不對不對、您也許自己都還不知道、但其實這全村子最有福氣的那個人真要論、那就還真只剩你了、若要我說說這其中緣由啊、所謂人有三福、這第一首先就是身體健康、第二則是這子孫滿堂。

・・・じゃが、わしは三番目の宝である、お金しかないじゃ。
………而要說到這第三、那就是享之不盡的金銀財寶、我就尋思著這我自己不就已經光窮的只剩下錢了嗎。

比べると、やっぱり村一番の宝持ちはじいさまだよ」
所以說、我兩就這麼比劃比劃、雙福臨門的你才是村子裡面福氣最多的那一個呀。

「なるほど、そいつはうれしいな」
是這樣呀、聽你這麼一說我現在還是真有點高興呢。

おじいさんは大喜びで家に帰ると、おばあさんにその事を話しました。
老漁夫吃完這頓飯後也是大喜過望的回到了家、然後就對這自己的婆子說起了這檔子事。

そしておじいさんとおばあさんはさっそく、一番目の宝と二番目の宝のお礼をするために、お宮参り(おみやまいり)に出かけました。
然後發生了何事呢?那就是兩人合計合計之後、心想我們這既然能夠雙福臨門、那肯定是有上天眷顧、所以馬上就想快點去神社參拜一躺還個天恩吧。

さて次の日、海に出かけたおじいさんの舟は大漁でした。
結果就是這事發生的第二天之後吧、老漁夫今天是出海捕魚得到了大豐收。

おまけに海辺でひろったたき木をわったら、なんと中から大判小判がざくざくと出てきたではありませんか。
不僅如此、今天從海還上撿回家的飄過來的浮木、就這一劈開、發現裡面還開始給你爆出一大堆的金銀財寶了。

ですが、おじいさんとおばあとんは、
可面對著突來的驚喜。

「わしらは、一番目の宝と二番目の宝のある幸せ者じゃ。この上、三番目の宝まで手に入れたら、バチが当たってしまうわい」
我合計著咱兩既然已經雙福臨門、命裡都算個沾有福字的人了、即如此、那這貴字不要也罷、就怕可別到時還給自己弄的承受不起、反過來給雷劈了呀。

と、とれた魚を村人たちにごちそうして、おみやげに大判小判を一人一人に手渡したのです。
就這樣呀、今天的老漁夫捕魚大豐收、先是村子裡面每人都請過來吃魚、完事了後還又在每人塞上一些金子當作是伴手禮呢。

この時からおじいさんとおばあさんは、貧乏長者と呼ばれるようになったという事です。
而也就是自這時起、老漁夫夫妻的這一家人也是給村子裡面改稱變為是清苦的富人了。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

貧乏長者
清苦地主

むかしむかし、ある村に、一人の貧乏(びんぼう)な漁師(りょうし)のおじいさんが住んでいました。
到好久以前、一個小漁村、這就條窮打魚的。

おじいさんには子どもが大勢いたので、働いても働いても貧乏でした。
打漁其實也不得窮、只要魚多、但是這屋生的小孩也多、這要的魚就更多了。

この村には、とても大金持ちの長者(ちょうじゃ)も住んでいました。
這村還有個地主。

ある日、長者がおじいさんをよんでごちそうをしました。
地主這天就幫別個邀到自己屋裡吃飯。

長者はおじいさんを見ながら、うらやましそうに言います。
地主這就看到漁夫、開始羨人無疾了。

「わしも、じいさまの幸せにあやかりたいもんだ」
それを聞いたおじいさんは、首をかしげて
講別個打漁好啊、好啊。
我都想跟你打漁來。
漁夫腦鬠轉半天、硬是㫘懂這話是甚麼意思。


「おや? 貧乏なわしなんかよりも、お金持ちに長者さまこそ、幸せではありませんか?」
怎麼講哦?有錢不好啊、打甚麼魚、我有錢就肯定不得著這事了、到屋子自在不好啊。

と、いうと、長者は、
不見得。

「いやいや、じいさまこそ、村一番の幸せ者だ。
你才是全村最自在的人哦。

何しろじいさまは、人間にとって一番目の宝である健康と、二番目の宝である子宝(こだから→子ども)が大勢いるんだからな。
別個講、財產、子女、健康。

・・・じゃが、わしは三番目の宝である、お金しかないじゃ。
你這就佔了其二、但我就只有一個哦。

比べると、やっぱり村一番の宝持ちはじいさまだよ」
這一比、看起來你不如我、但哪個又比哪個好啦。

「なるほど、そいつはうれしいな」
你是講這條啊。

おじいさんは大喜びで家に帰ると、おばあさんにその事を話しました。
漁夫聽地主講想確實是有道理、回去也跟婆子傳達。

そしておじいさんとおばあさんはさっそく、一番目の宝と二番目の宝のお礼をするために、お宮参り(おみやまいり)に出かけました。
搞甚麼啦、去還個願、講自己雙寶臨門不曉得、這要去廟裡面拜神仙感謝。

さて次の日、海に出かけたおじいさんの舟は大漁でした。
第二天漁夫出海、一船魚滿了。

おまけに海辺でひろったたき木をわったら、なんと中から大判小判がざくざくと出てきたではありませんか。
又到河邊撿流木當柴、一劈、見鬼了、那個幫私房錢偷偷收裡面的、大小金貝是塞滿了灑出來。

ですが、おじいさんとおばあとんは、
但是漁夫和婆子卻不見好。

「わしらは、一番目の宝と二番目の宝のある幸せ者じゃ。この上、三番目の宝まで手に入れたら、バチが当たってしまうわい」
講自己已經雙福臨門、再若是再添一寶、怕是自己㫘這個福報、受不起哦、也是想這禍福相依。

と、とれた魚を村人たちにごちそうして、おみやげに大判小判を一人一人に手渡したのです。
幫這福分了去、禍也祓了、大小金貝全村人手一個。

この時からおじいさんとおばあさんは、貧乏長者と呼ばれるようになったという事です。
這全村從兩公婆手上得了錢、看撒出來這麼大一筆過全村、也喚他們是有錢的地主了、但卻是個清苦地主。

おしまい
结束

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