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福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 八月
キツネとヤギ
狐狸与山羊
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
キツネが井戸に落ちていると、喉の渇いたヤギが通りかかって聞きました。
狐狸掉入了井里,口渴的山羊经过问。
「この井戸の水は、おいしいですか?」
这井里的水,甜不甜。
キツネは、困っているくせに、
狐狸明明就很苦恼,
「こんなにおいしい水はないから、きみも降りておいで」
没有比这更好喝的水了,你也下来吧。
と、ヤギを誘いました。
如是,邀请山羊。
するとヤギはよく考えもしないで、井戸の中に降りて行きました。
于是山羊也没有多想,下到了井里。
そして水を飲み終わると、キツネに尋ねました。
然后喝完水问狐狸。
「ところで、どうやって井戸の外に出ましょうか?」
这话说回来,要怎样从井里出去啊。
「簡単だよ。きみが後ろ足で立ってハシゴになるのさ。ぼくはそれを伝って上へあがり、その後、きみを引っ張り上げてやるからさ」
简单,你把后腿一蹬变成梯子,我顺着那个往上爬,然后再把你拉上来。
ヤギはキツネに言われた通りにしました。
山羊像狐狸说的那样做。
キツネは、
狐狸,
「しめしめ」
嘿嘿
と、ヤギを伝って上がり、井戸の外に出ると薄情にもさっさとどこかへ行こうとしました。
如是,顺着山羊,一出井口,绝情的迅速的准备往什么地方去了。
慌てたヤギが、
着急的山羊,
「おーい、キツネくん。約束が違うよ。早くぼくを引っ張り上げてくれよ」
喂,狐君,这和说好的不一样,快点把我给拉上去呀
「へっへっへっ、ヤギさん。きみがそのあごひげの数ぐらいたくさんの知恵があれば、上がり方も考えずに井戸の底に降りたりはしなかったろうにねえ」
嘿嘿嘿,山羊兄,你有如同你那个胡子一般的智慧的话,就不会也不考虑上来的方法就往井里下了。
何かをする前には、まず後の事を考えないといけないというお話しでした。
做什么事情之前,首先得考虑事件发展的后续,如是的一个故事。
おしまい
结束
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