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福娘童話集 > 日本民間故事 > 三月

3月25日の日本民話
(3月25日的日本民間故事)
昆布買い

昆布買い (健全普通話版)
買海帶

日本語 ・日本語&中国語

♪音声配信(html5)
朗読者 : 悠が童話を読んでみます

♪音声配信(html5)
朗読者 : 田布施座

むかしむかし、あるところに、男の子がいました。
在很久很久以前、有一地、這就有著一位小男孩。

ある日の事、お母さんが男の子を呼んで言いました。
某日、這位孩子的媽媽將孩子喚到了跟前對著他這樣說道。

「おみそ汁に入れるから、昆布(こんぶ)を買ってきておくれ」
咱今天晚上要熬湯了、我現在就交待你去給我買點海帶提回來吧。

「うん、いいよ。昆布だね」
恩、好的、海帶。

男の子は忘れない様に、口の中で、
小男孩為了避免一路上忘記了母親的託付、一直在嘴裡唸叨著。

「昆布、昆布」
海帶海帶海帶。

と、言いながら、歩いて行きました。
這樣的一直給自己進行提醒、一路上邊走邊念。

すると、小さな溝(みぞ)がありました。
可這時路上的一片小水坑阻擋了男孩的去路。

男の子は、
男孩他呀。

「ピントコショ」
我飛。

と、言って、溝を飛び越えました。
就這樣說著我飛的、飛的一下從小水坑上躍了過去。

そのとたん、昆布がピントコショに変わってしまいました。
但也就是這時男孩口中的海帶也是在不知不覺之間已經給自己變成了我飛了。

「ピントコショ、ピントコショ」
我飛我飛我飛我飛。

と、言いながら、男の子は昆布を売っているお店へ行きました。
就這樣呀、男孩是一路飛呀飛呀飛的、飛到了乾貨店。

「ピントコショ、おくれ」
老闆、請給我飛。

「なに、ピントコショだって? ・・・さて、そんなもの聞いた事がないな。いい子だから、もう一度お家に帰って聞いておいで」
你剛剛說了撒?要我飛?……………這這這、我這可沒你說的那玩意兒呀、聽都沒聽說過了、我的個乖乖呀、拜託你就再回一次家好好的把你母親交待你要買啥再問個清楚吧。

男の子は、また、
就這樣男孩他。

「ピントコショ、ピントコショ」
我飛我飛我飛我飛。

と、言いながら、うちへ帰って来ました。
一路上嘴巴裡面唸叨著飛又飛回了自己的家。

「お母さん、ピントコショないよ」
媽媽、媽媽、我沒有買到飛。

「バカだね、この子は。そんな物あるわけがないだろう。
唉呀、你個蠢蛋、誰還能把飛賣給你呀、那種東西不可能有呀。

ピントコショじゃなくて、昆布だよ。昆布」
不是我飛飛飛、我是讓你去買海帶啦、是海帶。

「そうか、昆布だったのか」
噢噢、對的、是海帶。

男の子は、口の中で、
此刻的男孩口中又是開始了。

「昆布、昆布」
海帶海帶。

と、言いながら、お店の方へ歩いて行きました。
一邊嘴巴裡海帶海帶的唸叨著、又海去人家乾貨店了。

ところがまた、溝を飛び越える時、
可就是此時不就是又給碰見了當初的那條水坑了嗎。

「ピントコショ」
我飛

と、言ってしまいました。
男孩又是一句飛。

「ピントコショ、おくれ」
老闆、請給我飛。

それを聞いたお店の人は、あきれた顔で言いました。
等再次又聽到男孩要求的是同樣的商品時、老闆可謂是一整個人驚了。

「さっきも言ったが、ピントコショじゃわからんだろう」
我剛剛不是跟你說的那麼清楚了嗎、我這可沒甚麼飛不飛的呀。

男の子は、またまた、
就這樣男子再一次的。

「ピントコショ、ピントコショ」
我飛飛飛。

と、言いながら、家へ帰って来ました。
又一次飛回到了家中。

「やっぱり、ピントコショはないよ」
媽媽、他那裡就是沒有在賣飛呀。

「ああ、本当にダメな子だねえ。昆布ぐらい言えなくてどうするの!」
哼!你可真是一個沒用的傢伙、怎麼就這麼不長記性呢、我都那麼說了是海帶海帶!

