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福娘童話集 > 百物語 > 十二月
12月16日の百物語
(12月16日的日本鬼故事)
らんまのろくろっ首
天窗長顜頸
・日本語 ・日本語&中国語
むかしむかし、主人である侍が仕事で旅に出たので、残された奥さんは心細くなってお手伝いさんを頼みました。
到好久以前、武士的家主有事出了遠門、堂客一個人到屋這就不放心、又邏了個夥計幫忙看到。
そのお手伝いさんはとても良く働き、料理も洗濯も掃除も買い物も子どもたちの世話も、何でもてきぱきとやってくれます。
這夥計就好勤快、甚麼事都幫你一步到位、像是洗衣作飯買東西帶小兒啊、都乾淨利落的。
ある晩の事。
這就一條晚上。
お手伝いさんが寝ている隣の部屋から、お手伝いさんの苦しそうな声が聞こえてきました。
夥計的房間裡面這就聽到呻吟的聲音。
「どうしたのかしら?」
怎麼了哦?
目を覚ました奥さんは、隣の部屋をのぞいてみてびっくりです。
女主人被這聲音搞醒、處到夥計門上面偷偷渺一眼、幫自己差點㫘駭死。
お手伝いさんは小さなびょうぶの向こうで寝ているのですが、その首が腕よりも長く伸びているのです。
夥計睡覺的地方有條屏風隔到的、但是這就看到夥計的顜頸摛好長、一條顜頸比手膀子還長些。
首は見ている間にもどんどん伸びて、壁にぶつかると壁にそって部屋の反対側まで伸び、また壁にぶつかると今度は縦に伸びて、らんま(→天井としょうじのしきいの間にある、かん気や明かり取りの空間)の上に乗りました。
而且這顜頸是看到看到越來越長、長到登頭了碰到牆、這就一彈、又往反方向摛、這就又登頭了、這次就往上、這就搭到高頭的通風窗上面了。
そしてらんまを枕にして、そのままスヤスヤと眠ったのです。
這就到上面一靠、當條枕頭過睏落去了。
「ひいーっ! ろくろっ首!」
鬼啊!長顜頸!
奥さんはあまりの事に、気を失ってしまいました。
女主人碰到這鬼事、當場是直接過駭暈了。
「・・・奥さま。・・・奥さま」
老闆、老闆。
しばらくして、お手伝いさんが奥さんを抱き起こしました。
這就過了一陣、夥計過出來扶女主人了。
「ひぃーーっ!」
啊!
お手伝いさんの顔を見て奥さんは小さな悲鳴を上げましたが、その時にはお手伝いさんの首は元に戻っていました。
這人一剛好過來又是看到長顜頸、就又是一聲慘叫、不過這時夥計的顜頸是已經復原了。
「奥さま、どうなさったのですか?」
老闆?你這是搞甚麼了啊?
「お前の首が・・・。いえ、何でもないわ」
我看到你的腦鬠、㫘、算了、甚麼都㫘得。
奥さんは立ち上がると、青い顔で自分の部屋に戻りました。
女主人緩回來神、一臉白回房了。
(さっきのは、夢だったのかしら?)
違是我到作夢?
翌朝、奥さんはお手伝いさんに買い物を頼むと、その間にお手伝いさんの部屋に行ってらんまを調べてみました。
第二天一早、女主人幫夥計斥出去買東西、自己就進到夥計房間裡面看、這就摸到天窗了。
すると、お手伝いさんがまくらにしていた部分だけほこりがなく、お手伝いさんの物と思われる髪の毛が数本引っかかっていました。
這就上面灰塵滿了、但就是昨天腦鬠靠得那條地方是乾淨的、上面還幾根頭髮到。
(やっぱり、夢ではなかった)
這過就真稀爛啦。
奥さんはお手伝いさんが帰って来ると、すぐに仕事をやめてもらったそうです。
這就等夥計幫東西一買回來、女主人過不要別個繼續作了。
おしまい
结束
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