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福娘童話集 > イソップ童話(伊索童话) > 十月
王さまを欲しがるカエル
青蛙求王
にほんご(日语) ・ちゅうごくご(中文) ・日语&中文
自分たちの所に王さまがいないのを悲しんでいたカエルが、ゼウスの神の所へお使いを出して、
自己的领地没有大王而悲伤的青蛙,派出使者去宙斯神那里。
「王さまを下さい」
请给予一个王
と、頼みました。
如是,请求。
ゼウスはカエルたちがバカなのを見て、沼の中に木ぎれを落としました。
宙斯把青蛙当傻瓜,往沼泽里扔了一块烂木头。
カエルたちは始め、その音に驚いて沼の底に潜りました。
青蛙们一开始,被那个声音惊到了,潜入池塘底。
けれど、いくらたってもその木ぎれが動かないものですから、浮き上がって来てそれをバカにして、その上に乗って座っていました。
但是,不管怎么说,烂木头是不会动的,浮上来的青蛙把木头当傻瓜,坐了上去。
そんな王さまを持っては肩身が狭いと思ったので、カエルたちはもう一度、ゼウスの所にやって来て、王さまを取り替えて下さいと頼みました。
有那样的王也太丢脸了,青蛙们再一次,来到了宙斯那,请求换一个王。
はじめの王さまは、あんまりぐずだというのです。
第一个王实在是太蠢了。
するとゼウスはカエルたちに腹を立てて、今度はヒドラという大蛇を寄こしたので、カエルはみんな飲まれてしまいました。
于是宙斯生气了,这次给送过去一条叫海德拉的大蛇,把青蛙们全部一口给吞了。
たとえぐずでも悪くない王さまの方が、たとえ優秀でもひどい王さまよりは、まだましです。
假使是迟钝但是不坏的王,也比优秀而残酷的王要好。
おしまい
结束
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