お母さんは腹を立てて、男の子の頭をげんこつで殴りつけました。
母親此時可謂是給男孩氣了個不行、直接就是給他的頭上來了個一記重拳、讓他長長記性。

するとポコンと、たんこぶが出来ました。
但就是這一下用力過猛、男孩頭上長包了。

「昆布! 昆布! 昆布! さあ、言ってみな!」
海帶海帶海帶!!!真是的、究竟要讓我說多少次、來、你也快念。

「昆布、昆布、昆布」
海帶海帶海帶

男の子は、頭のこぶを押さえながら言いました。
男孩此時也只能是重複著母親的話、說著的時候還用手正捂著自己頭上的包了。

「ちゃんと言えるじゃないの。さあ、もう一度行っておいで」
你看這不是就給我好好記住了嗎、好啦、現在再給我去一次店裡。

男の子は、
「昆布、昆布」
男孩子他、海帶海帶。

と、言いながら、さっきの溝のところまできました。
一邊走一邊念的又來到了剛剛的那條小水坑。

「そうだ、ここを飛ぶ時に、ピントコショと言うからいけないんだ」
對、就是在這裡我躍過去的時候可千萬不能說甚麼我飛呀。

そして溝を飛ばずに、ゆっくりと渡ると、
這次男孩十分的小心、人家不跳了、給你慢悠悠的繞了過去。

「やったー! ピントコショと言わなかったぞ」
哈哈!幹得好!這次我沒有說飛。

と、言ったとたん、またまた昆布がピントコショに変わってしまいました。
可就是這個高興的瞬間、海帶又從海帶變成飛了。

「ピントコショ、ピントコショ」
我飛我飛、飛飛飛。

男の子はお店にやって来ると、言いました。
男孩又一次來到了店內、開始了。

「ピントコショ、おくれ」
老闆、請跟我飛。

「ああ、やっぱりだめだ。こっちは忙しくて、とてもお前の相手はしておれん。とっとと帰っておくれ」
哎喲我的個媽呀、我的個小乖乖你可就別來尋我開心了、我這可忙的很了、沒那閒功夫陪你玩、得了得了、你也快點回家吧。

そう言って、お店の人がふと男の子の頭を見ると、大きなたんこぶが出来ています。
正這樣打發著男孩準備走的時候、店家發現了、人家望到了孩子那個腦袋上的包、這不可都大的給凸出來了嗎。

「どうした、そのこぶは?」
喂喂喂、你這腦袋上的這麼一個大疙瘩是咋給整出來的呀?

すると男の子は、ニッコリ笑って、
聽到老闆這關切的問話後、小男孩竟突然是像恍然大悟般的當著人店家面一下子笑了。

「ああ、そのこぶ(昆布)を買いに来た」
我終於想起來啦、我就是來買這個疙瘩(海帶)的呀。
(こぶ=昆布=瘤 同音)


と、言いました。
這樣說道了。

おしまい
结束

↓ ※オタク構文版 (翻訳者の改変意訳バージョンです) ↓

昆布買い
買海帶

むかしむかし、あるところに、男の子がいました。
到好久以前、這就一條小男兒。

ある日の事、お母さんが男の子を呼んで言いました。
他媽就斥他去作事。

「おみそ汁に入れるから、昆布(こんぶ)を買ってきておくれ」
你去跟我幫海帶買回來、晚上煮海帶。

「うん、いいよ。昆布だね」
海帶、海帶、好、曉得了。

男の子は忘れない様に、口の中で、
小男兒怕忘記、嘴巴裡面就一直。

「昆布、昆布」
海帶海帶。

と、言いながら、歩いて行きました。
邊走邊念。

すると、小さな溝(みぞ)がありました。
這就前面一條水坑。

男の子は、
「ピントコショ」
と、言って、溝を飛び越えました。
男兒一跳一躍、嘴巴念一句飛。

そのとたん、昆布がピントコショに変わってしまいました。
嘴巴裡面喊的海帶過就變成飛了。

「ピントコショ、ピントコショ」
飛、飛。

と、言いながら、男の子は昆布を売っているお店へ行きました。
這就飛到乾貨店了。

「ピントコショ、おくれ」
老闆、我要飛。

「なに、ピントコショだって? ・・・さて、そんなもの聞いた事がないな。いい子だから、もう一度お家に帰って聞いておいで」
你是要飛甚麼?我聽都㫘聽過、你先回去好生問下子、幫你媽交待的記清楚去。

