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11月2日の日本民話
(11月2日的日本民間故事)

たましいが入った竜
龍潭
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、宇都宮(うつのみや)に、うるし商人の武太夫(たけだゆう)という男がいました。
到好久以前的宇都宮、一條喊武太夫傢伙幫油漆生意作到的。
武太夫は大金持ちでしたが、それにはわけがありました。
你莫看別個就一條賣漆的、但其實是有大錢、不過這其中也是有脈絡到。
数年前のある日、山奥の谷川のふちの底に、大量のうるしを見つけたのです。
這還要從別個誤入寶地講起、有一日突然發現了谷底水塘底下的一大面漆池。
うるしは、うるしの木の皮から取れる汁で、おわんなどのぬり物に使われます。
漆就是油漆樹上面的汁液、以前多是用到碗的上色上面。
そのうるしが長いあいだ水に運ばれて、ふちの底にたまったのです。
這山裡面漆樹它多嘛、天天下雨樹汁就都往低處流、最後沈到池底去了。
うるしは高価な物で無断で取る事を禁じられていましたが、武太夫はこの谷川の底のうるしを少しずつ売り大金持ちになったのです。
雖講這漆樹發財門路好就有人管到的、一山的樹早就有了主人被人承包了去、但是武太夫也不取漆樹、就是偷偷的每天池子底下摸一點點上去賣、這也過慢慢發財了。
武太夫は秘密のうるしを、いつまでも自分だけのものにしておきたいと思いました。
但是這事就要保密啦、千萬不能被人曉得了去。
それで腕の良い細工師(さいくし)に恐ろしい竜の細工をつくらせて、人が怖がってよりつかないように、うるしのあるふちの底に沈めたのでした。
於是喊了條工人師傅幫自己雕了一尊龍、樣子是有好駭人就雕好駭人、就是要人不敢下池曉得了自己的秘密。
しばらくすると竜の細工は上流から流れてくるうるしや水あかなどがついて、本物の竜のようになっていました。
但這假龍到潭子裡面久了、天天又吸收了這被雨衝下來的漆、過最後就不曉得怎麼變成真龍了。
ある時、武太夫は十四歳になる一人息子の武助(たけすけ)を連れて、山奥のふちへ行きました。
這天武太夫帶到自己十四歲的兒武助進山。
そして、うるしの秘密を話すと、
這就要跟自己兒交待驚天大秘密了。
「このうるしは、わしらだけの物じゃ。わざわざ木を切りつけて汁を取らなくても、いくらでもここへたまっておる。いいか、わしがするのをよく見て、うるし取りの練習をするんだぞ」
這就是你爹我的金庫、看我今天我是怎麼取錢的、好生看到、這些以後就都是你的了、記得千萬不要讓第二條人曉得啦?
武太夫は息子にいいきかせて、親子でふちへ入っていきました。
一遍演示完、這就喊小傢伙下去親自體驗一下了。
すると竜の細工が、とつぜん頭を動かしたのです。
「おとう! 竜が! 竜が動いた!」
但這人一下水、龍!!老頭!!水底下有龍啊!
「何を馬鹿な。水の動きで、そう見えるだけだ」
と、 武太夫は言ったものの、見てみると竜が大きな口を開けて息子に襲いかかったのです。
奤兒!你怎麼這麼蠢啦、這是爹專門放落去防止奤卵的裝置、為了就是不讓人謀老子的礦、懂?
但是這怎麼不對啊?太夫好像也是看到條水裡面有甚麼東西到襲向自己兒。
細工の竜は水の中にいるうちに魂が入って、いつしか本物の竜になっていたのです。
是這條龍到水裡面久了、又吸了漆、這過有靈了。
あわてた武太夫は息子を助けようとしましたが、竜が相手ではどうにもなりません。
老頭發現這事不妙啊、馬上幫人先一拉、但是龍哪邊不依啊、還要買一送一、小的吃不飽還要加一份。
「武助ー!」
「おとうー!」
やがてふちの水の上に、二つの死体が浮かびあがって下流へ流れていきました。
這就聽到一片慘叫連連。
等到第二天、漆池上面就是兩具浮屍啦。
二人の死体は二日目になって、村に近い川原で引き上げられました。
人死了至少要先幫屍體拉上來逽個地方先放到啦。
取り調べの結果、武太夫はうるしの盗み取りをしていた事がわかりました。
這就開始驗屍啦、驗驗驗殺人兇手㫘逽到、兩條傢伙偷漆過是被發現了。
そして罰(ばつ)として新しく建てたばかりの家や財産は、全て取り上げられてしまったのです。
好啦、這就死人反正也不會講話、全財產沒收了、起的新房子屋裡存摺甚麼的啊都跟你繳了充公。
あとに残された武太夫の父親と奥さんは、とても貧しい生活を送ったという事です。
後面這屋裡就只剩兩條老人了、㫘了經濟來源以前的錢又都著搶了去、也就只能過苦日子啦。
おしまい
结束
※ 宮城県にも、同じような民話があります。 → 生きている竜
関連する記念日紹介
「11月13日 うるしの日」について (366日への旅)より

記念日イメージキャラ 福ちゃん イラスト「ぺんた」 ※無断転載禁止
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