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福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 九月
子ヤギと笛を吹くオオカミ
小山羊与吹笛狼
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
一匹の子ヤギが仲間に置いてきぼりにされていた所を、オオカミに見つかって追い駆けられました。
一只小山羊被同伴给丢在一边,给狼发现了追了过来。
逃げながら、子ヤギはオオカミの方に振り向いて言いました。
小山羊一边跑,一边转向狼说,
「ぼくが、あなたに食べられてしまう事は知っています。
我知道,自己会被你吃掉。
でも、ただ食い殺されてしまうのは、あんまりなさけないから、せめて死ぬ前に、あなたが笛を吹いて、踊りを踊らせてくれませんか?」
但是,就这么吃掉的话,也太丢脸了,至少死之前,你吹着笛子让我跳段舞怎么样?
そこでオオカミは笛を吹いて、子ヤギを踊らせてやりました。
因此狼吹起笛子,让小山羊跳起了舞来。
ところがイヌたちが笛の音を聞きつけて、集まってきました。
可是狗们听到了笛声,集合了过来。
オオカミは、あわてて逃げながら言いました。
狼,慌忙的边逃边说。
「おれがバカだったんだ。肉屋のくせに音楽家の真似をしたからいけないんだ」
我真是个笨蛋,明明是肉贩,装什么音乐家。
この様に、今やらなければいけない事を忘れて他の事をすると、せっかく手に入れた物を失う事になりますよ。
像这样的,把现今不做不行的事给忘掉,去做其他的事,好不容易入手的东西就会变得失去。
おしまい
结束
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