男の子は、また、
男兒就又開始飛了。

「ピントコショ、ピントコショ」
と、言いながら、うちへ帰って来ました。
飛到飛到就飛回屋了、這就面對媽。

「お母さん、ピントコショないよ」
我要你飛條甚麼飛哦。

「バカだね、この子は。そんな物あるわけがないだろう。
記得、儍羵卵、我們今天晚上要𤏪海帶。

ピントコショじゃなくて、昆布だよ。昆布」
海帶曉得吧?海帶、不是要你飛。

「そうか、昆布だったのか」
海帶、好、曉得了。

男の子は、口の中で、
「昆布、昆布」
と、言いながら、お店の方へ歩いて行きました。
這就又海帶海帶海帶、海去乾貨店了。

ところがまた、溝を飛び越える時、
又碰到剛剛那條水坑。

「ピントコショ」
飛。

と、言ってしまいました。
「ピントコショ、おくれ」
這過又、
老闆、我要飛。


それを聞いたお店の人は、あきれた顔で言いました。
店老板就想這小兒怎麼這麼蠢啦、人都過獃了。

「さっきも言ったが、ピントコショじゃわからんだろう」
你跟我講你要飛那裡去、去跟你媽問清楚起來。

男の子は、またまた、
「ピントコショ、ピントコショ」
男兒這就又飛啊飛。

と、言いながら、家へ帰って来ました。
飛回屋了。

「やっぱり、ピントコショはないよ」
老闆講他㫘得飛。

「ああ、本当にダメな子だねえ。昆布ぐらい言えなくてどうするの!」
我要你買海帶、你跟我飛飛飛。

お母さんは腹を立てて、男の子の頭をげんこつで殴りつけました。
媽這就一肚子火、對到兒腦鬠就是一扌么(拳背)(U+22A7B)子落去。

するとポコンと、たんこぶが出来ました。
這就起條包了。

「昆布! 昆布! 昆布! さあ、言ってみな!」
海帶!海帶!海帶!這下記得吧!喊你買甚麼、講!

「昆布、昆布、昆布」
海帶。

男の子は、頭のこぶを押さえながら言いました。
男兒就摸到自己腦鬠上面的包的。

「ちゃんと言えるじゃないの。さあ、もう一度行っておいで」
記得了就跟我去。

男の子は、
「昆布、昆布」
男兒就、
海帶海帶。


と、言いながら、さっきの溝のところまできました。
這就海到剛剛的水坑了。

「そうだ、ここを飛ぶ時に、ピントコショと言うからいけないんだ」
這下長記性了。

そして溝を飛ばずに、ゆっくりと渡ると、
不飛了、慢慢繞到走。

「やったー! ピントコショと言わなかったぞ」
好傢伙!不飛了。

と、言ったとたん、またまた昆布がピントコショに変わってしまいました。
這就不飛了一講、又幫海帶忘記了。

「ピントコショ、ピントコショ」
前面是甚麼啊、是飛、就又開始飛了。

男の子はお店にやって来ると、言いました。
小男兒這就又飛店裡來了。

「ピントコショ、おくれ」
老闆、飛飛飛。

「ああ、やっぱりだめだ。こっちは忙しくて、とてもお前の相手はしておれん。とっとと帰っておくれ」
老闆看又是這案子、都要癲了、我㫘空陪你玩、忙的很、到別處去。

そう言って、お店の人がふと男の子の頭を見ると、大きなたんこぶが出来ています。
老闆講這話時看到小兒腦鬠上面怎麼一條包啦。

「どうした、そのこぶは?」
你這包是到路上⻊反的啊?

すると男の子は、ニッコリ笑って、
男的就講了。

「ああ、そのこぶ(昆布)を買いに来た」
と、言いました。
我這包是被媽喊我買海帶打來的、哦、對頭、海帶。

おしまい
结束

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